テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

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開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2012年度の授業テーマは「[実践!]ネットは放送を殺すか?──ネットを理解することで、放送をより深く知ろう」。

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テレビの現在と今後──ネットに食われてオシマイか?【番外/立命館大特別授業のレジュメ】 2012-07-05


 立命館大学 報道最前線講座~社会情勢を知る~
 テレビの現在と今後──ネットに食われてオシマイか?
 2012年7月5日 坂本 衛(ジャーナリスト)


0.自己紹介(略)

・すべてを疑え!! MAMO's Site→http://www.aa.alpha-net.ne.jp/mamos/profile.html
・1996~『放送批評』編集長、1997~2004『GALAC』編集長、2005~『オフレコ!』副編集長
・2007~2010放送批評懇談会ギャラクシー賞報道活動部門委員長、2009~田原総一朗ノンフィ クション賞審査員(映像部門)、2010民放連賞審査員(東京地区、報道番組)など
・坂本衛『「地デジ化」の大問題』(イースト・プレス刊、2011年6月)
・堀江貴文+田原総一朗『ホリエモンの最後の言葉』(アスコム刊、7月)
・辛坊治郎+高橋千太郎『放射能の真実』(同、9月)
・竹中平蔵+中田宏『告発 ニッポンの大問題30!』(同、9月)
・古賀茂明+田原総一朗『決別!日本の病根』(同、11月)
・榊原英資『「通貨」から読み解く世界同時恐慌』(同、12月)
・ケビン・メア+田原総一朗『自滅するな日本』(同、2012年3月)
・紀藤正樹『マインド・コントロール』(同、5月)

1.「テレビの現在と今後」を、諸君はどうイメージしているか?

●テレビを見ている?(平日平均、N=   )
 1時間未満   / 1~2時間未満   / 2~4時間未満   / 4時間以上  

●テレビは、自分にとってもっとも重要な情報ツールだと思う?
 思う   / やや思う   / なんともいえない   / やや思わない   / 思わない  

●やがてネット(パソコンやスマホ)が放送(テレビ)を凌駕する、置き換わると思う?
 思う   / やや思う   / なんともいえない   / やや思わない   / 思わない  

2.ネットと放送は、似ている

●ネットと放送は、同じような画面で見る。似ていることは確か。
・「みんな融合すると言ってるから、放送と通信は融合するのだろう」(奥田碩・元経団連会長)
・「最終的にはすべてインターネットになる」(堀江貴文・元ライブドア社長)
・「同じパソコンの画面で見ているのに、ネット(経由)で見るのと地上波(のテレビ経由)で見るのは、何が違うのか。(放送と通信を)分けている意味がない。いずれ融合するのでしょう。二十年先なのか五年先なのかはわからないが」(三木谷浩史・楽天社長)

3.ネットと放送は、似ているが違う。どこが違うか、考えよう

●トラとネコは、似ているが違う。違いを、次のように書き表すことにする。左右に注意。
・大きさ(大/小)、体表面の模様(黄と黒の縦縞/いろいろ)、噛む力(強/弱)、
 動物園(いる/いない)、ペット(不向き/向き)……etc.

●ネット(パソコンやスマホ)と放送(テレビ)でも、同じことをやってみよう。
・          (       /       )
・          (       /       )
・          (       /       )
・          (       /       )
・          (       /       )
・          (       /       )
・          (       /       )

●いま、30項目の違いを指摘できたとする。なかには似たような項目があるはず。技術の発展や資金の投入によって違いが解消していく項目もあるはず。
→違いを分析・整理する。
→大きく5項目の違いに整理できたとすれば、それが「ネットと放送の五つの違い」だ。

●違いをハッキリさせれば、次のようなことがいえる。
・違いが解消されない限り、両者は将来も存続する。
・違いは、両者の利点・美点・得手、得意技などを示すと同時に、その逆も示す。

【情報の受け手、利用者は】
・ネットと放送を得手・不得手に応じて使い分けるのが、賢い利用法だ。
・メディアを不得手な部門で使うときは、つねにその弱点や限界に留意し、必要に応じて他の メディアを参照すべきだ。

【情報の送り手、制作者は】
・得意技を最大限発揮できるコンテンツをつくり、それで勝負するのが、賢い制作法だ。
・不得手な部門に投資するのは、ムダやロスが多い。
・不得手な部門では他のメディアと提携し、弱点を補うことを考えるべきだ。

4.テレビ放送の現状

・NHKは、受信料収入の過去最高を更新中で「一人勝ち」状態。
・民放は、広告収入の低落傾向に歯止めがかからない。
・テレビ全体の視聴率は、長期低下傾向。
・「くだらない」「つまらない」「役に立たない」番組が多い。
・とくに民放で、低コスト番組が増加中(ひな壇バラエティ、クイズ、手抜きロケetc.)。
・若い世代を中心に「テレビ離れ」が進行中。
・3.11とフクシマで露呈した既存メディアの限界、無力、無責任
・地デジ化(2011年7月24日)で露呈した視聴者軽視、無視、身勝手

→テレビ放送は、没落への急坂を転がり始めた。
→このままでは、テレビの影響力は失われる一方だ。

5.テレビは、わかっているのか?

・ネットとの違いや、テレビの得手・不得手をわかっていない者が多い。
・わかっていても、得意技を発揮できない。
・わかっていても、得意技を求めるニーズに充分応えない。

6.質疑応答

以 上

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●このブログは、日本大学藝術学部(日芸またはNGと略)放送学科の授業の一環として設置しています。もちろん学外の方も自由に閲覧やコメントしていただけます。学生らの活動を厳しく、ただし温かく見守っていただければ幸いです。学生には「ブログ炎上も授業のうち」といってあります。

●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)
 

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