テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

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開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2012年度の授業テーマは「[実践!]ネットは放送を殺すか?──ネットを理解することで、放送をより深く知ろう」。

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15分ニュース 2006-11-12

こんばんは。日曜担当の神田です。
書き込みが遅くなってしまいましたが、日曜の日付で更新させてください。(追記:誤ってタイトルなしで送信してしまったので訂正しました)


日曜日は平日に比べると朝以外短時間のニュース番組が多く、今回は23時から15分間のNHKニュースを視聴しました。
15分間で6つのトピックを放送していて、全国・関東地方の天気予報もあるので結構盛りだくさんでしたが、キャスターが落ち着いているせいかあまり慌しく感じませんでした。主なニュースは、


・福島知事選で無所属新人の佐藤氏が当選確実
・新潟市長選、熊本市長選、新宿区長選
・北九州市で、同級生が多額の現金を要求するようないじめが発生していた小学校の校長が自殺


今日は各地で選挙があったために、選挙の話題がほとんどを占めていました。
注目度の高い福島知事選の報道では福島放送局の記者と中継をつなぎ、今回の選挙のポイント整理や知事の選挙活動の様子が映し出されていました。他は全てにおいて同じ映像(当選者、支持者が万歳三唱し、花束をもらい、抱負を述べる)でしたが、地域のニュースとして放送された新宿区長だけは開票結果の発表の映像で大きな顔写真がでていました。(地域への配慮?)

毎回選挙報道の度思うのですが、当選者が喜んでいる様子よりも、今後の抱負やプロフィールの紹介にもう少し重きを置いて放送して欲しいと思いました。万歳三唱は、必ず放映しなければいけないのでしょうか・・・。15分番組なので当選を伝えるには分かり易い映像構成なのでしょうが、立て続けに何回も見るとたまには違うことをやる議員はいないものかと思ってしまいました。

それから、北九州市の小学校校長の自殺についてですが、校長のすべきだったことは命を絶つことで責任を取ることではないと思います。
自殺すれば解決する、という見本を見せてしまっているようなものです。確かにいじめを隠していたのが発覚し、相当周りから責められ、精神的苦痛も受けたと思います。しかし、これから命の大切さを教えるべき大人が自殺してしまっては元も子もないのではないでしょうか。

また、教師も何か問題が起きた時に1人の責任にせずに全職員で解決していくという姿勢、協力体制をもっと作った方がいいのではないかと思いました。



≪番組データ≫
番組タイトル:NHKニュース
放送局:NHK総合
放送時間:23:00~23:15
キャスター:塩屋紀克


【神田絵里】
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いじめ問題 2006-11-01

こんばんは。火曜日担当の鮎川です。

昨日は個人的な事情によりブログをお休みさせていただきました。すみませんでした。昨日の分を今日書きたいと思います。

今日、最近始まったZEROという番組をみた。最近頻繁に報道される、いじめによる自殺のことをやっていた。岐阜県瑞浪市で女子中学生が自殺した事件だが、学校側が今日臨時集会を行い、生徒達に生徒の自殺がいじめであることを説明して、これまでの発言を撤回し、校長が生徒に謝罪しているというニュースだった。

「彼女の死を無駄にしないようにしよう」だとか「いじめは絶対に出さない学校にしよう」という校長の言葉がちっとも心に響かなかった。
なんとなく、子供達に対しての謝罪というよりも、世間の大人たちに対するもののようにしか聞こえなかった。

こんなにもいじめというのが見つけにくいものなのだろうか。すぐ側にいるはずの教師が気づかないでどうするのだろうか。学校側はスクールカウンセラーを3人増やすという対策をとったらしいが、ケアに力を注ぐだけではいじめの予防には繋がらないと思う。

このニュースだけではなんとなくサラッと流されて、あじけない報道だったように思った。

しかし、スタジオでのコメンテーターのコメントがとてもよかったように思える。

長嶋一茂「いじめがあるかないかという議論はあるということを前提に話すべきだ。文科省・教育委員会・担任などはなんとなく犯人探しをしているだけのように思える。本当に子供達を守ってあげられるのはやはり身近な家族で、子供達のシグナルを気づいてあげるにはちょっとしたおはようの挨拶など、小さなコミュニケーションが大切なのではないか。日本というところは逃げや甘えに対して否定的な部分があるが、いじめられる側を追い込むのではなく転校なども一つの道として、そういうや選択肢与えてあげることが大事なのではないだろうか。」

学校側の対応を見ていて、私がいらいらしていた原因を全て挙げてくれたような気持ちになった。これは個人的な意見になってしまうのかもしれないが、彼の言っていることは本当にもっともなのではないかと思った。

彼のコメントが報道内容の薄さだったり、視聴者の消化不良を充分にカバーしたように思えた。長嶋一茂は、あの学校の校長なんかよりももっと現実の深刻さの核心にせまっているなと思った。

この番組はあらゆる層の視聴者を取り込むためにか、タレントを多く起用するなどして工夫したらしいが、かなり不調らしく内容に深みがないと不評らしい。

普段私はみていないし、このニュースの内容のところだけ真剣に観たのでそういった全体的な番組の良し悪しについてはなんともいえないが、わずかに観たこの部分においてはコメントがよかったなと良い印象が残った。

別に長嶋一茂を褒めるために書いたわけではないが、(失礼だが正直大したことないと思っていたし・・・笑)こういう濃厚で核心に触れたコメントをスッと言えるようなコメンテーターがそのニュース番組の質を何倍にも高めるのだと思った。

コメンテーターひとつで番組の質がまったく違ってくるのだということを改めて強く感じた。


先生に短くていいと言われたにもかかわらず、またもこんなにも長く書いてしまってすみません(笑)



《番組情報》
番組名 ZERO
放送局 日本テレビ
時間帯 22:54~23:55
メインキャスター 村尾信尚

【鮎川ゆき】

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●このブログは、日本大学藝術学部(日芸またはNGと略)放送学科の授業の一環として設置しています。もちろん学外の方も自由に閲覧やコメントしていただけます。学生らの活動を厳しく、ただし温かく見守っていただければ幸いです。学生には「ブログ炎上も授業のうち」といってあります。

●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)
 

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