テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2017年度のテーマは「放送・報道における日本語表現の研究」です。

二兎は追えない… 2006-09-27

NHK朝の連続テレビ小説「純情きらり」もいよいよ最終週となりまして、宮あおいの次は藤山直美が主演だそうです。長いこと若手新人女優の登竜門的枠だった朝ドラとしては意外な配役ですね。私は朝ドラが好きなんで楽しみですけど、ベテランの起用が吉と出るか凶と出るか見ものです。ふふ。

昨日に引き続き組閣のニュースを見ていきます。
今日見たのは、フジテレビ系「とくダネ!」。とりあえず番組の時間構
成を下に記します。

●オープニングトーク~今日のラインナップ(8分)
●安倍新内閣(49分)
●青い三角定規元メンバー自殺(6分)
●羽賀研二結婚へ(3分)
●熊本・中2女子、校内で刺される(4分)
●奈良・女児殺害事件の小林被告死刑判決(10分)
●28年前の女性殺害事件・賠償問題(5分)
●<スターまるみえチャンネル>海外芸能情報(8分)
●市川昭介さん死去(2分)
●天気予報(3分)
●占い・血液型選手権(1分)

見れば一目瞭然、前半約1時間をまるまる組閣ニュースが占めております。NHKの中継番組とは違い、内容は就任直後の各大臣の様子から政治評論家のコメント、拉致被害者横田夫妻との中継、安倍首相夫人・昭恵さんのインタビューなど様々です。
昨日は中継番組の画面表示について書きましたが、「とくダネ!」ではどうでしょうか。各大臣の紹介部分の画面はこのような感じ↓

↓ 視覚的な情報が増えました
blog2.jpg


やはり一夜明けてそれなりに情報がまとまっていること、また民放独特の視聴者に見せる方法が整っているという特性もあってか、同じニュースでも幾分わかりやすくなっていました。
また、ナレーションは記者が喋り倒す説明中心なものではなく、むしろ少なめで大臣就任の電話を事務所などで待っている新大臣の様子や、電話を受けた直後の感想など、大臣本人の声が見えるVTRになっていました。「とくダネ!」は時間的には視聴対象が主婦層あたりになるのかな?そのためか、功績など難しい事について詳しく説明されるといった感じではなく、大臣の人柄や安倍さんとの関係などについてより細かく報じられているように思いました。
ただ、今度はイメージ先行で「じゃあこの人は一体何をしてきて、何をしてくれそうな人なのか?」といった本当の資質は見えにくい報道になっていました。

それぞれの長所短所が真逆になっている感じですね。
ただ単純におもしろいという観点では私は「とくダネ!」が断然優勢だと思います。小泉内閣でも課題だった拉致問題にからめて横田夫妻と中継をつないでみたり、5年ぶりのファーストレディ・昭恵さんのインタビューなんかも民放ならではの演出ですね。

明日はしつこく安倍内閣報道について、今度は夕方の報道番組を見て書いてみたいと思います。


とくダネ!
チャンネル :フジテレビ系
放送日 :2006年 9月27日(水)
放送時間 :午前8:00~午前9:55(115分)

【山本 彩子】

コメント

そうなんですよね

>ただ単純におもしろいという観点では私は「とくダネ!」が断然優勢だと思います。

あたしもそう思います。
なぜか見ちゃう!そして楽しめて分かった気になる。

>今度はイメージ先行で「じゃあこの人は一体何をしてきて、何をしてくれそうな人なのか?」といった本当の資質は見えにくい報道になっていました。

で、これですよね!
たとえばとくダネ!が好きでそればかり見ていたら確実に偏った見解を持つことになる。
それぞれの番組が視聴層・時間帯に合わせてターゲットを決めて制作しているわけだから、報道に関して平等な理解をするならば、多くの番組を見ることが必須になるわけですよね。
けれど近頃のテレビは情報量も多く、混乱するだけな気がします。

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●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)