テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2012年度の授業テーマは「[実践!]ネットは放送を殺すか?──ネットを理解することで、放送をより深く知ろう」。

第1回 【前期ガイダンス】なぜ、いま「放送・報道の日本語表現」を研究するか? 2017-04-14


1)自己紹介

坂本衛のプロフィール(経歴)
坂本衛facebook
最近の本の仕事その1 佐藤優・田原総一朗『この世界を知るための教養』(アスコム刊)
最近の本の仕事その2 榊原英資『日本国債が暴落する日は来るのか?』(ビジネス社刊)

2)この授業について

本年度シラバス
授業の目的は次の二つ。
1)放送・報道がヒドい状況だ。それらは日本語表現。だから研究する。
2)学生諸君は日本語表現が苦手(なはず)。それを学ぶことになって一石二鳥だ。

3)坂本がヒドいと考える放送・報道の例

・熊本地震報道から……「無数のブルーシート」「果てしなく続く地割れ」「完全に横倒し」「1階が完全に潰れ」
坂本Facebook記事(2016年4月15日)
坂本Facebook記事(2016年4月17日)

・鳥取大雪報道から……「スリップ防止のためか、通行止めです」
坂本Facebook記事(2017年2月13日)

・誰かの発言を右から左へそのまま伝えるのが報道の役割か? メディア=媒体=二つの間にあるもの。油絵で絵の具を溶く油をメディウムといい、色がついていると困る。報道も無色透明でいいのか?

・国旗上下の話(これは別にヒドくない。文句つけるほうがヒドい例)

4)質疑応答

・なぜ、報道する者は大げさに、過剰な修飾語(形容詞や副詞)を連ねて報じるのだろう?
(学生)誇張したいから。
(坂本)いやいや。だから、なぜ、誇張したいの?
 報道者が「すごい」と興奮し、舞い上がっている。
 自分は「すごいこと」を伝えている、と伝えたい。

・「形容詞を使うのはおやめなさい」「あなたは『美しい』という言葉を一切使わずに風景を描写なさい。『美しい』と思うのは読者です」(ナルニア物語のC.S.ルイスが、読者の手紙に答えて)
・学生Aの質問:ヒドい報道をなくしていくには、どうすればよいか?
・学生Bの質問:報道が無色透明でないならば、その色を見定めるには、どうすればよいか?

【坂本 衛】

コメント

▼ コメントをどうぞ!! すぐ上(既存コメントの末尾)に追加します。

表紙(最新ページ)へ

月めくり

≪≪ 2017-04 ≫≫
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

年月別の記事

内容別の記事

3.11巨大地震発生から

最近の記事10

最近のコメント10

主宰者から

日本大学藝術学部放送学科

●このブログは、日本大学藝術学部(日芸またはNGと略)放送学科の授業の一環として設置しています。もちろん学外の方も自由に閲覧やコメントしていただけます。学生らの活動を厳しく、ただし温かく見守っていただければ幸いです。学生には「ブログ炎上も授業のうち」といってあります。

●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)