テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2017年度のテーマは「放送・報道における日本語表現の研究」です。

にぎやか過ぎる画面 2006-08-22

 最近、報道番組でも画面がにぎやかになったと思いませんか?


朝のニュース番組では、
 左上に天気予報と時刻
 右上にサブタイトル的な状況説明のテロップ
 下3分の1に字幕テロップ



ひどい時は、TVの半分をテロップが占めている時があります。
私たちは、一体何を見せられているのでしょうか?映像?テロップ?
テロップの定義について、ネットを使って調べてみました。



テロップの定義
① 番組内容と視聴者の間にテロップ制作者が介在する二次的伝達状況
② 番組内容に対するテロップ制作者の思考を表示する言語の解釈的使用の例
③ 視聴者の聴覚刺激と視覚刺激の関係を利用した伝達行為
<出典:塩田英子「文字テロップと推論モデル」



しかし、送り手が一体何を伝えたいのか、分からなくなる時がしばしばあります。
最近では、テロップを全く使用しない番組を見るほうが困難かもしれません。

確かに、わかりやすい表現だとは思います。
天気予報などは、すぐに見たいときは便利ですし。
しかし、いくらなんでも、ごちゃごちゃしていませんか。

いくら自分達で情報の取捨選択をするようにしても、画面までは操作できません。
日本のテロップ多様放送は見直すべきだと思います。

コメント

テロップの役割

>自分達で情報の取捨選択をするようにしても、画面までは操作できません。
アナログ放送が終了する頃には、
もう少し画面の様子も変わっていると良いのですけどね。

>しかし、送り手が一体何を伝えたいのか、
>分からなくなる時がしばしばあります。
分からなくなるとは?
時刻と、天気予報と、今のニュース。

テロップに関して見にくいと感じたことはありますけど、
分かりにくいと感じたことは無いですね、俺は。
番組を途中から視聴したときに話題が分かりやすいし、
耳が不自由な方にとっても便利だと思います。

多用しすぎというきらいがあるのは認めますけど。

みなさんのブログを楽しみに読んでいる一人で
勉強させていただいています。

テロップを使用するにあたり、やはり過剰な面は
否めないですね。番組ごとにどのようにテロップを
出すかというのを考えてほしいですが、
視聴者に与えるインパクトの大きさなどもあるのでしょうね。

耳の不自由な人達にとって文字放送がありますが、
テロップとはまったく違うもので
むしろ番組のテロップを見てもかえってわかりにくく
なることもあると思います。

TPO

その前に、報道番組とは何か定義したほうがいいと思います。報道番組でなく単なる情報番組だったら、許される範疇に分類されてしまうかもしれませんので。
 テロップは、今のような使い方を最初にしたのは「探偵!ナイトスクープ」だといわれています。ただ今のように頻繁に使うのではなかったのですが、真似たほうが頻繁というか過剰に使うようになってしまったんですね。隅の字幕は今やNHKの基幹ニュースでも使うようになってしまいました。でも途中から見た人には確かに便利です。
 左上でチャカチャカ変わっている天気予報は「お天気ループ」といいますが、これはテレビ東京が使ったのが最初のようです。TXはMXテレビの101回天気予報を真似たのか、一時期番組に「ウェザーブレイク」をネットごとくっつけてた局でもあります。しかしお天気ループは今やどの地方へ行っても見られますよね。村瀬さんがおっしゃるように、完全にデジタル化されれば自分で取捨選択して見られるようにすることも可能かと思いますが・・・。地方局にとっては「常に自前の情報出してます」って自己満足かも。
 もうひとつ、時刻表示。以前は興和フォントとよばれる、白いシンプルなものしか見られませんでしたが(但しCBCは左下に出したりしてました)、今はカラフルでフォントも局や時間帯によって様々です。これは進化なのか退廃なのか・・・。参考書でもカラフルなのよりシンプルなほうがいいって言い切る人もいますし。

コメントありがとうございます。

>分からなくなるとは?
>時刻と、天気予報と、今のニュース。
【村瀬一路さん】

 「分からなくなる」というのは少し違った表現だったかもしれません。上手く説明できないのですが、当初は村瀬さんが言ったように障害者向けに始めた報道テロップなはずなのに、NHKでさえ無意味に特殊効果つきのテロップを使用していたので、その本意が「分からない」という結論に行き着いたのだと思います。


>視聴者に与えるインパクトの大きさなどもあるのでしょうね。
【ヴィーナスさん】

 確かに、ニュースや報道などの番組以外のテロップはほとんどが強調のために使われているような気もします。
 文字放送がテロップとは違うと言うのも、少し不思議な気もします(苦笑)


>報道番組とは何か定義したほうがいいと思います。報道番組でなく単なる情報番組だったら、許される範疇に分類されてしまうかもしれませんので。
【かじか さん】

 そうですね、情報番組はバラエティ色が強そうなのである程度許されてしまいそうな気もします。私が見たのはNHKの「ニュース おはよう日本」の5時半~7時くらいまで続く番組内です。
 途中から見た人にとっては、テロップでの説明はありがたいものだと思いますが、当初の目的とは違うのではないか?と若干疑ってしまいます。

脱線

 ウチの父は64歳NHK大好き人間ですが、夜8時45分になると、それまで見ていた総合をわざわざ教育に変えて「手話ニュース」観てます。

 手話通訳者が手話をしながら、話すテンポもゆったりと間を置いてニュースを伝えます。通訳者が映らないニュース映像に切り替わると、でかいテロップ(全ふりがな付き)が映像をフォローします。でかすぎるテロップが、時折素材映像を隠してしまうところが惜しい。

 ニュースの掘り下げという面では分が悪いものの、その日あった出来事をわかりやすく伝える点に関しては、「手話ニュース」は優秀。耳の不自由な人向けの放送が、結果として受け手にとってのバリアフリーを広く実践しているのだなあ、と思いました。

 映像の情報量は膨大ですが、そこに言葉で意味づけをしなければ、なんのことやらわからない。報道に関しては、テロップで情報を補強することは、むしろありがたいことだと、わたしは考えます。

余談ですが、朝急いでいるときに限って、自分の見たい地域の天気がなかなか映らないってこと、ありませんか? > 左上の天気予報

コメントありがとうございます。

>余談ですが、朝急いでいるときに限って、自分の見たい地域の天気がなかなか映らないってこと、ありませんか? > 左上の天気予報
【1484@H7卒 さん】

すみません、余談なのに思わず頷いてしまいました(苦笑)
“情報の補強としてのテロップ”なら良いと思うのですが、変に誇張したり、必要以上にデザイン重視されているような印象を受けると、すこし歯痒い気にもなります。これはこの記事を書いている時の私だけかもしれませんが。

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●このブログは、日本大学藝術学部(日芸またはNGと略)放送学科の授業の一環として設置しています。学外の方も自由に閲覧やコメントしていただけます。学生らの活動を厳しく、ただし温かく見守っていただければ幸いです。学生には「ブログ炎上も授業のうち」といってあります。

●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)