テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

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開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2017年度のテーマは「放送・報道における日本語表現の研究」です。

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W杯にむけてのマスコミについて 2006-06-01

ワールドカップまでカウントダウンが始まっている。世界中の人々が四年に一回のこのイベントを心待ちにしている。
マスコミも盛り上がっている。今日の「とくダネ!」ではW杯直前に行われた、ジーコJAPAN VS ドイツ の特集をしていた。反省を生かし、本番までの課題や今年のW杯のボールの特徴などを紹介していた。
かなり盛り上がっている。

この報道の仕方について、私の友達はこう言う。
「マスコミは日本チームをよいしょしすぎだ。マスコミが扇動することによって視聴者が巻き込まれる。」といっていた。

たしかにマスコミは大げさなところがあり、我々視聴者はマスコミに対して 疑う目を持っていない限り、簡単に扇動されてしまう。
しかし、ワールドカップについて言えば、私はマスコミが扇動してもいいと思う。なぜならば、四年に一回のビッグイベントだから。

みなさんはどう思いますか?


                      高畑 匠子

コメント

扇動が良いとは言いませんが…

マスコミはあくまで商業ベースの情報媒体ですから、自らイベントを盛り上げようと視聴者を引っ張っていくのは、まったく自然なことだと思います。そのこと事体に特に問題は感じません。

ただし、過剰なやり方をすると結果が伴わなかった後がみっともなくなるのも確かです。先日行われたトリノ五輪が良い例で、メダルメダルと言っていてその候補がふるわないと、途端に勝手な言い訳だけの番組になってしまいました。スピードスケートの加藤選手は前の選手が転んで待たされたから負けたように解説されていましたが、本人はそんなことを一言も言っていません。彼はただ「自分がベストの状態だったとしてもチーク(金メダル)には勝てなかったかもしれない」と謙虚に振り返っただけです。フィギュアスケートの安藤、モーグルの上村、ハーフパイプの童夢やメロなども同じことです。(ハーフパイプはW杯に有力な選手が出ていないことを無視して、その順位から期待できるとか言っていただけ)

結局これは、マスコミが日本人を応援するという口実で、選手をおもちゃにしていたということでしょう。換言すると、スポーツ・競技を尊重してはいないということです。日本人でない選手が競技をしている時に平気でCMを入れることからもわかります。そんなことをしたら競技の全体像がつかめなくなってしまうのに…。

最初に述べたとおり、マスコミが率先してイベントを盛り上げていくのは結構なことです。が、それよりもまずスポーツを愛して欲しい。自分たちで中継をするものくらいは、メダルの魅力(=つまり順位だけ競い合い)に頼らずとも「どこが面白い!」とはっきりスポーツとしての見所を言えるようにしなくては。
そうして視聴者の競技に対する理解が深まれば、何もメダルだとか騒がなくても自然に興味を持って見てくれるようになると思います。また競技の認知度が高まることで日本における競技人口も増えますから、将来的に優秀な選手が生まれる確率はあがり、そして五輪でも活躍して視聴率も上がると…ほら、このほうが良いことづくめでしょ。これが私の考える、進むべき道です。

---追記---
ちなみにサッカーについては、高畑さんのお友達にもいらっしゃるように「マスコミはよいしょしすぎ」と分かっている人が既に日本にもたくさんいます。なので、マスコミが多少大げさなことを言っても知っている人なら「ふーん」で終わるでしょう。しかしこの人たちはサッカーが大好きなので、マスコミは何言っているんだと思いつつもテレビ中継を見ちゃうのですw
つまりサッカーW杯関連のテレビ構成はサッカーをあまり知らない人を回収するように出来ている、とでも考えていいのではないでしょうか。だから引っ張るためにどうしても誇張されてしまうと。それで巻き込まれてしまった人には、まぁちょっと気の毒とは思いますが、私から言わせると「もっとロジカルにサッカーを楽しみたいなら人に頼らないで自分からもう少し勉強してね。情報はそこいらにいっぱいあるから」。そんなふうに感じるのです。ここは底辺の狭い冬季の競技とはちょっと違うところです。

信賞必罰こそ

ワイドショウのW杯関連報道は,部外者01さんがご指摘のように,ふだんはサッカーにあまり興味をもっていない人たちを熱狂の渦に動員するためのものですからね。戦術論,技術論で議論しあう場ではありませんからね。

問題は,宴の後です。たとえ惨敗したとしても「感動をありがとう」で「選手をあたたかく迎えよう」という報道姿勢。敗戦の原因を作った選手は厳しく批判されるべきです(親善試合とはいえ,ドイツ戦では2失点の原因を作った「やっぱりなー宮本」とか)。

1998年W杯で,選手帰国の際に成田で城彰二はファンから生卵をぶつけられました。サッカーではワールド・スタンダードでしょう。ワイドショウは,終わりまで責任を持って「信賞必罰」の姿勢で臨むべきでしょう。

ま,いまの日本代表やJリーグにメディア・サポーターはワラワラといるのに,真っ当なジャーナリズムが存在していないことが大問題。

最後に。
> みなさんはどう思いますか?
自分の見解を十分に述べていないのに,読み手にゲタを預けるような書き方は,小学生の作文です。どうせコメントを付けられるわけだから,あってもなくてもまったく意味がない文です。

スポーツ報道の難しさ

W杯やオリンピックの時期になるとマスコミの過熱報道がよく話題に上がりますが、「いい加減にしてくれ」という以外に、なぜ報道しているのかという事を考える事がありませんでした。

部外者01さんがおっしゃった「自らイベントを盛り上げようと視聴者を引っ張っていく」という言葉に、なるほどと思いました。
よく、サッカーや野球の試合では、自局で放送があると今まで以上の報道や宣伝をしますよね。視聴率を取ろうとしているのかとしか思っていませんでした。
またプロ野球の中継では、CMの関係で審判がゲームを遅らせるなんて事も昔はありましたが、テレビ局は自身の利益しか考えていないとしか思えません。

また、赤尾先生が「敗戦の原因を作った選手は厳しく批判されるべき」と書かれていましたが、日本のテレビは宴の後に妙に客観的な報道をし始めるような気がします。初めは”よいしょ”しておきながら、散々な結果に終わると何もなかったようになったり、ただその事柄だけを報じたり・・・。海外のメディアだと選手をボロボロになるまで叩いたりもしますし・・・。

ちなみに、大変あつかましいんですが・・・。
98年のW杯で城選手は生卵ではなく水をかけられました。

ペットボトルの水

森さん,ご指摘ありがとう。生卵ではなく「ペットボトルの水」でしたね。で,「うれしかった」と城彰二は答えたのでした。「そんなにも期待していてくれたことが」。

ネットでは現実の上下関係はなしにしようよ。そもそも私は森さんに「先生」と呼ばれる立場ではありませんし。これからは「赤尾さん」と呼んでください。

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●このブログは、日本大学藝術学部(日芸またはNGと略)放送学科の授業の一環として設置しています。学外の方も自由に閲覧やコメントしていただけます。学生らの活動を厳しく、ただし温かく見守っていただければ幸いです。学生には「ブログ炎上も授業のうち」といってあります。

●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)
 

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