テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2017年度のテーマは「放送・報道における日本語表現の研究」です。

【本日後期授業スタート】ネットでバカをさらす者が多いのはなぜか? 2013-09-27

【後期最初のテーマ】
ネットでバカをさらす者が多いのはなぜか?


●ネットでバカをさらす者が目立つ

【例その1】
・ローソン 店員がアイスケースの中に入る(7月15日)
・ファミリーマート 「香川真司が来た!」と防犯カメラの画像をアップ(7月20日)
・ミニストップ 客がアイスケースの中に入る(7月25日)
・バーガーキング バンズをしきつめてその上に寝そべる(8月2日)
・ほっともっと 店員が冷蔵庫の中に寝そべる(8月3日に第一報、8月5日に「従業員を解雇した」等の追加情報アリ)
・丸源ラーメン 店員が冷凍ソーセージをかじった写真をアップ(8月5日)
・某コンビニでレジカウンター上で開脚し股間をバーコードスキャン
(以上、下記サイトから引用)

いつまで続く? 今度はステーキハウスで冷蔵庫に従業員が入って写真をアップして炎上

【例その2】
匿名ブログで「復興は不要」 経産省官僚、身元ばれ閉鎖

復興は不要だと正論を言わない政治家は死ねばいい――。2年前、匿名ブログに書き込まれた一文が、ここ数日、インターネット上に広まり、騒ぎになっている。閲覧者らが身元を割り出し、筆者が経済産業省のキャリア男性官僚(51)であることがばれたためだ。事態をつかんだ経産省も「遺憾であり、速やかに対応する」として、処分を検討し始めた。(2013年09月26日02時08分、朝日新聞サイトから引用)

匿名ブログで「復興は不要」 経産省官僚、身元ばれ閉鎖

●いったん騒ぎになると、取り返しがつかない

・2ちゃんねる方面その他が、しっかり「特定」してしまう
→どのように特定するのか、研究しよう
・ブログを削除しても、Googleにキャッシュが残る
→経産官僚ブログのサブタイトル、次の文字列でググってみる
「ラブの男の子コロンとサッカー好きのパパとのにゃぁにゃぁな語らい」
・特定する行為、ググル行為そのものが、ある意味で「おもしろい」
→バカをみずからさらす者、そのバカ者をさらす者が、いずれも「おもしろいこと」を書いて知らせる、それを読む、みなに拡散させるという同じ構造(拡大するスパイラル構造)のなかにいて、喜びを見いだしていることに注意
・ネット以前に、問題ある人物を特定するには、どんなやり方があったか考えてみよう
・ネット以前に、話を拡散させておもしろがるには、どんなやり方があったか考えてみよう
・ネット以前に、バカないたずらを自慢するには、どんなやり方があったか考えてみよう
・ネット以前に、匿名で他者をこきおろして鬱憤を晴らすには、どんなやり方があったか考えてみよう
ネットは便利だ! しかし、落とし穴がある!!

●バカ写真でバイトクビ、バカブログで官僚クビ、それでもなぜやるか?

・冷蔵庫写真のアップ連中は、ネットに無知なのか
→少なくとも「友だちに見せる」つもりのことが、全世界に伝わるとは思っていなかったようだ
・「写真アップでバイトがクビ」ニュースが流れているのに、なぜやるか
→テレビ、新聞、ネットのニュースを一切見ていない?
→バイトがクビなんて、どうってことないと思っている?
・バカブログのアップ官僚は、ネットに無知なのか
→少なくとも「自分が特定される」とは思っていなかったようだ
・自分たちは、彼らよりネットをよく知っていると思うか、自省しよう

●ネットで足をすくわれ、へたをすれば一生台無しにする者を減らすには、何が必要か?

・一つの解決法は、本授業を全日本全学でやることだが、ほかに何があるか

【連絡】
1)全受講生は坂本宛にメールを打ってください(以前に打ったことのある者も含め全員)。
2)すべてを疑え!! MAMO's Site<ジャーナリスト坂本 衛のサイト>のどのページからでも、ページ最下部の封筒マークをクリックすれば、坂本宛のメール作成画面が開く。
3)件名は必ず次のように(氏名が日本大介である場合の例)。
   放特研V2013(日本大介)
4)本文はテキトー、「こんにちは」とか何とか1~2行書くように。
5)署名またはそれに類するもの(名前と自分のアドレス)は必須。
6)自分のアドレスは、パソコンのものが望ましいが、ネットに接続できるのであれば、携帯アドレスでもかまいません。ただし、携帯の場合は、パソコンから打つ坂本のメールを受け取ることができる設定になっていることを必ず確認のこと。

【本日の課題】
本日の授業につき、コメント欄に感想・自分で調べたことなどを400字見当で書くこと。締め切りは次回授業まで。

【坂本 衛】

コメント

授業について。

バカを晒す理由は、人より目立って注目されることで快感にも似た感覚を得られるからでしょう。また、こんなことを自分はした、みんなには出来ないだろうという自慢のようなこともあると思います。これらはあくまで身内に見せたいものであり、決して世界中に知らしめたい訳ではなかったのでしょう。
SNSに限らず、ネットは相手の顔が見えないため誰と繋がっているのか等の認識が甘くなる傾向があります。その人たちにとっては交換日記のような一部の人たちだけで回しているものという認識だったのでしょう。インターネットについて何も知らない、考えてないが故の行動だったと考えます。また、バカを晒す者に限らず、自分や友達の顔を晒すこと自体が私にはよく理解ができないことではあります。自分たちの行動した先が読めない人たちが多いのかもしれません。言ってしまえば、自分の身に何かが起きるまで分からないのだと思います。
これを機会にみんながインターネットとはどういうものなのか、メリットとデメリットは何なのか。もっと基本的なことを再認識して勉強する必要があると思いました。

授業について

 わたしは3年ほど前からTwitterを利用している。時間があるときにスマートフォンなどで観ているが、今回授業で触れたように、最近は“バカッター”と呼ばれるつぶやきを目にすることが多々あると感じていた。飲酒運転や窃盗、迷惑行為などを写真に撮り、世界に発信する。しかし、そもそも彼らには、世界に発信しているという意識はないだろう。そういった意識は、普段仲良くしている人間に、一時の笑いのネタとして使われることを望んでいるようにも思える。そして、軽はずみな行動や言葉を面白がり、ひとり(もしくは数名)の人間を匿名で攻撃する、この構図はお決まりと行ってもいいほどだ。
 今までは、匿名の発言としてネット掲示板などで扱われてきたが、Facebookやmixiなどの出現により、実名での発信が多くなってきた。名前を知らせる、ということは悪いことではないと思う。もう連絡を取っていないような昔の友人の今を知ることが出来たら、どこか懐かしい気持ちでわくわくするだろう。しかし、むやみやたらに自分の顔や行動を知らせるべきではない。自分の身を守ることが出来るのは自分でしかないのである。

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日本大学藝術学部放送学科

●このブログは、日本大学藝術学部(日芸またはNGと略)放送学科の授業の一環として設置しています。学外の方も自由に閲覧やコメントしていただけます。学生らの活動を厳しく、ただし温かく見守っていただければ幸いです。学生には「ブログ炎上も授業のうち」といってあります。

●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)