テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2017年度のテーマは「放送・報道における日本語表現の研究」です。

目線、姿勢の使い方 2006-08-25

更新が遅くなり、申し訳ありません。日付を変更してあります。



 本日のTBS「NEWS23」では筑紫録でハードル選手為末 大さんとの対談が放送されました。

 筑紫さんと為末選手が並んでいる映像を見て、ふっと浮かんできたのが月曜日に見た、筑紫さんと麻生外務大臣の対談の映像。


 話す内容が180度違うこともあり、同じ対談でも全く雰囲気が違いました。


 麻生大臣とは、スタジオ収録で正面で向かい合って座り、後ろには小泉首相の靖国参拝の映像等が終始流れていました。
 カメラのサイズもバストサイズにほぼ固定され、麻生大臣の顔を正面から映す映像が多く、とても目力を感じる、なにやらカツカツした印象を受けました。(VTRよりはるかに表情は優しくなっていたのですが)


 為末選手とは、彼が練習を行っている法政大学のトラック内にパイプ椅子を置き、二人が少し向き合うような形で座っていました。
 カメラも為末選手の目線に合わせるものではなく、“ラフな対談”を感じられました。




 ここで気付いたのが、テレビ番組での「目線」と「姿勢」のあり方。
多くの報道番組では、アナウンサーがカメラにめんと向かって立ち(座り)、まっすぐに視聴者に向けて喋る場合が多いです。
 しかし、情報番組や今回視聴した「NEWS23」はスタジオの机の配置などがゆるい楕円形になり、出演者がお互いも話が出来るような体勢になっています。


 私たちは、普段生活している中で、面と向かって話す場合は大抵“重要な事”を話すことが多いと思われます。
 “人と話をするときは目をみること”昔、親によく注意されました。
その方が誠意が伝わるからです。


 視聴者は、テレビを見る時に決して真正面から集中してみているとは限りません。むしろ“ながらテレビ”が大半です。私もそこまでテレビを集中してみているわけではない方です。
 しかし、ちょっとチャンネルを変えた時に映っている画面の人物が正面ウエストショットぐらいだと、すぐに「ニュースだ」と分かる自分がいました。


 テレビ番組での人の目線や姿勢、あまり気にならないかもしれませんが、気をつけてみると微妙な使い分けがあるのだという事が分かりました。微妙な心理の問題だと思いますが、やはり“プロの仕事”だという事を再認識しました。


≪番組データ≫
番組名:筑紫哲也 NEWS23
放送局:東京放送(TBS)
放送日時:23:30~23:34
キャスター:筑紫哲也、佐古忠彦、久保田智子

コメント

国益

「郵政は民営化する」
何度言ったら分かるんですかねーと以前、小泉は何度もバカの一つ覚えに言っていた。
結果、日本を破壊する抵抗勢力らを自民からの追い出しに成功し、国益を上げた。
今回の靖国参拝前も、
「一つの問題が気に入らないからといって、首脳会談を行わないのはおかしい」と、バカの一つ覚えに言っていた。マスコミも誰もこのことを解説していないので、一言言いたい。
中国と韓国はたった一つの些細な事で気に入らないと、好き勝手に振舞いたがる悪癖があるという事を、総理自ら証明して見せた、というこだ。
日本企業が中国に大挙進出しているが、現地の工場や店舗、ノウハウはすべて、些細な事に因縁をつけ、いずれ全て没収される日が来るだろう。何しろ一つの事が気に入らなければ、話しさえしないというのだから。
人権蹂躙天国の独裁国家・中国なら当然のことである。ドイツのリニア技術はすでに中国で盗まれ、ドイツは怒っている。

いいところに気づいた。もっと分析を!

テレビ番組での人の目線や姿勢、(略)気をつけてみると微妙な使い分けがあるのだ【高谷絵理さん】

いいところに気づいた。もっと分析してください。

テレビ制作者はどういう内容のとき、どういう視線・目線のアングルを選ぶのか。

選び方によって、ゲストの説得力が増減するのだとしたら、制作者がゲストの話の伝わり方を左右できることになる。そのようなことを、制作者は自覚的にしているのかどうか。

あまり研究された例を知らないが、たいへん重要なテーマです。

あまり説得力が無い気が・・・。

確かに、筑紫哲也の離している時の目線と一般的なニュースキャスターの目線は違うと思います。
特に、筑紫さんは人の目を見て話したり、時には目線を外したりして人間味が溢れる対談の仕方をしていると思います。

しかし目線だけではなく、言葉の喋り方の抑揚なども+aすると思います。筑紫さんの場合は目線に温かみを感じますが、同時に言葉に感情がこもっていない気がします。言うなれば、台本を棒読みしているような・・・。それが筑紫さんの喋り方なのかもしれませんが、逆に説得力をなくしている気がします。時より目線を外したりする事で、喋り方がマイナスに動く事もあると思います。

コメントありがとうございます。

>日本企業が中国に大挙進出しているが、現地の工場や店舗、ノウハウは=中略=何しろ一つの事が気に入らなければ、話しさえしないというのだから。
【なかた さん】

日本は知識を提供し、中国は人材を提供する・・・この関係が近いうちに崩れるという事でしょうか。本当にそうなったのならば、日本は本当に情けない国に思えてしまいます。


>テレビ制作者はどういう内容のとき、どういう視線・目線のアングルを選ぶのか=中略=あまり研究された例を知らないが、たいへん重要なテーマです。
【坂本先生】

すみません、調べて最終日のブログで取り上げようとしたのですが、坂本先生も仰るとおり資料が本当に少ないので1日では仕上げることが出来ませんでした。しかし、時間をかけて調べたいテーマだと考えます。


>筑紫さんの場合は目線に温かみを感じますが、同時に言葉に感情がこもっていない気がします。言うなれば、台本を棒読みしているような・・・。
【森 智徒勢さん】

 なんでしょう、あれが筑紫さんの喋り方だと言われれば確かにそれで終わりですよね。あれも意図的に何かを発しているとするならば話は別だと思いますが・・・どうなのでしょう。

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●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)