テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2017年度のテーマは「放送・報道における日本語表現の研究」です。

スポンサーサイト --------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

やはり人の手によって出来ている 2006-07-20

お笑い芸人[極楽とんぼ]山本圭一の未成年に対する飲酒行為、淫らな行為、吉本興業との契約解除、今後の活動
中止…あっという間のことで少々混乱する。
17日に少女からの被害届を受け、19日には吉本興業は緊急会見を行った。
そして同日、加藤はメイン司会を務める朝の「スッキリ!!」の冒頭で謝罪を行った。
加藤は山本の処分に対し、“解雇は厳しすぎるのでは?”“事件には全く関係がないので、これまで通りの活動をお願いしたい”とした。加藤は一人芸能活動を続けていくこととなっている。

私は加藤が謝罪した「スッキリ!!」をリアルタイムでは見ていなかったのだが、非常に胸打つものであり、冒頭のたった2分という時間だが、とても、とても何かこう伝わってくるものがあり思わず涙ぐんだ。
番組ではこの日、この冒頭の加藤の謝罪以外この事件に対しての報道はなかったという。
しかしネットでのこの加藤の謝罪の動画配信のアクセスは10時間経つか経たないうちに120万hitを記録したそうだ。
この「スッキリ!!」はメイン司会が加藤、その相方の事件となれば報道の時間を設ければ視聴率は必須だった。
ではなぜ、冒頭の謝罪のみでそのあと時間を設けなかったのか?
今日友達とそんな話になった。
テレビ局、番組、それぞれが全て数字で評価されている今、そこに食いつかなかった日本テレビ。
加藤の謝罪の後、隣の阿部アナは声が震え目には涙が見えた。
つまり、そういう事なのだろう。
加藤がメインを務める番組だからこそやらない、やらせたくない、やれない。
私はここに人がつくるものの温かさを感じた。
ブラウン管から感じる久しぶりの温かさだったと思う。
冒頭2分の謝罪で事件の深刻さ、重大さは十分伝わるものだったのだと思う。

見ていない人は見て欲しいです。
下のURLから見れると思います。

http://www.youtube.com/results?search=極楽とんぼ


●番組データ
番組名/スッキリ!!
放送時間/毎週月曜―金曜 8:00~9:55
放送局/日本テレビ
出演者/加藤浩次、テリー伊藤、阿部哲子


【米山 明李】

コメント

改名してたんですね

米山さん、お疲れさまです。

このところテポドンとか、三十路の嘘つき女とか、難しい話題ばかりだったので、ロムってばかりいました。すみません。

> 番組ではこの日、この冒頭の加藤の謝罪以外この事件に対しての報道はなかったという。
わたしはワイドショーは娯楽だと思っているので、「報道」という言葉を使うのはちょっとどうだろう、という気がします。さっそく揚げ足取りでごめんなさいね。

で、加藤さん。人生の半分近くをコンビとして一緒にやってきた相方と、二度と仕事ができなくなるわけで。山本へのいろんな感情が渦巻いての号泣だったのかな、と思います。17年間コンビで芸人やってきて、山本と加藤さんだけでしかわからないこともあるだろうし。
でもわたしとしては、冒頭の2分間号泣よりも、そのあと加藤さんが2時間弱の「スッキリ!」をどう仕切っていったのかが、観たかったなあ。そこに、今後不本意ながらピンにならざるを得ない加藤さんの、決意と力量が表れるのではないかと。

> 加藤がメインを務める番組だからこそやらない、やらせたくない、やれない。
わたしには、番組ぐるみで極楽とんぼをかばっているだけのように思えます。はっきりしたポリシーがあって「やらない」のであれば、別ですが。内輪の同情と、人が作るものの温かさは、分けて考える必要がある。
報道番組だったら、ニュースの張本人が相方だろうが肉親だろうが、事件は事件としてきっちり取り上げないとまずいでしょう。ま、「スッキリ!」はワイドショーだけども。

それにしても、事情聴取を受けた段階で(逮捕も書類送検もされてないのに)契約解除を言い渡しちゃう吉本興業の妙な手際のよさ、気になりませんか?

はじめまして。

学生でも卒業生でもありませんが、
坂本衛先生のサイトを最近知りました。
皆様のように放送学科ではありませんが、
思うところがあったのでコメントさせて頂きます。

日本テレビは確かアナウンサーが盗察事件を起こした時も
あまり報道がなされなかったようです。
ワイドショーであれ報道であれ、きちんと番組内で
取り扱ってほしいですね。
1484@H7卒さんと同様、かばっているだけと
思います。

>
それにしても、事情聴取を受けた段階で(逮捕も書類送検もされてないのに)契約解除を言い渡しちゃう吉本興業の妙な手際のよさ、気になりませんか?

私も同じことを思いました。
その部分等について触れている番組は
あるのでしょういか?

このように感じ取ることができたのも、ネットが普及するように
なって様々な意見や考えを目にし報道そのままを
鵜呑みにしてはいけないなと思うようになりました。

庇う対象は「極楽とんぼ」?

>1484@H7卒さん
>番組ぐるみで極楽とんぼをかばっているだけのように思えます。
ひとつ疑問があります。質問させて下さい。

「スッキリ!!」スタッフが加藤さんに気を遣うことはあっても、
その行為が極楽とんぼ、つまり山本さんをも庇うことになるのでしょうか?
『極楽とんぼをかばっている』という表現を僕は以上のように解釈したのですけど・・・

改名知らない。どういうこと?(教えてクン)

1484@H7卒さん──

●改名って? 教えてくれるとありがたい。2ちゃんたちなら、ネットで調べてから聞け、このボケ! 甘ったれてんじゃネエ!! というところだが、このブログには「記録」を残し、後から誰が読んでも「わかる」ようにしておきたいんでね。4649

●三十路パラサイト女が三十路嘘つき女をどう思うかも、ぜひ聞きたい。8月3日、飲みに来てくださいまし。

かばう??

コメントありがとうございます!!

私も村瀬くんと同じで、「極楽とんぼ」をかばっているとはあまり感じれませんでした。やっぱりディレクターなりプロデューサーの心遣いだったのでは?と思います。
同じ時間の他の番組では新聞のテレビ欄を見るだけでも見出しに ▽極楽山本解雇 と必ずありましたから、情報はどっかしらから得られるわけで。

>それにしても、事情聴取を受けた段階で(逮捕も書類送検もされてないのに)契約解除を言い渡しちゃう吉本興業の妙な手際のよさ、気になりませんか?

山本には以前から女関係のことはいろいろあったようだから”次やったら終わりだ”みたいなやりとりがあったのではないかなーと思ったりしました。
対象が未成年だったのが、もうどうしようもなかったとこだと思います。

どう動くか

1484@H7卒さん。あーよかった、「報道」とそれ以外をちゃんと区別してくれる人がいて。二昔前だったら、ワイドショーでやってた内容をニュースで確認し直してたけど、今はワイドショーがニュースに近づいたし、めざましのようにニュースを内包した番組が激増したので、余計に区分が分かりづらい。
 当日は「スッキリ!」見てましたが、加藤さんは殆ど出てこなかったように思います。
 それから、書類送検など官公庁が何らかの処分を下して初めて民間が動く、的な考え方はおかしいと思います。今回はやったことが本人を含めて明確になっていて、吉本が独自に調べて賞罰を決めるのは少しもおかしくないと思います。もっとも吉本はシブチンといわれているからというふうにも考えられますが。
 そうそう、加藤さんはまた新しいグループを結成する可能性はあると思いますよ。吉本ではグループは本人たちが決めるわけではなさそうですから。

改名して、運気ガタ落ち(か!?)

皆様、いろいろ突っ込んでくださって、ありがとうございます。

> その行為が極楽とんぼ、つまり山本さんをも庇うことになるのでしょうか?〈村瀬さん〉

マスコミにとって、伝えないことは、隠すことと同じだと考えます。
芸人の山本圭一が17歳無職女性とみだらな行為をした。相手の女性は暴行容疑の被害届を出している。そんな、テレビタレントにあるまじき山本の行いを取り上げない=隠す『スッキリ!!』の対応が、わたしには、山本をかばっているように思えました。だもんで、あえて「極楽とんぼ」としました。

加藤の号泣謝罪について。テレビの画面で、しかも生放送で泣かれちゃうと、観る側は弱い。「皆まで言うな」という気持ちにもなる。
でも、号泣に込められた加藤のくやしさ、情けなさ、その他いろんな感情を、観る側にわかってもらうためにも、ぜひ『スッキリ!!』の中で山本のしでかしたことを伝えるべきではなかったか。

> ”次やったら終わりだ”みたいなやりとりがあったのではないかなー〈米山さん〉

なるほど。手クセの悪い山本をダシにして、吉本が若手芸人に見せしめをしたかったのかなあ。でも・・・

> その部分等について触れている番組は〈ヴィーナスさん〉

わたしの観た限りでは、ありませんでした。
そう思うと、吉本の手際のよさに、ますますウラがあるように思えてなりません。勝手な推測ですが。

> ●改名って?〈坂本せんせい〉

山本 圭一(やまもと・けいいち)
(平成)18年6月から芸名を「圭壱」から本名の「圭一」に改名。
ネタ元はこちら↓
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200607/gt2006071901.html

> ●三十路パラサイト女が三十路嘘つき女をどう思うか〈坂本せんせい〉

子なしパラサイトと子殺しネグレクトはどっちが罪深いのでしょうかねえ。どっちも同じか。

1484@H7卒さんへ

返信ありがとうございます。よく分かりました。
一応、僕の意見も述べさせて頂きます。

伝えないことが庇う行為だとは、僕には思えません。
かばうという言葉の意は「守る」ことであり、
例えば「山本は悪く無いんだ!」と番組で言えば庇うことになりましょうが、
山本さんの話題を伝えないからといって、
彼が糾弾される立場から逃れられるわけも無いのだから、
結果的に「庇う」ほどの働きになってないと思うのですよ。

今後も、番組では絶対に山本圭一の話題を出さないというのであれば、「庇う」の領域に入ると思いますが・・。
また、スタッフのほうで明確に庇う意図があるのなら別です。
ただ記事中のエピソードを見る限り、純粋に加藤さんに気を遣っただけではないか と思うのです。

余談ですが僕も、山本事件は できれば加藤さんが号泣した日に伝えて欲しかったな、とは思いますね。理由は1484@H7卒さんが上で書かれた内容と全く同じです。

マスコミが「伝えない」ということは、

「マスコミの仕事=伝えること」だから、マスコミがある事件を伝えない場合は、自分がやるべき仕事をあえてやらない「特別な理由」があるのが普通です。(もちろん「知らないから」というような、くだらない理由の場合もあるが、今回はその理由は通らないね)

学生諸君がある事件を誰かに伝えない場合とは、話のレベルが全然違うのです。村瀬さんは、「マスコミが伝えないこと」の意味を、ものすごく過小評価しています。「1億円渡してマスコミに黙っていてもらう」ということが、世の中には普通にあるんですよ。

で、今回、全マスコミが事件の詳細を伝えなければ、山本某はほとんど糾弾されないのだから、伝えないことで誰が最大のメリットを享受するかは明らか。

山本某に利益、メリット、プラス(……なんと呼んでもいいが、そのようなこと)を生じさせることを、1484さんのように一言で「かばう」と表現しても、全然、間違っていないと思う。

「悪くない!」と擁護するヤツは積極的にかばうヤツで、気遣いするやつはちょっと積極的にかばうヤツで、伝えないヤツは消極的にかばうヤツだと思いますね。

どうですか?

坂本先生へ

うーん・・・正直、唸ってしまいました。
確かにマスコミが伝えないということは、仕事の放棄とも言えます。
そのうえで・・・

今回は、極めて特別なケースだと僕は考えます。
確かに伝える側の態度として問題は幾らかありますが、
「1億円渡して~」等という きな臭い事情は絡んでいないでしょうし。番組司会者(加藤)も人間なのだから、
このような理由で事件を伝えないというのは大目に見れる範囲じゃないでしょうか。
自分でも甘いとは思いますが・・・

=追記=
報道しないことが山本さんをかばう事に繋がる、
という点には、同意しました。
報道しないのは庇う目的ではなかったと考えますけど、
そうはいっても結果が全てでしょうから。

山本を庇うというより

初めて書き込みをいたします。
貴大学の学生でも卒業生でもなく、坂本先生のサイトの一読者です。
初めての書き込みでもありますので、ハンドルネームでの書き込みをお許し下さい。

私は今件に関して、「人の作るものの温かさ」より、「ずるさ」を感じました。
なぜなら、同番組のメインキャスターである加藤氏のイメージダウンを最小限に抑えるべく報じなかった、と考えたためです。

坂本先生のコメントにあった、マスコミが報じないというのは「特別な理由」があるというご意見に同意です。

所属事務所を解雇され、実質コンビを解消したとはいえ、山本氏は加藤氏の相方であり長年行動をともにした仲間です。
山本氏の行動を報じることで「メインキャスターの加藤氏も同類」というイメージを視聴者に植えつけないために、番組冒頭で男泣きの謝罪を流し、その後同番組ではその話題に触れない、という手段に出たのではないでしょうか。
出演者のイメージダウン=番組のイメージダウンでもありますから。

本当に加藤氏に気を遣うのであれば、当日は加藤氏に番組を欠席させても視聴者は納得したと思います。
また、本当に「情報番組」の自覚があるのなら、きちんと顛末を報じた上で加藤氏に謝罪をさせるべきです。
#前夜にニュースを見ずに寝て、起きてすぐ「スッキリ!!」を見た人は「なにがあった?」と思ったことでしょう。

日本テレビは先日、同社アナウンサーによる痴漢行為の際も、イメージダウンを恐れてか全く当人の名前を出さず、ニュースでも最小限しか報じませんでした。

今回も同様の体質であろうと思いました。

制作側のプライドなんじゃ?

学校の授業で聞いたのですが、「スッキリ!!」はほかのワイドショーに比べて視聴率が低迷していたそうです。そこへきてこの山本の不祥事。加藤が出演する番組で取り上げれば、ほぼ間違いなくほかの番組より数字がとれるでしょう。
番組で一切このネタをやらない、となると当然「極楽とんぼ、加藤をかばった偏った放送だ」という非難が飛んでくるのは目に見えていたと思います。
それでも番組は放送しないほうをとったとすると、やっぱりそこは人情なんじゃないかと思ってしまいます。

ただ、Kamoさんのおっしゃるとおり、
>出演者のイメージダウン=番組のイメージダウン
とも考えられますね。でもこれを危惧して放送しなかったのだとしたら、「番組制作者のイメージダウン」によって結局番組のイメージダウンになってしまってますけどね。

▼ コメントをどうぞ!! すぐ上(既存コメントの末尾)に追加します。

表紙(最新ページ)へ

月めくり

≪≪ 2017-11 ≫≫
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

年月別の記事

内容別の記事

3.11巨大地震発生から

最近の記事10

最近のコメント10

主宰者から

日本大学藝術学部放送学科

●このブログは、日本大学藝術学部(日芸またはNGと略)放送学科の授業の一環として設置しています。学外の方も自由に閲覧やコメントしていただけます。学生らの活動を厳しく、ただし温かく見守っていただければ幸いです。学生には「ブログ炎上も授業のうち」といってあります。

●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。