テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

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開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2017年度のテーマは「放送・報道における日本語表現の研究」です。

テレビ、その「強さ」の研究 レジュメ3──テレビの原理 (2004-05-14) 2004-05-14


0)テレビとは何か?

・前回のおさらい 「電気信号」に変換する点がミソ・キモである。

1)テレビの原理

・言葉→カメラ 光電素子 撮像管 電子銃 走査 同期
・配布資料(原理の図解 カメラ テレビ ビデオカメラ)
・日本放送技術発達小史(坂本サイトにリンクあり)

1817 セレン元素(半導体で、導電率が光の照射によって増加する光導電性が著しい)発見。
1873 イギリスのスミスとメイ、セレンの光電現象を発見
1843 イギリスのベイン、「走査概念」を考案
1875 ケアリー、多線式テレビを考案
1876 ( 明治9 ) ベル、電話機発明 ( 送話器の特許取得 )
1877 エジソン、蓄音機 ( フォノグラフ ) を発明
1877 ソーヤー、直列式テレビを考案
1884 ニプコー円板の発明
1888 ヘルツ、電磁波を実証
1895 ( 明治28 ) ルミエール兄弟、シネマトグラフを公開
1895 エジソンの映画ビジネスはじまる
1895 マルコーニ、無線通信実験に成功
1897 ( 明治30 ) ブラウン、ブラウン管を発明
1898 ( 明治31 ) 東京-大阪間長距離電話開通

・テレビは技術的に見て、4つの重要な段階がある。(1) 実際の光景をカメラなどに映し出し、その映像 (光) を電気に転換すること、 (2) 電気を再び光に転換させて画像として目に見えるようにすること。 (3) 転換された電気を増幅すること、 (4) 第一の撮像と第二の受像に共通して画の分解と再組み立て走査 (スキャニング) を同期させることだ。
( 高柳健次郎著「テレビ事始」有斐閣1986 )

・見えるものを、カメラでとらえるところまでは、写真や映画やビデオムービーと同じ。・聞こえるものを、マイクでとらえるところまでは、ラジオやテレコと同じ。
違うのは、
a)とらえたものを電気信号に変換すること。
b)変換後の電気信号を電波やケーブルで送ること。→大規模な送信システムが必要
c)送られた側で復元・再生すること。→受信機が必要

2)カメラでとらえる

カメラの原理(言葉→ピンホール レンズ 像を結ぶ 感光 像を定着 現像・紙焼き)

・カメラ映像の「意味」→映す対象を表現すると同時に、自らの位置・機能を表出する
・カメラでとらえることのメリット(もたらされるもの)は何か?←テレビの強さ
・カメラでとらえることのデメリット(失われるもの)は何か?←テレビの弱さ

3)電気信号に変換

・見えるものを電気信号に変換することのメリット(もたらされるもの)は何か?
 ↑テレビの強さ
・見えるものを電気信号に変換することのデメリット(失われるもの)は何か?
 ↑テレビの弱さ

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●このブログは、日本大学藝術学部(日芸またはNGと略)放送学科の授業の一環として設置しています。学外の方も自由に閲覧やコメントしていただけます。学生らの活動を厳しく、ただし温かく見守っていただければ幸いです。学生には「ブログ炎上も授業のうち」といってあります。

●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)