テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2017年度のテーマは「放送・報道における日本語表現の研究」です。

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ニュースキャスターとアナウンサー 2006-08-21

(0時を過ぎていますが、日時を変更して書いています。申し訳ありません)


08月21日から1週間ブログを担当します高谷絵理です。
よろしくお願い致します。

初日なので、とりあえず番組を1つに絞って見る事にしました。

TBS「筑紫哲也 NEWS23」

主な内容
冒頭 甲子園決勝 早稲田実業VS駒大苫小牧(03'00)
   スタジオ              (02'00)
 麻生太郎外務大臣 出馬表明特集
   ショートクエッション        (02'00)
   演説~出馬表明VTR        (01'30)
   対談 筑紫氏、麻生氏        (11'00)
 アメリカ・ジョンベネちゃん事件     (01'30)
 平塚・5遺体事件            (02'20)
 ~ C M ~             (02'00)
 北方領土 漁船拿捕事件         (01'20)
 ~ C M ~             (02'00)
 エジプト 列車事故           ( 0'20)
 熊本・水難事故             ( 0'30)
 岩手・民家火事             ( 0'30)
 モスクワ・爆破事故           ( 0'30)
 フレーム切手              ( 0'15)
 ~ C M ~             (02'00)
 [スポーツ] 甲子園           (06'30)
 スタジオ                ( 0'30)
 ~ C M ~             (01'30) 
 [スポーツ] ゴルフ           ( 0'30)
   〃   サッカー          ( 0'20)
   〃   バスケ           ( 0'20)
   〃   ボクシング         ( 0'25)
   〃   世界陸上関連        ( 0'15)
 ~ C M ~             (02'00)
 天気                  (01'10)
 ~ C M ~             (02'00)
 オブジェクション 高校野球       (03'00)
 スタジオ                ( 0'30)
 ~ C M ~             (02'00)
 マンデー プラス            (25'00)
 ~ C M ~             (02'00)
 エンディング シリーズ街        (01'40)


 放送中、番組のメインキャスターである筑紫氏が言葉を発した時間は、麻生氏との対談以外では合計5分もないと思われます。
 解説などはほとんど他のキャスターが行い、彼は滅多に喋りません。今回に限ったことかもしれませんが、時間を計ってみるとそれが露骨に感じられたので、少し違和感を覚えました。

 もちろん、筑紫氏を批判するつもりはありません。彼が発した発言が世間の反感を買ったり、賛同を得ているのも事実です。
 では、ニュースキャスターの役目とは一体なんなのでしょう。

 ニュースキャスター・・・・ニュースの原稿を読むだけでなく、物事を咀嚼して視聴者・聴取者に取って理解し易い様に伝える力も必要とされていている
<出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』>
 アナウンサー・・・・原稿をそのまま読み、視聴者に伝える



 「ニュース23」の場合、放送が深夜に近いので、出演者がわりと自由に談笑しながら番組の進行をしていく・・・という形がオーソドックスだと言えます。視聴者は、ニュースの中身を聞くというよりも、その番組に出ている出演者の話を聞く。
 深夜の時間帯、アナウンサーがただ原稿を淡々と読むのでは、視聴者はすぐに飽きてしまいます(ほぼ報道されたニュースが多いため)。

 しかし、本来報道番組とは主観が入るのを出来るだけ避けなくてはならないはず。面白みがないとしても、やはり報道は客観的に見るものではないのか・・・・と番組を見ながら悩んでしまいました。 


≪番組データ≫
番組名:筑紫哲也 NEWS23
放送局:東京放送(TBS)
放送日時:22:54~23:24
キャスター:筑紫哲也、佐古忠彦、久保田智子



【高谷 絵理】

コメント

多事争論役?

筑紫哲也さんが喋った分数までは考えた事がありませんでした。
5分とは・・・かなり短いですね!筑紫さんの名前が入った番組なのに・・・。
高谷さんが書いてあるものを見て考えれば、むしろ「解説員」とか「ご意見番」みたいな感じに取られても仕方ないですよね。
しかし、報道ステーションやニュースステーションではキャスターが原稿を全部読んでいるかといえば、それも違う気もしますし・・・。
番組は筑紫さんをどういう位置づけで出演させているのでしょうね。

TBSの思惑、筑紫氏の路線

この番組、いま37歳の私がいわゆる大学生だった頃(だって、大学って高校を卒業した人なら何歳でも入れますから)に始まったものですが、筑紫さんは当時、雑誌でいう編集長のような存在でいく、とよくインタビューで答えてました。「君臨すれども統治せず、だ」とも言ってました。とはいえ、かなり筑紫色は出てると思うのですが。
 筑紫さんは長く朝日新聞社に勤めてて、社で実際に雑誌の編集長やって「元気印」のような流行語を生み出してたこともありました。編集長って表に出てこないですけど、どういう路線でいくかを仕切ってますよね・・・。
 ちなみにTBSはかつて「報道のTBS」といわれていたことから(現にJNNがブランドだった時期があります)、早くからニュースステーションへの対抗策を考えており、筑紫さんを22時からのニュースに起用する案もあったのですが、朝日系の人間をTBSで起用するのに抵抗があったこともあり、結局他の人でスタートしました。それが2回連続でコケたので、いよいよ筑紫待望論が強まり、今度はコケないようにと23時スタートになったそうです。とはいえ当初は「WE TRY HARDER」というキャッチフレーズを掲げてました。thanの後に何が来るかはいうまでもないでしょう。もっとも当時いた山陰では、thanの後に来るニュース番組は流れてなかったのですが(こういう地域は多かったはず)。

書き込みありがとうございます。

コメントありがとうございます。


>番組は筑紫さんをどういう位置づけで出演させているのでしょうね。  【森 智徒勢さん】

筑紫さんは、編成作業にも携わっているようです。
なんだか、司会もするプロデューサーみたいですよね。



>筑紫さんは当時、雑誌でいう編集長のような存在でいく、とよくインタビューで答えてました。「君臨すれども統治せず、だ」とも言ってました。とはいえ、かなり筑紫色は出てると思うのですが。【かじか さん】

私もかなり筑紫色が出ていると思います。喋らずとも、どうも出演者が筑紫さんに気を使っているようにみえて仕方が無いのです。



>thanの後に何が来るかはいうまでもないでしょう。【かじか さん】

視聴者が意識しているわけではないのに、情報を送る側が勝手に裏番組を敵視してしまっているのは、なんだか視聴者がかやの外にされているようであまり気分が良くないですね。

強かったステーション

高谷さん、コメントありがとうございます。当時を知る人間として断っておくと、ニュース23が始まった頃はそれくらいニュースステーションの威力はすごかったんですよ。降板騒動が起きるくらいまでは。模型に代表されるようにニュースを分かりやすくしたとか、ニュースがつまんないと思われてたのをひっくり返したとか。関西の視聴率が高かったのはその表れでしょう。ちなみにかつて系列のABCで働いていた岡村黎明さんは、著書『テレビは変わる』(これ、絶版で古くて中高生向けですが面白いエピソードは多いし分かりやすいので皆さん一度読んでみてください)で、NHKで「ニュースセンター9時」が始まってキャスターが親しみやすい口調で話すのを見て、正直しまったと思ったそうです。民放こそそういう番組をやるべきだった、と。朝日系は在阪局の発言力が強い系列として有名ですが、ABCはニュースステーションで借りを返したつもりかも。
 ともかくニュースステーションは評判がよく、他局も打倒ニュースステーションを何度も試みました。まして報道のTBSが立ち上がらないわけありません。朝日新聞系の人間まで引っ張り出したのですし。

どういう意味?

> しかし、本来報道番組とは主観が入るのを出来るだけ避けなくてはならないはず。面白みがないとしても、やはり報道は客観的に見るものではないのか【高谷 絵理さん】

「本来報道番組とは主観が入るのを出来るだけ避けなくてはならない」って、どういう意味ですか? 高谷さんは、「テレビ報道を考える!!」ブログを主観的に書いているのでしょう(まさか、主観が入るのをできるだけ避けようとはしていないでしょう)。なんでテレビ報道番組は主観をなるべく排除しなければいけないの?

「やはり報道は客観的に見るもの」って視聴者が? 全然そんなことない、視聴者は主観的に勝手きままに見るもんだと思いますが。ある人は、筑紫ってもうじいさんで何かモゴモゴいってるねと主観的に見る。別の人は、このおじさん格好いいわあと主観的に見る。違います? それとも「報道は事件など物事を客観的に見るもの」という意味ですか?

では、冒頭の私の疑問と似てくる。高谷さんが「富士山」(お月様でもなんでもいい)を眺めるとします。客観的に富士山を見るのと、主観的に富士山を見るのは、何がどう違うのですか? 説明してみて。そうすれば高谷さんのいう「報道が客観的に富士山を見る」ということが、どういう意味かわかる手がかりになると思うので。

以上、よろしくコメントお願いします。

コメントありがとうございます。

>かじかさん

 ゆったり口調を始めたのは、NHKが最初なのですか。初めて知りました。なんとなくNHKと言うと「お堅い」イメージがあるのですが、「落ち着き」を一番感じる局でもあります(あくまで個人的ですが)
 最近、かじかさんが話されたニュースステーションのような局同士の争いを露骨に見られる機会があまりないおように感じられるのですが、やはり時代の流れという事なのかもしれませんね。



 >なんでテレビ報道番組は主観をなるべく排除しなければいけないの?【坂本衛先生】

  “そこで起きた物事を伝える”ことが最良の報道姿勢だと考えたからです。実際に視聴者がそのニュースを見るまでにたくさんの人の主観が入ってくると思います。(撮影や編集作業等)ですから完全な客観報道を行う事は不可能だと思います。
 「報道は主観が入る事を出来るだけ避けるという意識をもって欲しい」これが言いたかったことです。


>「やはり報道は客観的に見るもの」って視聴者が?=中略=それとも「報道は事件など物事を客観的に見るもの」という意味ですか?
【坂本衛先生】

 すみません、言葉足らずでした。私的には後者の「報道は物事を客観的に見るもの(伝えるもの)」と言いたかったのです。


>客観的に富士山を見るのと、主観的に富士山を見るのは、何がどう違うのですか? 説明してみて。
【坂本衛先生】

 すみません、どうも上手く説明が出来ないので、もう少し時間を下さい。

主観て何?

主観=「独善的な、自分勝手な、ほかの人の意見や都合など一切無視した、その者だけの個人的なものの見方」という意味ですか? 辞書にそんな説明がある? みんな「報道は客観的でなければならない」と念仏のように唱えるんですが、意味がわかって言っているんですか?

ほかに誰か、意見はない?

主観と客観

>坂本先生へ
「主観」が、悪く解釈され過ぎている。そして、
それとは対極っぽい「客観」がもてはやされているだけで、
言葉の意味自体はあまり考慮されていないでしょう。
・・・えぇ、僕も言葉の意味はよく分かってません。

某予備校では、客観的=絶対的だと教わったのですが、
恐らくこれも「真実」と同じで、そうそう到達できない次元を指す言葉なのでしょうね。

僕は報道に主観が入っていても良いと考えています。
事故は恐ろしい、こういったメッセージも主観ですよね?

どこの予備校だい?

> 客観的=絶対的だと教わった

じゃ、「唯一絶対的な神」は、「唯一客観的な神」かい? ユダヤ教のヤハウェも、キリスト教の父なる神も、イスラム教のアラーも客観的な神様なのか? んな話は聞いたことがないゾ。

ところで高谷さんのコメントは、まだ?

あら・・・

>んな話は聞いたことがないゾ。
ひょっとして僕の覚え違い、でしょうか・・・

いま手元には無いのですが、授業を受けたときに僕が書いた
ノートがあるので、それでもう一度内容を確認してみます。

あ、ノートの信憑性ですか?
それは大丈夫ですよ。 ・・・多分。

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