テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2017年度のテーマは「放送・報道における日本語表現の研究」です。

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われわれにテレビは必要か?(論文課題ほか) 2011-11-27

【超重要】論文課題ほか

●放送特殊研究Vの成績は、授業への出席回数、授業での発言(回数と内容)、論文(当ブログで公開)を総合的に判断してつけます。

●出席回数が著しく少ない者は「大論文」を書いて挽回するように。

●12月の授業は補講を含めて3回あります。2日、9日、16日。

●久しぶりに時間が取れたので、ブログデザインを変え、upがまだだった記事もup中。



【課題】……以下の二つとも、単位を出す最低条件。3年・4年共通。

【その1 論文課題】
論文「3.11東日本大震災とテレビ──私の体験から考える」を書き、坂本までメールすること。論文執筆にあたっては、以下の条件を熟読せよ。

【1】次の4部構成(4章立て)とし、それぞれに適当な小見出しをつける。

(1)3.11の大地震の瞬間、自分はどこで何をしており、どう行動したか。何を考えたか。周囲の状況や、家族・友だちなどの様子はどうだったか。家に帰ることができたのか。その後しばらくの様子、などなど。
(2)3.11(または発生2~3日間の)のメディアとの接触状況。テレビ、ラジオ、携帯などを、どう使ったか。うまく使えたか。どう役立ったか。とくにテレビ放送は何を伝えていたか。それをどう評価するか。
(3)その後の原発報道、被災者報道、救援報道、さらに今日までの放射能汚染の拡大報道、復興報道など、主としてテレビ放送の報道を、どう評価するか。どこがよく、どこがダメか。
(4)以上を踏まえて災害報道の視点に立つとき、「われわれにテレビは必要か」という問いにどう答えるか。ネット、ラジオ、新聞、書籍その他のメディアの役割、その評価や批判を交えながら、自分の考えをまとめる。

【2】文字数は6000~8000文字(全角換算。400字原稿用紙15~20枚)。ワープロソフトで数えよ。この範囲にない論文は、単位を出す対象としない。ブログ掲載を前提とするので、段落冒頭は全角1字下げ、段落と段落の間は1行アキ(改行)、数字は半角文字を使うこと。

【3】送り先……坂本のメールアドレスまで(坂本サイトの全ページ末尾からメールを打つことができる)。必ずテキストファイルを添付のこと(メール本文への張りつけでなく)。ファイル名は半角小文字で「htkv+月日+自分の下の名前」とせよ(例 htkv1127mamoru.txt)。

【4】締め切り(成績を教務課に提出する締め切りによるので厳守!)
 4年……2011年12月19日夜24時(12月20日0時)
 3年……2012年1月31日夜24時(2月1日0時)

【5】論文は、届いた日付けで当ブログ記事として掲載し、タイトルに執筆者名を記す。ある程度長い文章だから、ちゃんとワープロソフトを使って書き、念入りに推敲や校正を重ねること。日時、場所、局名・番組名などを具体的に、わかりやすく書くこと。とくに考えでなく体験を書く部分は、ディテール(話の細部)を大切に。たとえば「高層ビルにいた」ではなく「新宿西口にある何階建て高層ビルの何階の窓際にいた」と書くとか、携帯がつながらなかったらどこの携帯か書くわけだ。

【6】質問があれば授業中に。坂本から下書き段階のものを読んだ意見を聞きたい者は申し出よ。



【その2 ブログへのコメント】
4年は2011年12月16日(金)の記事に、3年は2012年1月27日(金)の記事に、1年間の授業全体をふり返ってのコメントをつけること。なお、ヨイショは無用。

●卒業を予定する4年生は、とくに注意のこと。授業を取っているのに出席したのをあまり見たことがないという友だちには、ちゃんと伝えるように。

【坂本 衛】
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ブログデザイン変更でいろいろテスト 2011-11-26

水平線はこんな感じ。


以上はデフォルト。下が1行分、自動的に空いてしまう(↑)。

破線に色を付けてみる(↓)。
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半角イコールを使う(↓)。
==========================================================
三点リーダを使う(↓)。
…………………………………………………………………

引用はこんな感じ。blockquoteをcssで制御。下マージン0だが、1行分、自動的に空いてしまう(↓)。
(国内放送の放送番組の編集等)
第三条の二 放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。

一 公安及び善良な風俗を害しないこと。

二 政治的に公平であること。

三 報道は事実をまげないですること。

四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

2 放送事業者は、テレビジョン放送による国内放送の放送番組の編集に当たつては、特別な事業計画によるものを除くほか、教養番組又は教育番組並びに報道番組及び娯楽番組を設け、放送番組の相互の間の調和を保つようにしなければならない。

3 放送事業者は、国内放送の教育番組の編集及び放送に当たつては、その放送の対象とする者が明確で、内容がその者に有益適切であり、組織的かつ継続的であるようにするとともに、その放送の計画及び内容をあらかじめ公衆が知ることができるようにしなければならない。この場合において、当該番組が学校向けのものであるときは、その内容が学校教育に関する法令の定める教育課程の基準に準拠するようにしなければならない。

4 放送事業者は、テレビジョン放送による国内放送の放送番組の編集に当たつては、静止し、又は移動する事物の瞬間的影像を視覚障害者に対して説明するための音声その他の音響を聴くことができる放送番組及び音声その他の音響を聴覚障害者に対して説明するための文字又は図形を見ることができる放送番組をできる限り多く設けるようにしなければならない。

【坂本 衛】

公共放送(NHK)は必要か? 2011-11-25

●公共放送とは?

●NHKとは?

●受信料で運営。広告放送(日本では「民間放送」と呼ぶ。その意図に注意)ではない。

●日本の放送導入を振り返る(86年前にラジオでスタート)

【1925年】
社団法人東京放送局が初のラジオ放送。大阪放送局・名古屋放送局が続く。放送の機能は「文化を国民に均分」「慰安によって家庭生活を革新」「国民の教養を養う」「経済機能を敏活にする」

【1926年】
逓信省指導下に3放送局が統合され、日本放送協会(NHK)が誕生。放送を規律するのは「無線電信法」(さらに逓信省令「放送用私設無線電話規則」、「放送用私設無線電話監督事務処理細則」)

【この段階のラジオの位置づけ】
逓信省(政府)→無線電信法(電報や電話など公衆電信を政府の一元管理統制下に)→ラジオ放送(公衆電信の一つという位置づけ)→実際の担当はNHK(独占)

・国営放送でないかたちでNHKを官僚統制下においた狙いは?
・放送の歴史と戦争の歴史を重ね合わせ、気がつくことをまとめてみよう
 (表づくりが極めて有効。左に放送史・右に戦争史を書き、関連を探れ)

●戦後の放送改革を振り返る

1950年 電波三法(電波、放送、電波監理委員会設置)
      特殊法人日本放送協会が発足★★★これが「公共放送」NHK★★★
1951年 正力松太郎「日本テレビ放送網」構想
1952年 電波監理委が日本テレビに予備免許を出し、廃止
1953年 2月にNHK、8月に日本テレビが放送開始

・アメリカ(GHQ)が民主化を強く要請・主導。放送を日本民主化のツールとして使った。
・戦後、アメリカがやったことは何?
→武装解除、農地改革(「農地解放」「農地革命」ともいうべき大改革)、財閥解体、公職追放、極東軍事裁判、労働三権……etc.
・放送の仕組みは、すべてアメリカが教えた。15分刻みの編成も、ラジオ欄も、ラジオドラマも。
・日本の独立(の回復)は1951年。電波三法が占領中に成立していることに注意。

放送の歴史「放送法制定までの経緯」1945~50

●放送法

・日本の放送を規律する法律。同時にNHK設置法。
・第1条がきわめて重要。よく吟味し、その意味を考えよ。第1条「放送の不偏不党」と第3条2「政治的に公平」の違いを知れ。

放送法

【坂本 衛】

高齢者・障害者・一人暮らしとテレビ(テレビは必要か、テレビは彼らに応えているか) 2011-11-18

【高齢者とテレビ】

●高齢者とは

・世界保健機関 (WHO) の定義では「65歳以上の人」。
・2010年9月15日の65歳以上人口推計は2944万人(19日総務省発表)。
・80歳以上は827万人で、愛知県736万より多く大阪府881万に迫る。
・高齢化率は1935年4.7%(21人に1人)、2007年21.5%(5人に1人)、2010年23.1%(ほぼ4人に1人)。

●高齢者むけの番組は多い・少ない? 高齢者は満足している?

・少ない。とりわけ民放プライムは皆無に近い。
・高齢者は若者むけ番組を、とくに不満もなく見ている(学生A)
・高齢者は見るべき番組が少なく、テレビに不満を抱いている(学生B、坂本)

●なぜ、高齢者むけ番組が少ないか?

・テレビの「ビジネスモデル」による。民放のビジネスモデルは「視聴者が最大のとき、売上高が最大」しかも「その視聴者はテレビ広告の対象である」との条件付き。
・高齢者の数は多いが、広告の対象ではない→高齢者むけ番組のスポンサーがつかない→高齢者むけ番組が作られない。
・広告の対象ではない例
 そもそも高齢者は退職者で、年収が低い(年金暮らし)→物を買わない。
 そもそも高齢者は最近目立つ広告(携帯、携帯ゲーム、ゲーム機など)の対象ではない。
 高齢者が車を買う場合は、20~30年前からトヨタ車、日産車、ホンダ車と決めている→広告効果なし。
 高齢者の大部分は家を買わない。すでに持っているか、一生借家住まいか→広告効果なし。
・ビジネスモデルが民放と異なるNHKは、実は高齢者番組を作ることができる
 →高齢者は受信料を払っており、受信料を取りたいのは若者層→若者番組に傾斜→高齢者番組を作らない。

特集 年寄りをナメるな!テレビ [座談会] 見る番組がない!時をムダにしたくない(『GALAC』1998年10月号/No.17)

地デジが高齢者を切り捨てた件(地上アナログ放送「終了延期」プロジェクトのブログ)


【障害者とテレビ】

●障害者とは

・障害者基本法(第2条)の定義では、「身体障がい、知的障がい又は精神障がい(以下「障がい」と総称する)があるため長期にわたり日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける者」。
・全国の在宅身体障害者数(2006年7月1日現在)は、348万3000人と推計。平成18年身体障害児・者実態調査結果(2008年3月 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課)による。

●障害者むけの番組は少ない。

・障害者の数が少なく、テレビのビジネスモデルにマッチしないため。
・少数者により深く情報を提供できるのは専門放送(CS、CATVなど)やネット。
・障害者は一般に就労に制限があるうえに医療費負担が重く、可処分所得が少ないと思われ、有料放送である専門放送は障害者を顧客と見なしていない(ディスカバリーチャンネルには障害者を扱うすばらしい番組があるが、海外製)。ネットは発展途上で、障害者には使い勝手が悪すぎる。

地デジが障害者を切り捨てた件(当ブログ「地上アナログ放送の終了延期=地デジ難民のゼロ化」を求める記者会見3月4日参院議員会館★全映像★ 視覚障害者の発言を聞け)


【一人暮らしとテレビ】

●一人暮らしとは

・1人暮らしの世帯(単身世帯)数は1588万5000世帯。全世帯数5092万8000世帯の32.1%。3割超は初。10年10月国勢調査の抽出速報結果(総務省2011年6月29日発表による)。
・なお、1世帯当たり人数は過去最少の2.46人。世帯数は増え、世帯当たりの人数は減っている。
・単身世帯は多様。高齢者独居世帯は400万世帯以上。ほかに単身赴任者、未婚者や若者、学生、外国人などさまざまで、テレビとの関連をひとくくりに論じることはできない。
・ただし、一人暮らしの人は「寂しい」との理由からテレビを長時間つけておく傾向が強い(学生B)。
・高齢の一人暮らしはとくに、足腰が弱く外出するのがおっくう、趣味が少ない、新しいことを覚えるのがおっくう、目も悪く書物も敬遠しがち、などの理由から、テレビを友とも家族ともしている人が少なくない。そんな人々をテレビが切り捨てているのは大問題。


【ブログup時に追加】

・以上のような問題は、編集者や取材者に手がかりが少ない(周囲に年寄りや障害者がいない)、編集者や取材者に想像力がない、取材が面倒くさい(テレビ局に行っても「やってない」という以上の情報をもらえない)、共感を得る人が少ない(年寄りや障害者が読者対象ではない)などの理由により、新聞・雑誌・ネットで取り上げられることはほとんどない。
・若者たちが集う巨大掲示板でも、こんな問題が論じられることはあまりない。
・メディアが取り上げないと、問題が存在しないも同然なのは、原発問題などと同じ。

【坂本 衛】

本日休講(徹夜するも締め切りに間に合わず) 2011-11-11

本日休講です。
徹夜するも締め切りに間に合わず。
誠に申し訳ない。

【坂本 衛】

本日休講(日藝祭のため) 2011-11-04

本日休講です。日藝祭のため。

【坂本 衛】

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日本大学藝術学部放送学科

●このブログは、日本大学藝術学部(日芸またはNGと略)放送学科の授業の一環として設置しています。学外の方も自由に閲覧やコメントしていただけます。学生らの活動を厳しく、ただし温かく見守っていただければ幸いです。学生には「ブログ炎上も授業のうち」といってあります。

●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)
 

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