テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

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開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2017年度のテーマは「放送・報道における日本語表現の研究」です。

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テレビ、その「強さ」の研究 レジュメ5──制度としての放送の「強さ」 (2004-06-04) 2004-06-04


1)制度としての放送の「強さ」(2)

・国(政府)の放送局支配の源泉=放送免許
・言葉=許認可行政/許認可権/行政改革
・NHKと民放で、その効果はやや異なる
 →ある地域でNHKに免許を出さず、他民放に出すということはあり得ない
 (「あまねく普及」義務・責任のNHKは、必ずその地域の放送局第一号の一つ)
 →免許で縛ることができるのは民放、NHKは人事と予算で縛る
 →いずれにせよ、縛る特定のものには弱いが、他のものには強い

2)免許はどのように下されるか?

・言葉=免許申請の一本化

・民放テレビの歴史はネットワークの歴史
1953年 日テレ開局
1954年 ラジオ東京(現TBS)開局
1956年 大阪テレビ(現朝日放送)・中部日本放送開局→上の2局から番組受け
1958年~59年 田中角栄の一括大量免許(TBS系と日テレ系)
1968年 郵政省「1県1置局」転換、U開放・大量免許→4系列化の進行
1975年 「腸捻転解消」(仲介・仕込みは角栄の首相時代)
1986年 郵政省「4チャンネルプラン」(4局置局政策)

・1959年(昭和34年)田中角栄の一括大量免許
 →若手実力郵政相が赤鉛筆ナメナメ一本化調整
 →以後、郵政相は田中派「郵政大臣はテレビを支配できるだけじゃない。新聞を支配できる」
 →角栄の首相就任直後の軽井沢発言「君らの上司のことはすべて知っている。怖いのは番記者の君らだけだ」

・1968~70年 ネット化進むなかU局免許

・1980年代半ば~ 多メディア/多チャンネル化のなかでの免許

・2003年 地上デジタル免許

・「新聞―テレビ系列化」に極めて熱心だったのが、郵政相や首相を歴任した田中角栄。首相時代に75年に実現する「腸捻転解消」(TBS―朝日放送、テレビ朝日―毎日放送という「ねじれ」を、TBS―毎日放送、テレビ朝日―朝日放送に修正)を仲介。日経が持っていたNET株と朝日が持っていた東京12チャンネル株の交換も仲介。田中角栄はつねづね「郵政大臣は新聞を支配できる」といい、そのポストを田中派で独占。

3)課題

・戦後、政府が局に対し「免許」で脅した(「免許」を取り上げると)脅したケースを調べてみよう
 →椿発言事件(1993年 テレビ朝日椿報道局長発言事件)、地上デジタル放送の予備免許(この前)

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●このブログは、日本大学藝術学部(日芸またはNGと略)放送学科の授業の一環として設置しています。学外の方も自由に閲覧やコメントしていただけます。学生らの活動を厳しく、ただし温かく見守っていただければ幸いです。学生には「ブログ炎上も授業のうち」といってあります。

●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)
 

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