テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

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開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2017年度のテーマは「放送・報道における日本語表現の研究」です。

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スーパーと速報 2006-06-01

9:04~ とくダネ!

「住宅街で3人刺され男女2人死亡」
速報で一番最初に入ったときはこのスーパーだった。
しばらくたって詳細が入った。
 
 住宅街で2人刺され、その容疑者と見られる男も自分を刺して自殺したらしい。

しかしそのときのスーパーは、

「住宅街で3人刺され男女3人死亡」 だった。
小倉さんもこのスーパーの間違いに突っ込んだ。
結局3人亡くなったのだけど、表記の仕方が問題だなと思った。


                        高畑 匠子

コメント

質問です

この記事からは高畑さんの考えが読み取りにくいなあ。
だもんで、コメントも付けづらい。
もう少し、お考えをアピールしていただけると幸いです。
「表記の仕方」のどこに問題があったのでしょう。
そして、その問題はどう処理すればよかったのでしょうか。

高畑さんへ

刺されたのは3人だが、
その内の1人は被害者ではなく容疑者なのだから、
「3人刺され」と一括りにするには
抵抗のある内容、ということでしょうか?

表記の仕方

村瀬さん
正しくは、2人刺され、その後容疑者も自ら自殺ということなので、村瀬さんの言うとおりです。

「質問です」の答え

1484@H7卒さん、
私の記事での私自身の考えが分かりにくかったようですいませんでした。
私が言いたかったのは、ニュースの内容を正確に報道し、スーパーを正しくすること。出来事は常に変動しているので、その記事をいかにはやく正確に伝えるか、ということです。

ニュース速報の基準

送り手の側からすると,「速報」の時点では警察本部が把握している情報を超えるものを持っていないわけでしょう? ならば「3人死亡」はその時点では事実には違いないので,仕方がないかと。

ただ,その程度(といえば語弊があるけど)の事件で,全国ネットの番組中で速報するのはどうなのか。ある程度,情報をが確認できた段階で,『とくダネ!』なら,天気や血液型選手権あたりで,スタジオでニュース原稿を読んでもいいんじゃないかなー。

「犯人が逃走中で警察は緊急配備」となると,速報を打つ意義も理解できるけどね。

作る側は大変でしょうが

高畑さん、コメントに対する回答ありがとうございます。
同感です。確かに、「死亡」は3人ですが、「刺され」たのは3人ではなくて2人。残りの1人は自分で刺したと。これは第2報の段階でわかったのだから、スーパーもすぐそのように直さないとマズいと思います。途中から見始めた人は、スーパーを見て何のニュースか知るのだから。

> 出来事は常に変動している
そうですね。厳密には、時間が経つに連れて、わからなかったことが徐々に明らかになっていく、といったほうがいいかな。で、その明らかになったことをきちんと反映させていくのが、ニュースのあるべき伝え方だと思います。

古いネタで恐縮ですが、

以下は、2002年1月18日午後0時49分前後にフジテレビ「笑っていいとも!」番組で流れたテロップ(字幕スーパー)についての、坂本の批判。「GALAC」2002年03月号に掲載。ご参考まで。

●1月18日フジテレビ「笑っていいとも!」を見ていたら、キンコンと鳴り、ニュース速報のテロップが出ました。内容は「世田谷区内の病院で院内感染により患者7人死亡」。時計を見ると午後0時49分前後。ビデオを録っていたわけではないので、一字一句は必ずしもこうではなかったかもしれません。

●見た瞬間、私は「こりゃひどい。フジでテロップをつくり流してる報道の連中は、何を考えてんだ!?」と驚きました。誰に、何を伝えようとして流すニュースなのかが、まったく見えない。しかも、一歩間違えば、いらぬ風評を立て人心を惑わす恐れの強い、あいまいで断片的すぎるニュースだからです。

●これを見た多くの人は「そりゃ大変」と思うだけ。さらに効果があるとすれば、詳報を求める視聴者をNHKやインターネットに移すことくらいでしょう。しかし、これを見たごく少数の人は、病院名を知るため必死になって問い合わせを始めたはず。私の母は世田谷に住んでいますが、地元で入院中だったら必ずそうしたと思います。ならば最初から病院名を公表すべきです。「世田谷のどっかの病院で院内感染」のテロップを流してニュースを速報したつもりでいるスタッフは、報道を1から勉強し直したほうがよろしいです。

●報道は事実を伝えればよいと思っている人がいるようですが、とんでもない大間違い。「区内病院で7人死亡」「都内病院で7人死亡」「国内どこかの病院で7人死亡」――いずれも「事実」ですが、どの事実を、いつ、どう伝えるかは、報道する者の「主観」によります。主観がなく責任も取れない者には、ニュースを伝える資格などありません。

なるほど

坂本先生のコメントになるほどな、と思いました。
確かに私も自分の家族や知人が世田谷区の病院に入院でもしていたら心配になってすぐさま連絡を取っていたことと思います。
「あいまいで断片的な情報」は混乱を招くだけということですね。

さて匠子の記事。
私はそのテロップをこのブログで初めて読んだとき、3人刺されて3人死亡だから、計6人かーと思ってしまった…。。。
テロップって簡略化してパッと読んで、内容がわかるものにする必要があると思うんだけど、表記の仕方は難しいですね。
読み手の読み方でどうとでもなってしまうとゆーか。
メールと似ているな、と思いました。

私はテロップに関して深く考えたことなんてありませんでした。

院内感染の件ですが、「速報」だから恐らくいち早く視聴者に伝えようとすることに重点を置きすぎてあのように曖昧なテロップをだしてしまったのではないかと思えます。

もしかすると速報ニュースの中には詳細をまだ発表するに至らないが自社が速報としていち早くテロップとして発信したいがために、責任を回避するためにもわざと曖昧な状態で放送するということもあるのではないかとも思いました。

どちらにしても、視聴者に分かりやすく正確に、そして何を伝えたいのか明確にしなければならないことは絶対だと思います。

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●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)
 

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