テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2017年度のテーマは「放送・報道における日本語表現の研究」です。

最終日の今日は・・・ 2006-09-03

一度に二つの記事をお送りします。
(一方が昨日のぶんであることは内緒です・・・)

最初にお詫びと訂正です。これまで
スーパーJチャンネルの放送時間を≪番組データ≫のほうで
「17:54~19:00(地域によっては18:17まで)」としていましたが、
16:54からの誤りです。記事本文と照らし合わせれば、間違いがあるのは明白。それなのに・・・全然気がつきませんでした。お恥ずかしい。
後で該当部分を全て修正しておきます。


さて、9/2(土)のスーパーJチャンネルについて書きます。
スーパーJチャンネルは土日のみ番組構成が大きく異なり、
放送時間は基本的に17:30~18:00。
キャスターも山口豊さんと村上祐子さんに代わります。お二人は、
平日担当の小宮悦子さん・坪井直樹さん が夏休みの時などに、
平日でもキャスターを務めることがあります。

さらに土日版では、平日版だと無くなってしまった番組OPが
しっかり残っているなど、なにかと見所(?)があったりします。
なぜ平日と土日で構成が違うのかについては、
あいにく僕は詳しい事情を知らないのですが・・・。


この日のニュースでは、とても面白い話題がありました。
福岡県二丈町の公民館で、マネキン泥棒未遂事件があったそうです。
容疑者は公民館に二階から侵入し、一階のマネキンを狙った。

動機はなんと、そのマネキンに「一目惚れしたから」。
ところがいざ盗もうとすると思いのほか重く、
しかも「近くで見ると不気味だった」ことから犯行を躊躇。報せを
受け駆けつけた警察官に、建造物侵入の現行犯で逮捕された。

もうね、ア ホかと。

まあ確かに綺麗なマネキンでしたよ。てか近くで見ると、って
マネキンに失礼ですよね。
それに一階から普通に入れば良かったんじゃ。
・・・そういう問題ではないか。

ちなみに事件が起きたのは8/29。
ちょっと報道するのが遅い気もしますが、いつ報道しようが
関係無いくらい、笑える事件ということなのでしょう。

個人的には、バラエティー番組のネタにしたほうが良いという
気もしましたが。ニュースで扱える内容は意外と広いのですね。
まあこの事件、マネキンを盗もうとしたなら立派な犯罪ですし。


【村瀬 一路】

コメント

土日のニュース番組の傾向

今までいろいろコメントつけていただいてた村瀬さんに何かコメントしたいと思っておりましたが、やっと実現しました。
 土日のニュースほど、平日ニュースのリニューアルに比べて代わり映えしないものも珍しいです。「単に平日に合わせて名前を変えただけじゃねーか!」とツッコミ入れたくなる番組が大半です。
 土日のスーパーJもご多分に漏れません。以前、平日が「ニュースレーダー」だった頃、土曜が平日と同様の時間帯だったこと、日曜が「ニュースレーダー」と「スポーツレーダー」とに分かれてたのが後に統一されたこと、一時土曜が「鳥越・畑 ザ・スクープ」に内包されてたことが目を引く程度で、あとは全くといっていいほど変わってません。たぶん土日のニュース番組にはあまり人員も予算も割けないのでしょう。報道特集やバンキシャ(おそらく字幕放送の部分だけがニュース番組であとは情報番組扱)のように局やネットワークの意向でそうでない番組もありますが。
 土日は余裕のある番組なら、ローカル枠の前にヒマネタを入れる傾向があるような気がします。いざというときにはその枠をつぶせばいいからです。今回のマネキン泥棒の話もその類でしょうね。

かじかさん、コメントありがとうございます。

この内容なら、恐らくかじかさんが何か知っているだろうなという
読みがありましたw  コメント、感謝致します。

>たぶん土日のニュース番組には
>あまり人員も予算も割けないのでしょう。
個人的には、キャスターとスタジオの様子が違うだけでも
けっこう新鮮であったりします。とは言え、平日版より
番組制作に手間がかかって無さそうなのは明らか。
やはり、時間や金をかけられない、というのが理由でしょうか。
なにか残念ですw

>今回のマネキン泥棒の話もその類でしょうね。
ええ。まさにそんな感じでした。ヒマな事件です。

・・・自分にも、フィギュアを集める趣味ならあるので、
あんまり笑えなかったりするんですが。
もちろん、僕はちゃんと店で買ってますよ!(苦笑

かつてのテレビ朝日は

どわっはっは! そうきましたか。ちなみに私の部屋と自家用車には、なんと増田ジゴロゥと白井ヴィンセントとが一体ずつ同居してます。知っている人は知ってると思いますが恐ろしい組み合わせです。そういえばあの局、こないだニュース直前に震度4に見舞われたはずだけど、ちゃんと報じたろうか・・・(と無理やりここの話題に戻す)
 ちなみにテレビ朝日はかつてはある意味ユニークな局で、私が小学生の頃は(って殆ど見てませんでしたが)、まだ朝日新聞在籍だった筑紫哲也さんが「こちらデスク」という番組(報道に近い情報番組?)をやってました。ウィキペディアにもあるように「中日ニュース」「東京新聞ニュース」と同じ音楽なので(厳密にいうと「デスク」には電子音の効果音入り)、東海人としては「ん?」と思うところがありましたが。なお当時はNHKで「600こちら情報部」という番組もあり、「NHKの続きか?」とツッコミ入れたい気もしたものです。
 またこれもウィキには載ってますけど、「デスク」の直前にニュースのパクリの「夕刊タモリ」というバラエティもあったんです。「夕刊」という字が「タモリ」に分裂するオープニングでサブタイトルがYou can Tamoriだったんですよ。今でいうと「タモリ倶楽部」の「空耳アワー」のドラマロケを室内でやったような時事ネタで、タモリが淡々と進行してたのが逆に面白かったんですけどね。
 今はなんか洒脱な番組が少なくなりました。

番組OPって何?

番組OPって何?

なぜ土日ニュースは平日と違うか

> やはり、時間や金をかけられない、というのが理由でしょうか。【村瀬一路さん】

いや、見てもらえるなら、テレビ局は土日だって時間もカネもかけると思う。実際、スポーツ中継もドラマも、土日だって時間もカネもかけている。だから、土日のニュースに人・時間・カネをかけない最大の理由は、「見てもらえない」ことだと思う。

では、なぜ「見てもらえない」(とテレビ局が思っている)かといえば、視聴者の動き方・生活の仕方・くつろぎ方などが平日とは違っているから。だから、「平日のようには」、見てもらえない。

たとえば、日曜朝は起きるのが遅い。仕事はしない(ビジネスマン向け情報は不要だ)。みんな仕事以外のことを考えたい。昼間は遊びに出かけている。夜はゆっくりテレビを見る。土曜は深夜まで起きている。……などなど。

それに合わせて番組も作る。だから、平日とニュース番組の並びが違う。そうじゃないですか? 土日だって突発的な大事故が起これば、すぐニュース特番をやると思うね(時間とカネがニュースをやらない理由なら、ニュース特番もできない。だが、できるし、やる)。それを見てもらえると思えば、だけどね。

もちろん、テレビ局の連中も土日は休みたいという理由が、まったくないとはいわない。でも、誰だって土日は休みたいが、ものすごく儲かると思えば働くに決まってる。ディズニーランドだって、土日むけにやってる。テレビだって儲かると思えば、土日むけのものをやるわけだ。

> なぜ平日と土日で構成が違うのかについては、 あいにく僕は詳しい事情を知らないのですが・・・。【村瀬一路さん】

と終わりにしないで、立ち止まって、あれこれ考えて事情を推理してほしいと思いますねえ。

時間帯とつくりと視聴率と

坂本先生
 そういえば日曜でも午前には、ニュースではないものの、報道に近い情報番組が軒並み並んでますね。サンデージャポンが顕著な例だと思いますけど、見てもらえる(=スポンサーに売れる)つくりにしてます。
 あと以前、JNNが朝の「おはようニュース&スポーツ」を、一時土日のみ7:30開始に設定していたのを思い出しました。土日の朝というと報道やそれに近い番組はできるだけ早朝に追いやるのがパターンになっている中、とても新鮮な編成でした。この番組はニュースでもわりと視聴者にフレンドリーな作りになってたと思いますけど、それでも前後の編成をみると、遅く起きる視聴者にニュースを合わせようとした試みは勇気あると思います。
 土日はニュースがあまりないというのは「時間帯とつくりと視聴率」によるのでしょう。そもそもストレートニュースは少ないですし。フジ系「ニュースバスターズ」は撤退してますし、TXNの夕方のニュースも結局軒並み縮小しました。後者は一時期有名人をキャスターに据えており、特に桂三枝はたぶん「笑点→日曜夕刊」の流れを変えようと起用されたのでしょうけれど。

 余談ですが、この掲示板に出入りしてる人ってみんな「saku saku」見てないのでしょうか。

このブログに出入りしている人

> この掲示板に出入りしてる人ってみんな「saku saku」見てないのでしょうか。【かじかさん】

このブログに出入りしている人、ですか?

結構見ている人はいて、先日も「放送レポート」編集長と食事したら、「何度か見た。ああいう(このブログでやっているような)分析は、自分も大学(立教と明治学院大といったかな)でやる」といってました。

日大でも「自分の学生はみんな見ている」という助教授がいた。だから、「『見たぞ』くらい書き込んでくれ」といったのですがね。

では、学生はどうかというと、近頃の大学生というのはテレビを見ないのです。このブログでも、「生まれて初めて、こんなに一生懸命テレビを見た」とかいう学生が、何人かいたでしょう。いろいろ聞いて見ると、放送学科の学生が、別にテレビをよく見るとか、テレビが好きというわけでもないらしい。

見てないから、あまり意見もないのだろうと思いますね。放送学科OG が何人か出入りしてますが、彼女たちの意見はどうかな?

推理するのは難しかったです・・・

>坂本先生
>立ち止まって、あれこれ考えて事情を推理してほしいと思いますねえ。
そうですね・・・頑張って考えることも必要でした。反省します。

>番組OPって何?
あ、オープニングの略称ですよ。分かりにくかったでしょうか・・・。
番組開始前にCG映像が始まり、CGの最後には
タイトルが表示され・・・という、いわゆるオープニングが、
平日版のJチャンネルだと一切無いのです。

>放送学科の学生が、別にテレビをよく見るとか、
>テレビが好きというわけでもないらしい。
僕もまさに、その例に当てはまる学生ですね。
小学生の頃は一日中テレビをつけていることもありましたが・・・
僕はアナウンスの学習目当てで放送学科に入りました。

>かじかさん
増田ジゴロゥも白井ヴィンセントもsaku sakuのキャラですよね。
・・・そこまでしか知らないです。僕は見ていないものでして・・・
冗談抜きで、今はスーパーJチャンネルくらいしか見ていません。

思考レス社会への迎合

坂本先生
 ご返事ありがとうございます。掲示板ではなくてブログですよね。間違えました。申し訳ございません。
 テレビを見ないということは、都会にはよくありがちですがテレビ以外に楽しいことが多いからでしょうか。それだけならまだいいのですが、世の中に関心がなかったり、ニュースをインターネットで済ませてたりするのでしょうか。関心がないのは有権者やその予備軍として論外ですが、ネットで済ますのも困ったものです。以前、最初にそう聞いたときは悪い冗談かと思えてなりませんでした。
 なぜかと申しますと、以前も少し申したとおり、ホームページで見るニュースというのは、項目が興味本位であるか、単に時系列となっているか、どちらかだからです。あれでは各項目の重要度など分かりません。テレビ報道もネットに近くなりつつありますがまだマシで、各ニュース時間毎(最近は一日単位)で重要なものは伝える、という姿勢を完全に崩すには至っていません。もっとも情報量においても、締切毎に網羅する姿勢でも新聞には負けますが、最近の学生さんは新聞も購読しないそうですから同じことでしょう。
 日本人はもともと「長いものには巻かれろ」「寄らば大樹の陰」で、その意味で自分の頭で考えないとよくいわれますが、学生がそういう傾向に拍車がかかっているようにみえるのは私だけでしょうか。だとすれば原因の一端に「ニュースをネットで済ます」にありそうな気がします。「どうせ長いものに巻かれなければ就職で採用されないんだから」とでも考えているのでしょうか。実は私もそう思ってました。私はバブル期の最後の学生でしたが、「もしかして今年就職を逃すと来年は大変なことになるかも」というプレッシャーが学生全体を覆っていたうえ、自分のそれまでの環境からそう思うところがあったのです。大学で自分らしさの大切さに気づいたにもかかわらず。しかし社会に出てみると、「長いものには巻かれろ」になってるからこそ、自分の頭で思考することがますます大事に思えます。早い時期に思考を放棄するとなかなか取り戻せません。今後が心配です。

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●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)