テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2017年度のテーマは「放送・報道における日本語表現の研究」です。

スポンサーサイト --------

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

情報に対する先入観 2006-06-07

これまで2回記事を書いてきましたが、様々なコメントを戴き、少々混乱してきました・・・。
この犯人が免罪冤罪だったら・・・と考えすぎてテレビを見てはいないかと思い、情報に対する先入観について書いてみました。

今週の月曜、容疑者が逮捕された翌日に、日本テレビの『スッキリ!!』で以前放送された容疑者のインタビューが再放送されていました。そのインタビューの概要は大まかに分けて二つあります。
・今回の事件で警察から疑われていると思ったことは?(事件の犯人説)
・彩香ちゃんの事件との関連性はあるのか?

私はこのインタビューを今日再び見返してみましたが、今日見た時点では「明らかにこれを放送した時点(先月の31日)で犯人視されている」と思いました。逮捕されたのが今月の4日ですので、割と早かったのでしょうか?非常にしつこく「疑われていると思いますか?」や「犯人に心当たりは?」「彩香ちゃんが邪魔だったのでは?」などと聞いていました。でもこのインタビューを逮捕前に見ていたとしたら?今日見たときと同じ感想を、絶対抱いていなかったと思います。

多分、このインタビューを逮捕前に見ていたら、「なんて一方的な報道なんだ」と思っていたでしょう。今日見た時点では、「前から犯人の面は割れていたんだぁ~」なんて軽く思ってしまいました。

報道は見る人によっても伝わり方は違ってきます。私は被疑者が本当に犯人なのか強く疑う傾向があるみたいです。部外者01さんが仰っていた様に『推定無罪』の考え方が出来れば良いのですが、やはり犯人探しをしてしまう時点で、まだ私には難しいと感じました。みなさんにはこう言ったものはないですか?非常に意見が気になります。
私は一言で「客観的な報道をするべきだ」とコメントに書いてしまいましたが、客観的な報道もその時の見方によれば人それぞれだと思います。
実際、この時のリポーターは「沢山話をしてきて、この人が逮捕された時はビックリした」と話していました。(リポーターが感情移入しているのも問題だとは思いますが・・・。)

《番組データ》
番組名/スッキリ!! 日本テレビ系/月曜~金曜8:00~9:55放映/司会 加藤浩次・テリー伊藤・阿部哲子/

【森 智徒勢】

コメント

ありゃ?

↑のコメント
・免罪→冤罪では?
・記事の中に「部外者01」と書いても読んでるほう(最初にこの記事を読んだ人など)は「部外者01って何者?」と思うでしょうから、そこまで書いてくれなくても良いよ、と書いてあります。
管理者にだけ表示を許可するのチェックが入ってしまっていたようで、失礼しました。

刑事法への招待─無罪推定など

無罪推定については、刑法が専門の三島聡・助教授(大阪市立大学ロースクール) の「刑事法への招待」で、概要や主要な論点をつかむことができます。

このコメント下部URLから目次に飛べるようにしておきますので、ぜひ読んでみよう。第1回、第2回、第7回講義あたり。

犯罪報道については第6回講義。これもたいへん役に立ちます。

被疑者が本当に犯人なのか疑うことについて

私も被疑者を真犯人かどうか疑う癖がついてきましたが、それはここ1年くらいのことです。
昨年度受講していた、放送学科・金龍郎先生の授業で「御殿場事件」が取上げられました。まだ解決に至っていないその事件で冤罪の恐ろしさを思い知らされたからです。
今まで鵜呑みにしていた報道を、疑ってみなければいけないと強く感じたのもその時からでした。
今回の秋田の事件、私は容疑者逮捕の報道を冷静に受け止めた気がしました。
しかし『推定無罪』の考え方とは違い、私の場合は「よく分からないからしばらく放って置こう」と思う無責任さがあったように思うのです。
はじめから『クロ』と決め付けていたころに比べればマシかと思いましたが、このままでは傍観者になってしまう可能性も十分あると感じています。
まだまだ勉強が必要ですね…

※「御殿場事件」については説明を入れると長くなってしまうので省略しました。

森さんへ

>私は被疑者が本当に犯人なのか強く疑う傾向があるみたいです。
(中略)
>みなさんにはこう言ったものはないですか?
ほぼ無いと、自分では思っています。

僕はいつの頃か、『犯人が誰か』にはあまり関心が無くなりました。
きっかけは松本サリン事件でしょうか。
恐らく、冤罪の恐ろしさを知ってからだと思います。

僕は事件の起きた背景ですとか、
そちらにより多くの関心がありますね。
犯人が容疑者の段階では、
ニュースもさほど執着して見てはいないです。

犯人探し。

>部外者01さん
・免罪→冤罪では?

指摘していただいたとおりです。ありがとうございます。

みなさんのコメントですが、私も荒川さんの様に報道を疑う癖がついたのは、金先生の授業を受けてからでした。それまではニュースを傍観者の様に見てたような・・・。
今このようにブログで書くようになって、さらに真剣に見るようになりましたが、ニュースはただ情報を得る場のような気もします。テレビから流れてくる情報を右から左へと聞いている。でもそれはとても恐ろしい事ですよね。

村瀬君は「事件の起きた背景」などに関心があると書かれていますが、それは動機とか原因とかそういうことですか?

森さんへ。

>ニュースはただ情報を得る場のような気もします
僕はまさに そういうものだと考えています。
伝えられるニュース全てに一喜一憂する必要は無いでしょう?

自分にとって関心をそそられるもの、それについては深く心に刻み、場合によっては自分でも調査する。
これが僕のスタイルですが、ニュースに正しい見方、聞き方の定義など無いと思っています。森さんが何を恐れているのか、僕にはちょっと分かりかねますね・・・

>村瀬君は「事件の起きた背景」などに関心があると書かれていますが、それは動機とか原因とかそういうことですか?
その通りです。

犯人が少年か大人かで、世間に与える影響はまた大きく変わってきますが・・・年齢性別問わず、理由は誰にでも発生し得るものが多いでしょう。むしゃくしゃしてやった とか。
Aさんしかやり得ない犯行、みたいなものは恐らくあまり無いですから。僕は動機には普遍性があると考えています。ゆえに気になるわけです、「犯人が誰なのか?」以上に。

念のため書いておきますが、決して「犯人は誰であってもいい」なんて考えは持ってませんよ!

真相を知るためには?

>私は被疑者が本当に犯人なのか強く疑う傾向があるみたいです。


私はこのブログで皆さんの意見を読むようになってから、自分はただの傍観者だと気づきました。それまでは、マスコミが犯人はこの人だ!といえば、ああ、そうなんだ、なんて悪い人。なんて思うだけでした。(いまもまだ学んでいる最中ですが・・・)
私はマスコミの報道の罠にまんまとかかっているのかもしれません。

しかしこれからは、報道されたことを一度疑ってみようと思います。
それが真実であれそうでない場合であれ、するどい目を持つことは、事件の真相を知ることに確実に近づくと思います。

私が恐れているもの。

>村瀬君
私が怖いのは、情報を筒抜けに聞いて、何も考えずに情報をそのまま得てしまう事です。報道は必ず正しいとは限りません。それを考えずに、すべての情報が正しいと思ってしまうことです。

>決して「犯人は誰であってもいい」なんて考えは持ってませんよ!
大丈夫です!わかってます!

これは日本の警察史上、最悪の冤罪事件です。

畠山容疑者は、完璧シロです。

そして彩香ちゃんの死因は、水死ではありません。

詳しくはここを読んで。

http://society3.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1085063770/


▼ コメントをどうぞ!! すぐ上(既存コメントの末尾)に追加します。

表紙(最新ページ)へ

月めくり

≪≪ 2017-09 ≫≫
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

年月別の記事

内容別の記事

3.11巨大地震発生から

最近の記事10

最近のコメント10

主宰者から

日本大学藝術学部放送学科

●このブログは、日本大学藝術学部(日芸またはNGと略)放送学科の授業の一環として設置しています。学外の方も自由に閲覧やコメントしていただけます。学生らの活動を厳しく、ただし温かく見守っていただければ幸いです。学生には「ブログ炎上も授業のうち」といってあります。

●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。