テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2012年度の授業テーマは「[実践!]ネットは放送を殺すか?──ネットを理解することで、放送をより深く知ろう」。

テレビは必要か……といってるうちにアナログ終了迫る(授業ノートby中川美幸) 2011-06-17

*お知らせ(7/15、22は授業有り)
*「地デジ化」の大問題 誰も書かなかった「アナログ停波」のカラクリ (知的発見!BOOKS)[単行本(ソフトカバー)]
坂本衛(著)参考文献として読むように。


『アナログ放送終了とTVの話』

・2011年7月24日に地上アナログ放送が終了する。
しかし、現在建設中のスカイツリーは2012年の春から開業予定。
この空白の期間は昼間東京タワーから電波を出す。
そして深夜は、電波状況確認のため東京タワーのアナログ電波を止めて、試験用のデジタル電波を流す。その為、深夜にTVが見れない地域が出てくる。TVが24時間ではなくなるのだ。一気に地上デジタル放送に切り替わるのは、2013年3月頃。
そもそも地デジに対応する為の準備期間は全国一律で公平なものでは無かった。
2001年に電波法が改正。東京、名古屋、大阪の主要都市は2003年11月から地デジ電波配信開始。地方は後回し。


『デジタル放送とは?』

・デジタル→断続的に変化する数字の量(例 CD)
・アナログ→連続して変化する数字ではない量(例 レコード)

・デジタル放送は、伝送路をデジタル化(放送の信号を数値化して配信)するため、[素材が劣化せず、複製し易く、妨害に強く、何でも表現出来る]という利点がある。

【中川美幸】

【テレビは必要か否か】(授業ノートby大石詩菜子) 2011-06-10

◎アンケート(各自周囲の人間に調査)

(1)次の五段階のうち、どれ?「自分にとってテレビは・・・」
 必要 / どちらかといえば必要 / どちらともわかない / どちらかといえば不要 / 不要

(2)なんで?
  
(3)必要と答えた人に質問
他のもので代替はきかない? 似たようなものではなぜダメ?

(4)不要と答えた人に質問
代替するものは何? それは必ず十分に機能している?



◎結果

▼50代男性
(1)必要

(2)生活必需品の一つ。育つ中でテレビはあって当たり前のものだったから。

(3)情報収集の道具としてはラジオでもいいが耳だけでは伝わらないニュアンスが映像にはある。
   娯楽としてはラジオの数倍。ラジオにはない色がテレビにはある。

▼40代女性
(1)どちらかといえば必要

(2)毎日習慣になっているから。

(3)ラジオもよく聴くが映像がないと少し物足りない。

▼50代女性
(1)必要

(2)ドラマを見るのが好き。時計代わりにもなるから。

▼10代女性
(1)どちらかといえば必要

(2)ヒマを潰すのにいい。

(3)どちらかといえば必要だが、テレビがなくても情報は周りが教えてくれると思う。

▼20代女性
(1)どちらかといえば必要

(2)具体的に、あまり必要と感じたことはない。

(3)代替があるならそれでもいい。

(本日計5人)


∴前回までの結果も踏まえると「必要」の答えが多く見られる。
 情報を得るだけならネットで足るという意見もたしかにあるが、有事の際にネットを利用すると回線がパンクしスムーズに情報が得られない。視聴者の数に左右されない回線はテレビの特色といえる。



◎地デジ化強行実行の危険

 先日、東北3県の7月24日の地上アナログ放送終了の延長が発表された。当然である。しかしこれは東北だけの話ではない。

 現時点で日本の地デジ化普及率は約94%。ほとんど済んでいる、という数字ではない。残りの約6%の国民を置いて遂行しようとしていると見るべきだ。
 最も危惧すべきはお年寄りである。現在一人暮らしのお年寄りの数は増加傾向にあり地デジ化の話をいまだ知らないという人もいるはず。24日以降急にテレビが見られなくなり、原因は分からないが頼れる人も周りにいないという人間のことを国は考えているのか。もし7月24日に再び今回のような巨大災害に見舞われるとしたらどうやって情報を得られるか。ネットを使えというのは酷だろう。いつも見ていたテレビは映らない。非常に危険な状況である。
 極端な話のようにも思うかもしれないが7月24日に災害が100%起こらない根拠はあるか。下手をすると人が死んでしまう話になる。
 今、日本にそれを訴える者がいないのにも首を傾げる。

 そこで上記以上の詳細を踏まえ、地上アナログ放送終了で起こる様々な問題を坂本先生が提示されました。
 日本で唯一の地デジ化延長を訴える本になります。他人事ではないです。是非に。



【大石詩菜子】

【あなたにとってテレビは必要か?】のアンケート(授業ノートby永坂実希) 2011-06-03

・【あなたにとってテレビは必要か?】のアンケート

横山さんのアンケートのまとめ

・CMは情報を得るのに必要
・バレーの中継はネットでしか見れない
・ネットができない人もいる

永坂のアンケートのまとめ、疑問

・ネットは検証しきれていない
・マイクロメディアとは?
・Ustしてると本当にバランスが取られるのか?
・会見、講演会などしかUstできない
・Ustは言いたいやつが言いたい放題になっている
・ネットにはジャーナリズム機能がない(全体としては)



あたたにとってテレビは必要か?

<必要>

・情報源(世の出来事)
 災害(速報)→命にかかわる
 共有情報(流行のモノサシ)
 垂れ流し情報(CM情報)

・娯楽(ドラマなど)
 スポーツ、お笑い、バラエティ
 テレビの娯楽には新しいもの、流行中の旬のものばかりである。
 時間がたっていない、同時であることにみんな期待している。
 逆にネットには古いもの、アーカイブがある。

・ドキュメンタリー
(・モニターとして)

<不要>

・PCで可(ネット情報)
 例)USTREAM
   新聞サイト

【永坂実希】

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●このブログは、日本大学藝術学部(日芸またはNGと略)放送学科の授業の一環として設置しています。もちろん学外の方も自由に閲覧やコメントしていただけます。学生らの活動を厳しく、ただし温かく見守っていただければ幸いです。学生には「ブログ炎上も授業のうち」といってあります。

●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)