テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2017年度のテーマは「放送・報道における日本語表現の研究」です。

スポンサーサイト --------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)は本日休講 2012-05-04

「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)は本日休講

今日は「みどりの日」という祝日なので。

みどりの日は以前は4月29日で、これは昭和のうちは「天皇誕生日」だった。これをゴールデンウィークの真ん中5月4日に持ってきて、休みを連続させたと。で、もとの4月29日も休みのままにしておきたいというので、「昭和の日」を新設した、と。

天皇の代替わりごとに、前天皇誕生日を休日にしてしまうと、あと100代も続けば年100日も休日が増える計算になる。「それって!?」と思う人もいるかもしれない。しかし、それまでには、まだ3000年やそこらかかるから、いまから心配も期待もする必要はないね。3000年後、日本国が存続しているかどうか、おおいに怪しいわけだから。

問題は、あと3000年なんかじゃない。ここ数年の日本の出生率・死亡率を将来もずっと続け、移民政策その他を採用しなければ、あとたった1000年、つまり西暦3000年には日本人がほぼいなくなってしまう。──正確には、「2004年のままいけば、西暦3000年に日本人は29人になる」という予測計算がある。そう推定したのは、国立社会保障・人口問題研究所。知ってたか?

全国人口の再生産に関する主要指標:2004年(pdfが開く。106pの参考表を見よ)

これは「まだ1000年も先」と、安心しないほうがよい。というのは、西暦3000年に日本人29人になるまでの途中のプロセスが問題で、それはすでに始まっているからだよ。

2020~2030年代には、日本の人口が毎年100万人ずつ減る! ということは、日本の47都道府県のうち人口が少ないほうから10番目くらいの県が、毎年一つずつ消滅していくのと同じ。いいか、それまでにあと20年もないんだぜ。これ、ヤバいと思わない? 人口だけじゃない。家も車も家電もエネルギーも、道路も電車も店も公共施設も全部、年に100万人分が不要になっていくんですよ。そんな国が成長するわけ、ないだろう。

●人口が少ない県ベスト10(2012年4月1日現在の推計値、単位人)
47 鳥取県 582,325
46 島根県 707,439
45 高知県 753,855
44 徳島県 776,177
43 福井県 800,097
42 佐賀県 843,492
41 山梨県 852,855
40 香川県 988,331
39 和歌山県 989,983
38 秋田県 1,066,627

2004年のままいくと、受講生諸君のうち長生きする者が100歳に近づく2090年頃には、日本の人口は5000万人を切る。悪いけど、いまの国の借金(ざっと1000兆円)は絶対に返せないと思うね。もっとも、日本国の借金は大半が日本国民に対する借金(国債)で、返してほしい者も半分以上いなくなるから、徳政令でも出して、あるいは超ハイパーインフレを起こして、踏み倒せばいいわけだ。

この点、ギリシャの借金とちょっと違う。あちらは欧州の銀行に返さなければダメで、踏み倒せばEUから追い出される。日本はどこからも追い出されず、ただ孤立を深める。みんな借金がなくなる代わりに資産も失うが、農林水産業とその他産業で5000万人くらいは食っていける。とくに、日本は狭いというが、領海+排他的経済水域の面積は世界6位だか7位の大国だから、海(地下資源を含む海の資源)で食っていけるだろう。

いま関東地方が人口4000万人くらい、大阪府が880万人くらい。ということは、いまの赤ん坊が80歳になるころ、「関東+大阪(府のみ)」ほどの人間が、日本全国に散らばって住むわけだ。それってスカスカだよな。原発なんて、維持したくてもできない。地方の高速道路なんか、補修もせずに放っておくしかない。限界集落もへったくれもない、日本そのものが「限界国家」。

なので、これから子孫に何か残そうと思ったら、教育にありったけのカネを注ぎ込み、あとは農業ができる土地(余った土地が大量に出てくるから、無理する必要はない)と、直し直し100年以上もつ家を残すのがいいんじゃないかね。金《キン》や新興国の土地・株式も悪くない。日本円や日本の株式・債券はダメだと思う。早晩、「¥」が円でなく中国人民元を指す時代がやってくる(注:いまも記号は共通)。

ま、余談だけどね。

※6月4日に加筆修正(ごく一部の言い回しを修正し、ハイパーインフレを追加)。

【坂本 衛】

コメント

もっと報道してほしい

年々日本の人口が減少していく、ということはニュース等を見て知っていましたが、この記事を見て驚きました。
約20年後には人口の少ない県がなくなってしまうのと同じくらいの人数が減ってしまうとは…。
「20年後には○○人減少します」というより具体的でわかりやすかったです。

これだけ日本の将来が危ないというのに、今回の坂本先生のような説明はあまり報道されていません。
国民が問題を共有するためにも、テレビ等の媒体をもっと活用するべきではないかと思いました。
正直二股騒動とかよりこの問題の方が重要だと思います。

報道のバランス

>河野さん

先生の余談は余談であるのがもったいないほどですね。

確かにこんなに危険な事実がテレビで報道されることはほとんどありませんね。
二股騒動を引き合いに出したのはすごく面白いと思いました。
僕もこの記事を読んで、ぞっといました。
そうなのか!と驚きましたし、同時に、うーわ知りたくなかったーとも思ってしまいました。
この事実を知って、「知ってよかった」と思う人より「知りたくなかった」と感じる人のほうがきっとたくさんいるのではないでしょうか。
救いようのない事実です。知った人が救われるということにはならない気がします。
今、テレビでそっくりそのまま報道してしまうと、多くの日本人が生きる希望を削がれてしまうと僕は思います。
世の中のニュースを正確に伝えるのも報道ですが、視聴者の知りたいことを伝えるのも報道です。
そこのバランスはとても難しいものだと改めて感じました。

どうなる日本

ぼんやりと「日本は大丈夫」なんて思っていましたが、この記事を読んで改めて、日本は大丈夫なんだろうか!?という危機感を感じました。
地方の財政難はよく問題になりますが(夕張市など)、それどころか、人の少ない県から消滅していってしまうのは大問題ですね。
震災以降結婚ブームがあったようですが、同時に景気の悪化で死亡率も増えているんでしょうか。
とにかく、偉い方々には国家予算を上手く使ってもらって日本を少しでもいい方に立て直してもらいたいです。

重要なことなのに

どうしてこんなに重要なことを私は知らないのか
また、テレビで報道しないのか不思議です。
何か理由があるのでしょうか。

今私は年金を払い始めましたが、返ってこない覚悟をしようかと思います。
政府にもどうにかして欲しいけれど
日本はもっと若い人がデモをしたり積極的にならなければいけませんね。

文化を引き継ぐ努力

2020年から年100万人ずつ減る可能性があるとは知りませんでした。私の年齢でいえば30~40歳になる頃です。

この記事のように、本当に人口減少が進んでいくとしたら、日本国内に絞った商売をやっといくのは厳しくなりますね。

グローバル化の波がどうのこうのと言う以前に、世界を視野に入れたビジネスを展開しなければ日本の会社はどんどん潰れていきますね。

今後はますます海外に向けたビジネス展開が重要になってくると思います。ですが、それと同じに日本の文化を次の世代へ引き継ぐ努力もしていかなければいけないですね。

世界の終わりが見え始めている

先日母にある雑誌の記事を手渡されました。
日本の将来の人口減少と高齢化については、先生の記事と近いことが書いてありました。
加えて世界の将来のことも書いてありました。食糧難や財政危機、地球温暖化に伴う災害など。
なんだか読んでいてフィクションかと思うくらいに想像を絶するものでした。
先生が書かれている2020〜30年の話、案外すぐですね。8年後の2020年、私は29歳です。
まずそれまでに日本がきちんと機能しているのかも疑問ですね。
数年後には首都直下の地震が起きて首都圏が崩壊、都内に密集している色々な機能が完全にマヒ、なんてこともありえるかも。
しかしそんな懸念材料を並べ始めたらキリがありません。
とにかく今はきちんと備えること。
そして、今この国でダメになっているもの(私は一番は政治だと考えています)をなんとか立て直すこと。
それはきっと世界的にも言えることでしょう。
今のままでは世界の終わりが見え始めてしまっている状態です。
早くなんとかしなければ、この地球から人間がいなくなっていまします。
でもきっと人間以外の生き物はそんな世界を望んでいるんだろうなと考えると少し切ないですね…

▼ コメントをどうぞ!! すぐ上(既存コメントの末尾)に追加します。

表紙(最新ページ)へ

月めくり

≪≪ 2017-11 ≫≫
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

年月別の記事

内容別の記事

3.11巨大地震発生から

最近の記事10

最近のコメント10

主宰者から

日本大学藝術学部放送学科

●このブログは、日本大学藝術学部(日芸またはNGと略)放送学科の授業の一環として設置しています。学外の方も自由に閲覧やコメントしていただけます。学生らの活動を厳しく、ただし温かく見守っていただければ幸いです。学生には「ブログ炎上も授業のうち」といってあります。

●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。