テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2017年度のテーマは「放送・報道における日本語表現の研究」です。

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続・にぎやか過ぎる画面 2006-08-24

本日も更新が遅くなり、申し訳ありません。
今回も「テロップ」について記事を書きたいと思います。


まず、同時間帯に放送された各局(ニュース番組を放送していなかった教育テレビ、テレビ東京を除く)のテロップを比較。



NHK・・・「おはよう日本」
画面左上:時刻テロップ( )、お天気ループ()
画面右上:ある程度装飾されたトピックス
画面脇(縦書):VTR中、出演者の説明テロップ


日本テレビ・・・「スッキリ!!」
画面左上:時刻テロップ()、お天気ループ()
画面右上下:ある程度装飾されたトピックス
画面脇(縦書):スタジオ以外の出演者説明テロップ


TBS・・・「みのもんたの朝ズバッ!」
画面左上:時刻テロップ()、お天気ループ(カラー)
画面右上(右下):ある程度装飾されたトピックス
画面脇(縦書):スタジオ以外の出演者説明テロップ


フジテレビ・・・「とくダネ!」
画面左上:時刻テロップ()
画面右上(右上):ある程度装飾されたトピックス
画面脇(縦書):スタジオ以外の出演者説明テロップ


テレビ朝日・・・「スーパーモーニング」
画面左上:時刻テロップ()
画面右上:ある程度装飾されたトピックス
画面脇(縦書):スタジオ以外の出演者説明テロップ


*比較時刻(朝7:50~8:30)
*()内は文字の基本色。



静止画が貼れないので、見難いですが文字のみの説明になります。
この時間帯ですと、TBSテレビの「みのもんたの朝ズバッ!」のテロップが1番にぎやかでした。時刻表示は赤色の立体型ですし、お天気ループも色使いがとてもカラフルでした。
 この件に関しては、後ほどTBSに質問してみたいと思います。



 朝の時間帯はニュース量がとても多いですし、リアルタイムで内容が変わっていきますので、画面の移り変わりはとても激しいです。(テロップは既に作られたものですが)
 基本、どの局もテロップの内容(時刻、天気、トピック等)は変わりませんが、トピックの中に番組タイトルのモチーフを入れたり、デザイン性重視の番組が目立ちました。


 これを、『見やすい』と言っていいものか・・・


 「便利性」よりも「デザイン性」を全面に押し出しているような気がしました。やはりチャンネルを変える際に、目立ったほうが良いという事でしょうか。

 少しの間、消音にして各局の番組を見ましたが、見慣れていないせいもあり、内容把握がとても困難です。
 聴覚障害者の方のために“字幕放送”というものがありますが、テロップを障害者の方達のために使用していると言うのならば、もっと多くの番組で字幕放送の実施を行うべきだと考えます。

コメント

障害者の立場から見ると

私の叔母と叔父は両方聴覚障害者なんですが、やはり手話ニュースをよく見ています。2人の場合は難聴なので、完全に聞こえないわけではないんですが、手話やテロップ、字幕が流れる番組を好みます。手話ニュースの場合は、内容がどうしても表面的・端的になりがちだし、普通のニュース番組だと画面に出ているテロップだけでは細かい内容やコメントまでは分かりにくい。読唇術を習ってない人にとっては、全く不親切なニュースばかりが日本では流れてることになりますよね。

海外の場合、ニュースだけでなくほぼ全ての番組で、出演者の発言やナレーションなどがオンタイムで字幕が流れるのを見たことがありますが、(私が見たのはアメリカとブラジル)日本でもそのような字幕放送をつけるべきだと思います。副音声が選べるように字幕もつけれるオプションがあればいいのではないかと。

報道ってやっぱり誰に対しても同じ質・量の内容であるべきなのになぁ、と残念に思います。

メジャーはダメ

山口さん、CSやBSだとそういう形の字幕が標準装備でついてるようです。地上波アナログだとアダプターが要りますけど。
 そうそう、「目で聴くテレビ」もよろしく。

先ほどは障害者の立場から考えてみましたが、デザイン性・便利性のほうを考えてみました。

>確かに、ニュースや報道などの番組以外のテロップはほとんどが強調のために使われているような気もします。

でもやはり、なくなっては不便になるものですよね。
チャンネルをザッピングする時に自分の知りたいテーマ内容が放送されてるのが分かれば、視聴者は見てくれますし、民放だけでなくNHKも分かりやすさを重視しているのはいいと私は思います。

デザイン性も、それぞれの局や番組の個性を出すためにはどんどん使っていいと思うのですが。テロップも結局は制作者のセンスが現れる所ですし、視聴者それぞれが好きなセンスの番組を選ぶには1つの材料としてあっていいのでは、と思います。
まあ、見ていて画面がうるさすぎるからチャンネル変えることは私もよくありますが。。。

地上波は健常者向け!?

先ほどのコメントにタイトルをつけ忘れていました。すみません。

>かじかさん
コメントありがとうございます。さっそく「目で聴くテレビ」のHP見てみました。
地上波では京都テレビ、テレビ埼玉、テレビ神奈川、三重テレビだけなんですね。もっと普及したら、もっと親切な報道になるのになぁ、と思いました。CS受信機をわざわざ購入するとか、煩わしいでしょうし。

コメントありがとうございます。

>報道ってやっぱり誰に対しても同じ質・量の内容であるべきなのになぁ、と残念に思います。
【山口絵理花さん】

確かに、誰に対しても平等かと聞かれると決してはいとは言えませんね。日本は、まだまだ遅れているという事でしょうか・・・。

現状はそうでしょうが

>山口さん
ご指摘はけっこう奥が深いですよ。テレビが始まって53年(皆さんの年齢のたった2.5倍前後)になりますが、始まって6年ほどでVHFアンテナを含めた受信装置がすっかり普及し、そして関東以外では始まって20年くらいですっかりUHFアンテナも普及しました。
 このことは、視聴者がその気になりさえすれば受信装置はいとも簡単に普及することを物語っています。その意味で私は、「いま地上波がメジャーだから、今後も地上波はメジャーであり続ける」と簡単に思わないことにしています。むしろ私なんて、だいたいの時間を全国放送に費やしている今の地上波なんて「BSがなかった時代の名残り」だと思ってます。仮にですけど、NHKが衛星受信料を地上波カラーと同額に引き下げ、家電メーカー連合か政府がBSアンテナをバラ撒けば、すぐにでも地上波は崩壊する可能性がありますよ。べつに私はBSアンテナをばらまけとは申しませんが、今のメジャーな地上波のあり方なんてBSでこそふさわしいと思ってます。
 現状では確かにおっしゃる通りではありますが、放送の世界に限らず、常識を鵜呑みにしないことは大切です。大学というのは研究する場である以上、もともとこれは当然の前提であるはずなんですが、昨今ではすっかり「社会に出て役に立つ」ことを学ぶのが当然になってしまいました。むろんそれは大学が世間の目を気にした結果でもあり、私学の経営上の要請でもあるのですが、それで様々な批評に耐えうるという意味での客観「的」研究を阻んでいるのだとしたら自縄自縛もいいところです。

>かじかさん

コメントありがとうございます。

>放送の世界に限らず、常識を鵜呑みにしないことは大切です。

なるほど・・・。としばらく考えさせられました。この授業を始めてから、
ブログで報道を考える意味が分かった気がします。私たちだけじゃなくて、一般の視聴者も疑問に思っているのにまだまだ常識とされていることがもっとあるかもしれませんね。






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●このブログは、日本大学藝術学部(日芸またはNGと略)放送学科の授業の一環として設置しています。学外の方も自由に閲覧やコメントしていただけます。学生らの活動を厳しく、ただし温かく見守っていただければ幸いです。学生には「ブログ炎上も授業のうち」といってあります。

●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)
 

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