テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2017年度のテーマは「放送・報道における日本語表現の研究」です。

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児童被害事件について(5月29日  9時AM とくダネ ) 2006-05-30

ここ数年のうちに 児童虐待のニュースが絶えない。

学校の登下校や子供達だけでの遊びは、子供の親達からすれば、さぞ心配であろう。

今日のとくダネでは、このような物騒な世の中で子供達が遊ぶ安全な場所はあるのか?という特集をしていた。

近頃では、公園も危ないというので、親達は子供をどこで遊ばせればいいのか悩む。

そこで、デパートの中に設けた、有料ではあるが児童が遊べる安全な場所を紹介していた。親が買い物している間、子供達は安全に遊ぶことが出来る、というのである。

今の世の中、いつ自分のかわいい子供が誰かに連れ去られるかわからない・・・そう思うと、お金を出しても安全なほうがいいのかもしれない。そう思いながら私はこの特集を見ていた。

しかし、その特集のVTRでは、メリットだけではなく、デメリットも紹介していた。
デメリットは、公園の利用が減る、お金を払ってまで遊ぶのは変だ、という意見があった。

あぁ、なるほどなー、と思う反面、デメリットを紹介する必要はあるのか?と思った。
物騒な世の中、こういう方法もありますよ、と安全に遊べる方法を紹介しているだけなのに、デメリットを言われると、結局一番いい方法はじゃあ何?ということになってしまう。
視聴者で有料でも仕方ないのか?と悩んでいる人が デメリットを聞くと、やっぱりどうすればいいのか分からない。と振り出しに戻るだろう。
この特集については、一つの安全な方法を紹介するだけのほうが視聴者にとって理解しやすいのではないだろうか。

                     高畑 匠子

コメント

番組内容の記述が正確ではないですね。メインは「公園に防犯カメラが設置され始めた」です。で,後半がショッピングセンター(デパートじゃなくダイエー)の会員制預かりスペースです。

メリットだけ述べてデメリットを語らないと,前者においては公園を管理する自治体,後者はダイエーの広報になりかねません。デメリットの部分,監視カメラの問題点,有料の是否などをスタジオ・トークで多角的に検討していくのは“報道”としては真っ当なあり方だと思いますが。

当の番組では「(多くの)子どもがいる父親の視点」ってことで,笠井アナウンサーにリポーターを務めさせるたほうがよかったかも。あるいは「小倉智昭黙っとれ!」とか。

指導教員より(長すぎ!)

まずはブログ第1号お疲れ! この調子で頑張ってください。

【今回の記事について】
うむむ、指導教員より先に、他大学教員(静大助教授)のコメントがついてしまった……。通常ありえねーことで、実におもしろいな。学生諸君、これはすごいことなんだ、本当にありがたいことだと思ったほうがよい。あなた方が日大でレポートその他を書いて提出し、瞬時に的確な寸評が戻ってくることは、ふつうはないだろう。そもそも当該番組を自分のセンセが見てるかどうかもわからん(実際、坂本は見てない!)。このシステムの意味、意義をよく噛みしめて、精進しよう。

番組内容の記述が不正確だといわれてしまったね。番組を見ていないが、私は赤尾晃一の指摘が正しいと思う。なぜか? この人物が助教授だからじゃない。この人物を十数年前から知っていて、一緒に仕事をしたことがあるからだ。で、上記コメントが、確かに私の知っている赤尾晃一のものだという証拠は、「赤尾晃一 #eAoGyCQA URL」という文字列だけなわけだ。これが「アカベエ」だったら、赤尾かもしれん(いつか熱海の日テレ宿舎で、晩飯後この名前でFFやってた) が違うかもしれん。誰なのかわからないから、たぶんアカベエのいう通りだとは思うが、ビデオを見直さないと確かなことはいえない、となる。世の中、引っかけようと思って「デパートじゃなくイオン」と書くヤツがいないとも限らないから。だからこのブログはなるべく実名、または匿名でもその人物が最終的に自分のコメントを特定できるシステム(ID付き匿名)でいきたいわけだ。そんなことは他人様には強制できないから、受講生だけは実名で書けといってるわけです。

で、番組内容については、もう一度ビデオを見直し、「ご指摘を受けて見直したらこうでした」と(追記であることを明らかにして)書こう。当然、ビデオは録っているだろ? 授業中に録れといった。録ってなければゴメンナサイするしかない。

それと、これぞという番組は当然メモを取りながら見るもんだ。メモだけでは間違いが起こりうるから、念のためビデオを録り、ハッキリしない部分は再チェックする。

たとえば、シーンごとに「社会保険庁建物」「大臣会見」「記者コメント」「街の声20代男、女、女、女」「専門家コメント1、コメントその2」「スタジオだべり」……とメモると、構成がハッキリする。「なんで女3人なんだ?」と思うかも。時間もメモれば、「評論家は45秒で××大教授は30秒か、制作者はこっちの主張を強く訴えたいんだな」とかさ。これをニュース10件でやってみて、最初の建物映像が8割方霞ヶ関の官庁だったら、何か思うことがあるだろう。

あと、次回以降でいいから、番組データを忘れずにね。

【内容とは関係ないが】
29日からの担当で、最初の記事が30日てのはカコワルイ。ギリギリ頑張ったが0時を回っちゃった? そういうことがあるから、担当者は2~3日前から準備しておこう。別に、ある日見た番組を、必ずその日付で記事にしなくてもいいんだよ。

最後に一言、次回からタイトルは短く。この場合は「児童被害事件/とくダネ!」とか「児童被害で預かり所」とか。データは本文欄へ。

【他の受講生へ】
これまで、もっぱら特定のビル・マンションや駅などに設置されていた防犯カメラが、商店街、さらに公園にも……。このような「監視社会」の進行に、何か思うことはないか?

誰か新宿か渋谷に遊びに行く人は、繁華街の監視カメラの台数を数えてみ。

誰が、どの予算で設置し、どこでチェックしてる? そのランニングコストは?

監視カメラって本当に有効か? 犯罪予防効果を高めるためには、監視カメラを目立たせる必要がある。だが、それをやりすぎると、キモイ街になってしまう。人が集まらなければ、街は衰退し逆効果だ。どこで折り合いをつける?

カメラより、有効な手はないか? たとえば、近所のヒマな爺さん婆さんに頼んで、持ち回りで公園にいてもらうのはどう。ホームレスは、いてもらったほうが、犯罪抑止効果はあるのでは?

ヒットラーユーゲントを思わせる赤シャツ隊(民間ガード)、どう思う?

主要交差点に設置された警察のナンバープレート読み取りシステムを知ってる? 警察が日に何百万台のナンバーを読んでいるか、知ってるのか? 80年代からやっていると思うが、あまり話題にならないのは、なぜだろう?

『スッキリ!!』だったらダメだったけど

坂本さんが言うように「ビデオを録りつつ,メモを採る」が,番組批評の基本ですね。(後で読めなくてもいいから,「メモを採る」という行為に,送り手の意図に巻き込まれずに客観性を確保する出発点があるのだと思います。もちろん,一度は巻き込まれてみるということも必要な場合がありますが。

『とくダネ!』『スーパーモーニング』はいつも録画しているので,対応できるわけです(^^;) これが『スッキリ!』(日本テレビ系)なら,最初から相手にしていないので,コメントを付けられませんでした。

昨日のコメントについて

とくダネの児童預かりコーナーについての記述が 正しくなかったようです。すいませんでした。朝慌てて見てみたものの、ビデオをとりわすれ、思い出しながら 書いたため、ミスをしてしまいました。

しかしこうやって他大学関係者の方にコメントをいただけることはありがたいことですね。

これからはもっと するどく分析をし、コメントするように務めます。

直上のコメントについて

受講生への注意
●いくつかのお約束(コメント記入者編)
のパスワードに関する記述を★根性入れて★読み、
そのようにしなさい。

それと、「ご指摘ありがとうございました」くらいいわんか。
次につけるコメントで、そう書きなさい。誰に対してお礼を
いっているか、わかるように書くんだよ。

あと、「昨日のコメントについて」と表題をつけているが、
ブログ記事本文は「記事」「記事本文」、それにみんなが
つけるコメントが「コメント」と、使う言葉を区別したほうがよい。
読者が混乱しかねないからね。

オマケ

赤尾センセ<『スッキリ!!』だったらダメだったけど>の
コメントには、高畑匠子が読み取るべき重要な教えが
含まれている。「早く気づけよ」と思って書いているぞ。
よーく、100回ほど読み返してごらん。
気づいたら、そのこともお書きなさい。
他の受講生はどうよ。気づいたか?

初めて書き込みます

受講生の村瀬です。
坂本先生が提起して下さった「監視社会」の話題について、僕の意見を述べたいと思います。

坂本先生は監視カメラを多用した防犯体勢に疑問をお持ちのようですが、僕はそれが最も無難かつ、あるべき姿ではないかと考えています。犯人の早期逮捕など、役に立った事例は幾らでもあるかと。

街を歩けば誰かの目には映ります。その相手が監視カメラだと、何か特別な嫌悪を感じるものでしょうか?そもそも、最近の監視カメラは場所に溶け込むよう違和感無く設置されているものが多いと思います。これを盗撮のように感じる必要は無く、防犯の為に自分を”見てくれている”と解釈するのが正しいのでは。

犯罪予防効果をより高める際には、あくまで効果(検挙実績)を強調してやれば良いでしょう。カメラ自体をこれ見よがしに際立たせてやる必要は無いと思います。

第三者やボランティアに任せたら、最悪の場合、彼ら自身が被害者や加害者となってしまうケースも有り得るのではないでしょうか?僕はそれが不安で、ただ映像を撮るだけの監視カメラが、逆に最も中立的に感じられて、信頼できるのです。

勿論コスト面のことを考えると、手放しに絶賛は出来ませんが・・・僕の考えは以上です。

Re:オマケ

>他の受講生はどうよ。気づいたか?
む、難しいですね・・・
正直自信はありませんが、これだ!と思った事を書いておきます。
的外れであった場合は笑い飛ばして下さって結構です。

赤尾先生のお書きになったコメント中、『送り手の意図に巻き込まれずに客観性を確保する』というくだりが最も印象的でした。
高畑さんは・・・ひょっとしてもう、送り手の意図に巻き込まれてはいないでしょうか。

僕は当該番組を視聴してはいないのですけど、高畑さんの記事を読んだ限りでは、明確に”こうしろ!これがベストだ”と訴えかける内容では無かったようですね。だから高畑さんは『結局一番いい方法はじゃあ何?』と悩んでしまった。

そう、視聴者に自問させることが、番組の狙いだったのではないでしょうか?だとしたら、内容通りに受け取ってしまったわけで、高畑さんの今回書いた記事は「分析」では無いということになりますね。
・・・あ。高畑さん、断じて責めるわけではありませんよ。これはあくまで僕の勝手な推論ですから・・・。

まだまだ経験不足で書いた内容に拙い点もあるかと思いますが、皆様、これからよろしくお願いします。

提示された2つの問題について

初めて書き込みます。受講生の森 智徒勢です。

先生が書かれた「監視社会の進行」についてですが・・・。
私は場所によって防犯カメラを使い分けるべきだと思います。
先日、仙台で女児がマンションから落ちて発見された事件が有りました。あの事件では、マンションに防犯カメラが沢山設置されていたにも拘らず、女児が落ちる瞬間が写っていませんでした。
また別に渋谷や新宿の繁華街にある防犯カメラは、”犯罪の抑制”という役割をかっています。実際にデータ(テレビで見た限りですが)では、防犯カメラをつけてから犯罪件数が減ったという事例もあります。
防犯カメラがすべて”良い”、”悪い”ではなく、どこに設置するのがベストなのかを考える事が大切だと思います。

学校からの帰り道、小学生たちがパトロールをしているお爺さんたちに「寄り道しないで帰ろうね」と一緒に帰るのを見ました。
犯罪から子供たちを守るという点ではとても良い光景だなと思いましたが、寄り道して帰ることがもう出来ないのだなぁと思うと、ちょっと可哀想な気もしました。

あと、赤尾先生の『スッキリだったら駄目だったけど』という意見ですが、難しいですね・・・。
私自身では、あの番組は報道番組ではなく、ワイドショー・または週刊誌のような個人情報を切り売りしている番組だと思っています。

客観的にテレビは見なければいけないと最近思うようにはなりましたが、もしかしたら「とくだね」はそういう事なのかもしれませんね。村瀬君のコメントを読んで思いました。
その一方でテレビが答えを視聴者に渡すことも必要なのかもしれません。高畑さんの記事にあった「結局一番いい方法はじゃあ何?」という言葉で、視聴者は何をテレビに求めてるかによっても報道の姿勢は違うのではないかと思いました。
答えを視聴者自身に出さすためにメリットとデメリットを紹介することもひとつであれば、視聴者が情報を欲しがっているだけならば答えを出してしまい放送してしまうのも手ではないか。

ただ、それによって視聴者が考える事を辞めるのは怖いことですが・・・。

長くなりました。すいません。

防犯対策について

赤尾様、わたしの昨日のとくダネの記事についてのご指摘ありがとうございました。

,「メモを採る」という行為に,送り手の意図に巻き込まれずに客観性を確保する出発点がある・・・

難しい・・・とりあえず、メモをとったら理解できるかも、と思い、30日の夕方五時くらいに放送していたスーパーニュース(フジテレビ)のある記事についてメモを取って、ビデオを見返してみました。

答えは違うかもしれませんが、メモやビデオを見返すと、記事を正確に理解できるし、出来事を客観的に見ることで、視点をちゃんと捉える事が出来る、こういうことでしょうか?

だいぶ乗り遅れました…

何か話しがいろいろなところにあって、どうしていいかわかりません…。

まず匠子の記事について。
私は月曜日特ダネ見てませんでしたから、いまいちわからないんだけど、元々テレビは視聴者がいるから放送するわけで、本来送り手と受けての双方向で成り立つメディアではないかと思います。匠子のように「じゃあ一番いい方法は?」って考えてしまったのはむしろ正解なんじゃないのかな、と読んでいて思いました。
情報を押し付けるんじゃなく、考えさせる。
じゃないと、みんなが同じ方向向くことになっちゃうんじゃない?
メリットとデメリットを上げて、それを理解した上でさらに自分はどうするか、それが必要なことなんだと思います。

けれど、気楽に外を出歩けない、遊べない世の中なんて悲しいね。

先生の監視カメラの件ですが、ぶっちゃけ考えたこともありませんでした。
次、街に出たら少し意識してみます。

議論は続けて。オマケの回答は……

カメラ監視社会、有料子ども預かりなど、ほかに意見は?

「客観性」、「客観的」って言葉が出たが、そりゃなんだ?
「客観性を確保」して、それからどうする?
「あんパンまずい」と主観的にいっても、別に文句は出ない。
「『とくダネ!』まずい」と主観的にいっちゃ、なんでダメ?

どんどんコメントをつけて、議論を続けて。

さて、オマケの回答です。

赤尾センセが書いたのは『とくダネ!』
高畑が書いたのは?

つまり、番組名表記は正確に、ってこった。
新聞ラ・テ欄は省略がありうる。実際の番組オープニング
に出る字幕、局の公式サイトなどを参考にしよう。

キヤノンでありキャノンではない話

『とくダネ!』。そうそう,単純な話です。みなさんは考えすぎ。

ブログに書いたものを載せるということはすでに「公的文章」ということになります。みなさん一人一人が「GALAC」で番組批評を書いているのと同じです。

「固有名詞は正確に」。ジャーナリズムの基本です。日本経団連新会長の出身企業は,キヤノンであってキャノンではなく,富士写真フイルムであり富士写真フィルムではありません。

それを言えば…

日本テレビ(NTV)は日本テレビ放送網で,TBSは東京放送で,フジテレビ(CX)はフジテレビジョンで,テレビ朝日(ANB)は全国朝日放送と書かねばならぬのか――。ま,経済記事ではない限り,通称・略称でよいと思います。

物騒になった?

先頭打者お疲れ様です。
僭越ながら教育機関関係者でも学生でもない私からコメント。

はじめに高畑さんの文章を読んで「あれっ?」と思ったのは、「書いてることは虐待かなぁ」ということです。虐待というのは弱いものに対してむごい扱いをすることで、確かに表にいる子供に暴力を振るったり殺したりするのは虐待ですが、それと同時に保護者が子供を必要以上にいためつけるといった意味もあるでしょう(多分一般的に虐待ときけばそちらを連想する人が多いのでは)。この後者についての言及があれば最初の一行が「児童虐待のニュースが絶えない」であることに異論はないのですが、防犯といった話に繋がるのであれば、タイトルのとおり「被害」などとしたほうが自然と思います。

で、ここからが私の本題。高畑さん自身はTVニュースで報じられているように「ここ数年のうちに児童被害が増えた・減らない」とお考えでしょうか?この大前提の部分に対して、私はそうは思っていません。結論から先に言いますと、テレビ報道でせっせと「世の中は物騒になった」と言っているのは、むしろ現実がそうではないからだと思います。

妖精現実というちょっとマニアックなサイトを紹介しましょう。
http://www.faireal.net/ (だまされやすい統計値「検挙率」)
http://www.fairyland.to/BakaMemo/2006-05.php (上記記事がTOPになければ多分こっちに移っています)
http://www.faireal.net/articles/1/18/#sept29 (なぜ最近、凶悪犯罪が少ないか?)

最後の記事から一部をそのまま引用します。
"地上波や商業新聞紙上では、逆に「世の中がさつばつとしている。凶悪事件が増えている」といった論調があるかもしれない。それも平和の証拠だろう。みなさんが退屈して刺激を求めているので、商業ベースでは(放送の主目的であるコマーシャルを見てもらう必要上)、視聴者の要求にそうのは当然だ。"
(中略)
"はっきり言って、我々は凶悪犯罪を本質的に憎んでいない。楽しんでいる。テレビドラマで泣くように、被害者側に同情して、そのセンチメントを楽しんでいる。被害者側さえおかずにされる。嘘だと思うなら、胸に手をあてて考えてみてほしい。いわゆる凶悪事件のたぐいがまったくなくなって、毎日のトップニュースが「ネットスケープ4.74のセキュリティホールが4.75でフィックスされたが、なんたらかんたら」のたぐいだったら、あなたは、うれしいのですか。"

直近の例では(まだ未解決ですが)仙台のマンションで女児が転落した事故で、テレビはどこか「誰かが突き落としたのでは…?」という論調がありました。つい先日突き落とされた事件があったからでしょう。また秋田で男児が殺害されたとされる事件でも、そのしばらく前にあった女児の川への転落が、実は殺人ではなかったのかと言われています。いずれも、まだ分からないことで、そうでないほうがいいにも関わらず、言っています。そうであったほうが面白い(売れる)からそう言っているのです。これが犯罪を楽しんでる、望んでるってことです。
ですが、繰り返してすみませんが、それが事実なのかどうか、統計に裏打ちされたことを言っているのかどうかは、ニュースを見ている段階ではまったくわかりません。児童被害のニュースが絶えないのは本当に児童被害が相次いでいるのか、それとも売れるネタを探しているだけなのか。私は残念ながら、いえ失礼、喜ばしいことに、ニュースで言われているような物騒な世の中にはなっていないと思います。
余談ですが、映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」の中でも、アメリカのメディアが「黒人が犯罪を起こした。世の中危険だ」という情報を偏って流しているという主張がされていましたね。

…すいません、予定以上に長くなってしまったのでまとめです。私は、坂本先生のサイト名にもあるように「すべてを疑え!!」ということが重要だと思うのです。高畑さんの文章を見た限り、テレビで言っていることを少々信じすぎでしょう。私だったら、そもそも「本当に物騒な世の中になったのか?」と、そこから疑ってかかります。防犯の話に入る前に、です。

地域コミュニティで子どもを守るというが

監視カメラや有料預かり所は、子どもをどう守るかと模索する話ですね。そこで燃料を補給しておく。

田中康夫vs.浅田彰の、ちょっと古い対談記事(「続・憂国呆談」番外編Webスペシャル 週刊ダイヤモンド2006年3月)で恐縮だが、真ん中あたりに、地域コミュニティで子どもを守る話が出てくる。読んでごらん。(このコメント最下部のURLをクリック)

NHK「難問解決 ご近所の底力」についても、寸評が出てくるね。浅田彰は「最悪の番組」というが、私はNHKの中じゃ、かなりいい番組だと思っている。浅田の指摘はその通りで、偽善的というか作為的というか、制作側が過剰に介入・シナリオづくりをし、素人がそれに100%乗ってあまりにも盛り上がるという、むずむずといたたまれなくなるあの感じ(「のど自慢」に通じる)は勘弁してくれよ、と思う。だが、それを認めてなお、日常のあれこれをご近所で解決していこうと問題提起し各地の実例を示して、たいへん役に立ち、地域の人びとの自立に貢献する番組だと、私は評価する(最近見たことがないんで、1~2年前の感想だけどね)。

神楽坂の白銀《しろがね》公園で子どもを遊ばせたとき観察していると(いま浪人・高校だから10年以上前の話)、常連の爺さん婆さんたちがいるんだが、乱暴なクソガキに「そんなことするな」とか、結構介入してくるんだな。余計なお世話だ、放っておけと思うんだけど。あと、公園で平日午前中ポツンといる中学生に「何やっているんだ、こんな時間に」と必ずいう。不登校やサボリの場合もあるが、イベントの代休だったりしても、「午前中に公園にいるヤツは悪い子」として近づくので、子どもは「なんだよ」と思ってしまう。

教育委員会や学校は「地域の教育力に期待」なんて軽々にいうが、実際には、そんな簡単なことではないんだ。諸君はどう思うかね。

追伸
森 智徒勢のコメント中「あの番組は報道番組ではなく、ワイドショー・または週刊誌のような個人情報を切り売りしている番組」は、日テレのほうを指すんでいいのね。批判的な言説をいうときは、対象をかならず固有名詞で指して書くようにしよう。
「あの人はダメだと思う」ではなく、「あの人」が文脈から容易に判断できる場合でも、「坂本衛はダメだと思う」と書くこと。これ大事。

追伸その2
いいか、坂本サイトの日録に何度もこのブログへのリンクを貼ったから、当然このブログは田中康夫も見ているぞ。念入りに、周到に準備して、しっかりした主張を書くようにね。

有意義なコメント

部外者01さん、有意義なコメントありがとうございます。
受講生の諸君は、よくよく参考にするようにね。

ただ、受講生諸君にアドバイスしておくと、とりあえず1週間
ブログ記事を書き続ける必要がある。
だから、すべてを疑っていたらキリがないし、時間もない。
その能力が完璧に身についているとも、むろん思えない。
誰でも「批判されたら、間違っているってコメントされたら
どうしよう」と、ドキドキしちゃう。悩んじゃう。高畑、そうでしょ?
なので、どこか適当なところで「これでヨシ」と見切り発車し、
批判やコメントを恐れず書き込むように。

もちろん、ついたコメントはしっかり読み、じっくり考えること。
なるほどと思ったら、ありがたいと思ったら、そう意志表示する
こと。
どうでもいいと思ったら、「余計なお世話」なんて書かず、
ただ読むだけにしておくのが、いいんじゃないかと思う。
このコメントは無視しないほうがいい、でも、なんだかなぁと
思えば、「ありがとうございます。よく考えてみます」とかさ。

赤尾先生は、《みなさん一人一人が「GALAC」で番組批評を
書いているのと同じ》といい、その心構えは大事だが、
みんなビビってんじゃないかとも思うので、一言。

気楽にいこうや!

子どもの母の視線は。

日芸のOGです。坂本先生の授業を数年前に受講していたもので、面白く読ませていただいています。

私も5月29日の『とくダネ!』見ました。
私の傍らには、昨年産んだ子どもがグチャグチャと寝転んだりしているので、防犯カメラつけました、屋内で遊べる有料の場所(私の認識では預かり所ではなく、あくまでも親も一緒の遊び場)を作りました、という内容は、かなり興味深く見ていたのです。

高畑さんが書いておられたデメリットを紹介する必要はあるのか、ということなのですが、私は、それも必要なことだと思います。というのも、まさに私はこの内容を、「なるほどねー、屋内の遊べる場所かー、安全性は高いかもねー。でも、お金かかるのねー」と思いながらなんとなーく見ていて、「屋内の施設が増えると、公園の利用が減り、余計に公園が閑散として危険になるのでは」という点には、番組内でコメントが出るまで気づかなかったのです。個人的には「あー、自分、ちょっとボケてるなー。そんなことにも頭が回らないなんて」と思いましたが、この情報はあってよかったな、と感じました。

うちの近所には、区立の幼稚園の園庭を兼ねている公園があるのですが、普段はそこに住んでいるホームレスが昼寝していて、近くの大学の学生が禁じられているキャッチボールをしていて、子どもが遊んでいるところはほとんど見かけないのです。じゃあ、私は、そこで子どもを遊ばせるのか否か? どちらを選択するのかは私に任されているわけですが、「屋内施設便利そう」という情報だけでは、その公園のことを思い出すこともなく、屋内施設に流れてしまっていたかもしれないのです。

最近放送されている毎日新聞のテレビコマーシャルには、様々な対立する内容の新聞の見出しが次々と流され、「論争がある」というスローガンを打ち出しているのですが、私はメディアの役割はまさにそれだと思っています。確かだと思われる情報をなるべくたくさん並べ、それを選ぶのは見ている人間に任せる、というスタンスが大事じゃないかなーと。メリットも伝えればデメリットも伝える。そして、そのメリット、デメリットも所詮、その番組を作っている人間たちの価値観によって選別されたものだということを、見ている人間は忘れないようにしないと。

そして、番組表記の件。雑誌編集をかじった人間の職業病として、『とくダネ!』の番組表記、最後の“!”が全角か半角か、というところまで、結構、気になります。番組ホームページには全角表記されていたので、そうしてみました(笑)。もちろん、伝わればいいわけですけれど、もし、メディアの世界を志すならやはり、正確なほうがいいと思いますよ。

長くなってしまいました。引き続き楽しく読ませていただくことにします。

<追記>すみません、タイトルを忘れたので、追記しました。

坂本先生のコメントの件で。

坂本先生のコメント(コメント蘭の上から16番目)に、
『「あの番組は報道番組ではなく、ワイドショー・または週刊誌のような個人情報を切り売りしている番組」は、日テレのほうを指すんでいいのね。』
と書かれてありましたが、その通りです。
今後気をつけます。

難しい・・・

子供の遊ぶ場所が有料化されたり、公園に監視カメラがついたりと、そこまでしなければ犯罪を防げないものかとなんだかこんな世の中って悲しいなと思います。

私は、事件の可能性よりもむしろ、こうやってどんどんがんじがらめに監視を強化していくことで、そうでない箇所との差が激しくなりすぎて、普通の場所が危険になる、またはそう思えてきてしまうのではないかということが一番恐いなと思います。

甘いといわれるかも知れないけど、親が極力子供を監視することが一番なのではないかと思います。自分の子供ではないにせよ、地域の子供を大人がいつも見張っておくその「目」が一番有力なのではないかと思います。そうでなければあっちにもカメラ、こっちにもカメラ、ということになったり有料化スペースがここにもあそこにもといった具合に歯止めが利かなくなってしまうと思います。

他の地域ではどうだか知りませんが、私の住む地域では小学校の授業が終わったころ、地域全体に放送で「ただいまから小学校児童が帰宅するので、地域のみなさま子供達を暖かい目で見守って安全を確保してあげてください」的な放送が流れます。それを聞く度に、気が引き締まります。

危ない危ないとメディアで騒ぎたてることで、確かに子供達の安全に対して注意深くなることは確かであると思うけど、そこで大人たちが安全なスペースを勝手に線引きすることはどこか間違っているような気がします。

監視カメラについては、今現在多くの箇所で活用されていると聞きます。どの程度カメラの存在をアピールするべきか、とても難しい問題だと思います。坂本先生のおっしゃっていたように、それが度を越すといわゆるキモイ世界になってしまうと思います。監視カメラに頼らずに安全を確保できたらもちろん一番ですが。どこまでカメラに求めるかということをもういちど明確に見直すことも大切なのかもしれないですね。

長くなってすみませんでした。

6月2日の授業メモ

みなさん授業お疲れ様でした。6月2日の授業記録です。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆
6月2日(金)くもり 
放送特殊研究Ⅴ 10:40~12:10
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆


☆本日の主な議題

 ★ 放送特殊研究Ⅴブログについて追加のルール確認
 ★ 高畑さんのブログ体験談
 ★ ニュース報道の危険性について


======================================
まず本日の欠席者のために、もう一度、坂本先生から発表された放送特殊研究Ⅴブログについての追加のルール確認から

<追加のルール>
∇当該週担当者の前後の担当者は、積極的に書き込みし、担当者をフォローのこと。(とくに次の担当者は練習になる)

∇担当者以外の書き込みが少ない、またはないので、担当者を除く全受講生は、毎週最低3回の書き込みをすること。(課題小論文は1回と数える)

∇平常点の評価
 ▼週3回書き込み、しかも授業に出た者は、その週の出席者               (1ポイント)
 ▼週2回以下の書き込みで、しかも授業に出た者は、半出席者             (0.5ポイント)
 ▼週2日以下の書き込みで、しかも授業に出なかった者は欠席者            (0ポイント)
*授業修了時に規定ポイントに達しない者には、単位はつかない。規定ポイントはまだ不明。要するに今から書いてけってことです。

∇夏季休暇中の担当者は「授業のまとめ記録」をつくり、コメント欄に書く(翌週授業までに)      (1ポイント)

・・・このポイント制について坂本先生の言葉から
本来の目的はコメントを書くことではなく、議論することである。
最低週3回という回数にこだわるのではなく、あくまで自発的に参加するものである。議論することによって自分も成長して相手も成長するということ。

======================================
~第一回目のブログ担当高畑さんの体験談から~
一回目ということでわからないことも多く、相当苦労したそうです。ブログ見りゃわかることですね。本当にお疲れ様でした。
難点として、「自分の意見が、自分の考え方とは違う見方としてとられ、後からフォローしないといけなかった」ということです。
なぜ自分の意見が見る人によって違うものになってしまうのか?ブログというものは人と直におしゃべりするのではなく、ネットという公共の場に存在する以上、見る人によって感じ方が変わってしまうのは当然のことです。しかしながら、自分の意見がしっかりと詰まった文章を書けば、常に100パーセントの意見として読み手に受け入れられるはずです。坂本先生は「自分の書いた文章をもう一度自問してみなさい。ブログというのはこのコメントの「枠」の中のことだけで議論することであり、Aさんがどんな風に感じようが、その枠の中のことだけでそのように感じるのである」とのことです。つまり自分の思っていることを正確に書かなければいけないのです。今回の高橋さんの文章は書き方がマズかった、ということになります。みなさんも今後注意しましょう。(別に高橋さんを責めているわけではないのであしからず・・・)

======================================
∇ニュース報道の危険性について
坂本先生からの意見として、ニュース報道の危険性が指摘されました。抽象的になってしまいますが、例えば殺人事件が起こったとしたら、ニュースのインタビューに答えてくれる人の大抵は真相を知らないということです。真相を知っている周辺の人物なら、まずインタビューには答えないだろうと。インタビューでよく聞かれる「いい人そうにみえたんだけどねぇ」という意見は、その人が犯人のことを全く知らないからそういう答えになるのです。いい人そうでも実は悪い人だった!先生が言いたかったのは安易に報道を鵜呑みにするは危険だということです。

======================================
☆本日の出席者☆
岡田
高畑
間野
村瀬
山口(乃)
山口(絵)
高谷
鮎川

荒川
山田

計11人

[記録 山田健人]

授業記録、ポイント制などにつき補足

どこまでが記録で、どこからが個人的な感想だか、いまいち
わかりにくい記録だな。ま、いいか。

なお、上記ポイント制は、場合を尽くしていない(いっぱい書き込みをして、なお授業を休んだヤツが何ポイントか不明)なため、決定ではないという話になったんだろ。
数書き込めばいいってもんでもないし、0.3ポイントなんてのをオレが足し算していくはずもない。んなアホらしいことはせん、と。

あと、「抽象的になってしまいますが」のところは、坂本がいくつか実例を挙げたが、坂本の知る複数の小学校で実際に起こった事件のため、記録には載せるなと指示したもの。
全マスコミが報じた「お受験殺人」が、たった一人の憶測にすぎなかった事例は、みんな知ってることだから書くべし。

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主宰者から

日本大学藝術学部放送学科

●このブログは、日本大学藝術学部(日芸またはNGと略)放送学科の授業の一環として設置しています。学外の方も自由に閲覧やコメントしていただけます。学生らの活動を厳しく、ただし温かく見守っていただければ幸いです。学生には「ブログ炎上も授業のうち」といってあります。

●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)
 

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