テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2012年度の授業テーマは「[実践!]ネットは放送を殺すか?──ネットを理解することで、放送をより深く知ろう」。

韓国人拉致被害者の金 英男さんの会見 2006-06-30

<記者会見の内容>

 金英男さんは29日午後に行われた記者会見で自らの拉致を否定し、めぐみさんが「うつ病になり94年に4月13日に自殺した。」と述べ、日本に渡しためぐみさんの遺骨は本物であると強調。(めぐみさんについての情報はあまり話していませんでした。)

<報道ステーションのこの会見についての取り上げ方で思った事>

 そんな会見の映像を流した後に、専門家の方と共に説明をしながら今後このような会見をどう視聴者は判断するのだろうか、と疑問を投げかけて次のテーマについて繋ぎ、この会見についてのコメントを古館さんは↓のように述べていました。

古館伊知郎「これは韓国向けの一つのデモンストレーションに見られる・・」
     「南北共同の策戦ではないか」
     
↑のように(この事件だけでなく)説明等に古館さん個人の意見が強く反映され、私はそれが正論だと押し付けられているように感じました。

 事件の映像を流しては専門家の方にバトンタッチ。説明してもらい、自らの意見を主張といった感じでなんだか淡々とした印象を受け、この事件そのものの重みが全く伝わってきませんでした。昨日のとくダネ!の様にもっと突っ込んだ分析や解説をして欲しかったです。

 しかし、何故このように淡々と感じられたのか、この会見についてのニュースだけでなくこの番組を見ていると無性に腹が立ってくるのは何故だろうかと考え、報道ステーションのトピックと放送時間量を調べてみました。


 <報道ステーションの放送の流れ>
22:00 報道ステーション
(22:20頃から見始めたので、最初約20分の報道内容は分からないです)

22:20~ 金英男さんの記者会見(放送時間:約10分?)

22:30~ 香川県で起きた正面衝突事故について(放送時間:約3分)
  CM(約1分半)
22:35~ 日米首脳会議まもなく開始(放送時間:約2分)
  CM(約2分)
22:40~ 今年一番の暑さ (放送時間:約2分)
  CM(約2分)
22:45~ プロ野球 全試合速報(約2分)
  CM(約1分半)
22:50~ オシム氏来日 緊急会見(放送時間:約6分)

22:55~ 宮里藍 21歳 メジャー初制覇への自信(放送時間:約9分)
  CM(約2分)
11:05~ 岩手県 住宅火災で3人死亡 (放送時間:約30秒)

 上記のようになりました。調べてみて、こんなにCM時間量が長いとは!と正直驚きました。これだもの、いらいらするはず!

 私が報道番組を見る理由は、世の中でどういった事が今起こっているのか、それを知る為。それなのに政治や経済・社会的事件の比重があまりに少ないと思いました。
 それらのトピックの放送時間がCMの放送時間とほぼ同量。それに反して、スポーツの放送時間が長い!(熱狂スポーツファンの方、ごめんなさい)その上、スポーツの報道になると古館さんの表情といい、コメントといい、なんだか生き生きとしているように感じられました。

 最後に岩手県の事件の映像が流れた後のコメントが↓でした。

古館「本当に・・我々どう報じたらいいのか・・本当に真剣に考えますね。また詳しくはお伝えしたいと思っていますが・・・また明日!」

 報道ステーションの流れと共に最後の最後に古館さんのコメントにも驚きました。時間の都合上こうしたコメントになったのかもしれませんが、そのトピック以前のスポーツ報道中では熱くコメントしていた(と感じた)にも関わらず、社会的事件に戻ると何となくぎこちく、冷めたような印象を受けました。

《番組データ》
番組名/報道ステーション テレビ朝日系/月曜~金曜夜9:54~11:10放送/司会/古舘 伊知郎・河野 明子 コメンテーター/加藤 千洋他

                 【山口 乃絵】

見えてきた北朝鮮“演出”と“思惑” 2006-06-29

 日本人拉致被害者、横田めぐみさんの夫とみられる韓国人拉致被害者、金英男さん(44)と母・崔桂月さん(78)、姉・金英子さん(48)は29日午前、北朝鮮・金剛山のホテルで対面した。対面は前日に続き2日目。

 その対面を映した映像から金英男さんの服装・持ち物、周りの報道スタッフの様子、映像の撮り方などの視点から分析し、北朝鮮が考え出した演出ではないか、どんなメッセージ性があるのかを考えていく報道のあり方でした。

 その中で金英男さんがはめていたダブダブの腕時計、サイズの合っていないスーツなどから「良い暮らし」を見せる為のものではないか。また母・崔桂月さんとの対面時に崔桂月さんが号泣に対して金英男さんは始終笑顔を絶やさない。
これは北朝鮮側のシナリオの一部ではないかと考えられ、

  早稲田大学 重村智計教授
「(金英男さんが始終笑顔を絶やさない様子から)泣くなという指示を受けているのではないか。お互いが泣く様子を報道してしまうと、北朝鮮はひどい国だという印象を与えてしまうだろう」

とコメントをしていました。

 この報道を見て、再会という事で心温まる映像ではあったけれども私は「日本のおかげで再会出来たのにめぐみさんの件は記者会見で、って。あんなに拉致被害者が必死に活動しているのに、触れないなんて。ただ再会を喜ぶだけで自分の事は何も言わないんだ、ここでも(以前の書き込みより)自分主義?!」と思ってしまいました。

 そしてとくダネ!の映像分析を見ていて、この再会は予行練習でもしたのかな、などと考えてしまい、“お母さんと再会した”という真実に対して、もしもこの演出が真実であった場合、再会は真実でない事になる・・と考えを巡らせていくと、頭の中で整理がつかなくなってしまいました。

 専門家の仰る「北朝鮮はひどい国だという印象を与えない為」がこの演出の目的だとすれば私は逆効果だったのではないかと思います。
このような演技させられている人の立場を考えると可哀相だし、そんな事を考えるなんて恐ろしい国だと感じます。このように感じるのは恐らく私だけではないのではないでしょう。

 多くの視聴者は「とくダネ!」が放送される時間帯は慌しく家を出ていく時間であり、報道番組の映像をただ流して見ているのではないかと思います。

 しかし、このような報道をする事でただ真実を知るだけでなく、事件そのものに興味を持ち、より真剣に考えるきっかけになるのではないかと思いました。

《番組データ》
  番組名/とくダネ! フジテレビ系/
  月曜~金曜 朝8:00~9:55放送/ 司会/小倉智昭・笠井信輔


            【山口 乃絵】

「めろん城の悲劇」夕張市 破綻 2006-06-28

 今日は書き込み時間が遅くなってしまったと共に、パソコンの調子が悪く日付変わってからの書き込みとなってしまいました。
申し訳ありません。【注 坂本が時間を巻き戻しました】

 夕張市にある夕張メロンのブランデーやワイン、リキュールなどの製造工程が見学できる施設。最新ロボット・白熊などが見られるスポット、またジェットコースターなど特産メロンを観光に生かそうと地方の人々が楽しめる場所として建設された。

 しかし、夕張市の財政状況が厳しくなり、一時借入金などの活用により表面上は財政告示となる手法をとり、負債がふくれあがっていた。
地方が地域振興目的で率先してやった事が逆に市の財政を圧迫し、税金で処置するのではないかという事でした。

 古館伊知郎「地方は地方で国に甘える。もたれあい幸せはどこにくるか?・・」


 私は、小泉純一郎内閣で地方の自立を掲げられ、それにより各自治体がおのおのの考えで自由に使える財源にできれば地方の特色が出てくるのではないかと思っていたのですが、今回のニュースのような国と地方が一体となって地域を活性化しようとした事が逆に地方を疲弊する形となってしまったのは哀しいと思いました。

 私自身、北海道で育った訳ではないけれど、もし自分の市でこのような事が起き、税金といった形で私達に伸し掛かってくる可能性があるとされたら、自治体に対し不信の念を抱いてしまうかもしれないと感じました。

 番組内では、このニュースと共に夕張市の観光産業の歴史について触れており、あまり市民の意見について報道されていませんでした。私は自治体によってその地の方向性を定められるとはいえ、都市や地方の位置づけに関係なくその地を創り出していくのは市民であると思うので、もっと市民の意見を報道して欲しいと思いました。

     《番組データ》
番組名/報道ステーション テレビ朝日系/月曜~金曜夜9:54~11:00放映/司会/古舘 伊知郎・河野 明子 コメンテーター/加藤 千洋他


                   【山口 乃絵】

村上被告 保釈 逮捕から21日ぶり 2006-06-27

 ニッポン放送株をめぐる村上ファンドのインサイダー取引事件で、証券取引法違反の罪で起訴された同ファンドの前代表村上世彰被告(46)が26日夕方、保釈され逮捕から21部日ぶりに東京拘置所を出た。保釈金は5億円で小切手で即納。

 村上ファンド関係者・ライブドア関係者・ニッポン放送・阪神電鉄と接見禁止(会ってもダメ。電話してもダメ。)を保釈条件とし、専門家曰くこのような幅広い条件は珍しいらしいです。
 
   <特ダネ>
 水島愛一郎(経済ジャーナリスト)
 「村上ファンドという形がある以上、投資家の信用を繋ぎとめて置け  ば再起のチャンスはあると被告は考えている、と思いますね」

   <産経新聞の記事>

 「村上被告は再起不可能」と掲載されていたようです。

 私はこのような報道について、以前の書き込みにもあったように憶測で意見を述べている事に対して、株の投資家達を戸惑わせるような報道だと思いました。3週間前、大勢のマスコミ陣を前にして「金を儲けちゃいけないですか?」と声を張り上げていた村上被告を見て、最初あまりにわざとらしいというか、浅い知識ながら私は会見の席においてマスコミ相手に言ってのける彼の強気な態度には投資家ならずとも誰の目から見ても反発を買うであろう発言には違いないが、これだけの巨額の富を手にした男の最後のあがきとパフォーマンスが感じられ、見ていて哀れとも感じられました。

 今回の保釈でも、堀江被告の保釈金3億円に対し村上被告は保釈金5億円。しかもその5億円は即納みたいです。なんだか全てお金次第といった印象を受けました。
 特ダネでは、一方方向からでなくて多方面から(彼の表情やカメラワークなどから)ピンポイントで彼を報道していました。彼を罪を犯し悪者には違いない、悪者に仕立て上げるようマスコミ側の報道の中で堂々とした彼を見て、私は村上被告自身罪の意識はないのではないか、とさえ思ってしまいました。
 
 罪の類は異なりますが、殺人犯ならば完全に顔を隠してマスコミに登場する。それは今後の社会復帰なども考えて、そうしているのだと思いますが、村上被告は全身カメラに写されても抵抗をしていない。
 会見に続き、私は彼の強気な態度に圧倒されたのですが皆さんはどのように感じられたでしょうか。


      《番組データ》
  番組名/特ダネ フジテレビ系/月曜~金曜夜8:00~9:55放映/
  司会/小倉智明・笠井新輔

=訂正=

 《番組データ》
  番組名/とくダネ! フジテレビ系/
  月曜~金曜 朝8:00~9:55放送/ 司会/小倉智昭・笠井信輔

FIFAワールドカップ 2006-06-26

 試合は、押し込まれる場面の多かった日本は前半予想外のリードを奪った。後半に入ると、攻撃の鋭さを増したブラジルが一気に加点していった。53分、ジュニーニョ・ペルナンブカーノの強烈なミドルシュートで勝ち越すと、その6分後には左サイドを上がったジウベルトのシュートで3点目。81分には、日本ゴール前でパスをつなぎ、最後はロナウドが記念のゴールを決めた。

 この試合によって、日本がブラジルに逆転負けし、FIFAワールドカップ・ドイツ大会からの敗退が決まった。

 私は普段サッカーを見ないのですが、4年に一度ワールドカップには愛国心に火がつきます。しかしながらグループ敗退。その結果により、私を含め周りの友人達も肩を落としている最中、ふと報道に注目すると以前までW杯の勢いある報道が落ち着いたように感じました。勿論、敗退という結果に対して世の中がショックを引きずっている時期であり、報道側も視聴者側を考えて、の事なのかもしれませんが、果たしてどうなのだろうと疑問に思いました。
 自国の試合はやはり熱くなるもので、力を入れて欲しいと思うものの、自分の国の試合結果が分かるとその熱が途端に冷めてしまう、そして今度はまた4年後のW杯の総監督についての報道で熱くなっているように感じます。                     
 このような報道を通して私は自分の国しか考えない、自分主義の様に感じ、だからこそ、もっと他の国の試合に興味を沸かせる報道をして欲しいと思いました。他国を知る事で、W杯をもっと楽しめるのではないかと思います。

 余談になりますが、先日、電車の車内で高校生くらいの女の子2人が「日本ダメだよねー。CM見ても前ほど騒がなくなったし」「あーやってるよね。あんまり見たいとも思わないけど」このような会話を耳にしました。報道によって(例えば最後の選手のインタビューなど)関心が薄れ、そのように視聴者側のCM価値も変化していくのだろうなと考えた時に、W杯そのものでなくサッカー選手をアイドル化して注目している視聴者もいるのだという事に改めて気付かされました。
                                                【山口 乃絵】
《番組データ》「スタ☆メン」フジテレビ系 日曜22時~
  司会者 爆笑問題 阿川佐和子 


一週間 2006-06-25

 普段、インターネットで情報を取り入れることが多いのですが、(ニュースを含め)この一週間はテレビに触れる時間を作るよう努めてまいりました。しかし、(以前十河さんも言っておりましたが)やはり、「時間を作る」ようにしなければ見ることができないのがテレビでした。それに対し、インターネットはいつでも見ることができる・・・


 しかし、常にリアルタイムに、しかもすぐに映像付きで報道することができるのはやはりテレビであって、それをインターネットは超えることはできないと思います。

 
 その時のニュースを、時間の許す限り「多く」、「早く」知ることができるテレビと、「見たいものを見たい場所」で、「詳しく」知ることのできるインターネット。

 これから先、形を変えて発展してゆくかもしれませんが、私は、この特性が今後も変わらず、テレビもネットもそれぞれで発展していってほしいと思いました。




 《最後に》
 知識も表現力も文章力もありませんでしたが、一週間お付き合いいただきまして、ありがとうございました。


 【高濱 綾乃】 

日本式「地デジ」ブラジルが採用 2006-06-24

 《朝日新聞 6/24土曜日 朝刊13面》

 ブラジル政府は、地上デジタル放送で、日本の規格を採用するすることを決め、首都ブラジリアの日本大使館を通じて22日、日本政府に通知した。海外で日本方式が採用されるのは初めて。
 日米欧の3規格から選定を進めていた。同じ周波数帯域で米国方式より多くの情報を伝送でき、周波数帯域を分割することで、携帯電話でも地上デジタル放送でテレビを受信できるなどの点が支持された。
 日本の電機メーカーは、南米大国ブラジルで規格が採用されることで、経済的な結びつきの強い南米各国にも日本方式の採用が広がる可能性もあるとみており、新たな市場開拓に期待を高めている。


 《私が思ったこと》

 日本の規格が南米の大国ブラジルで採用されるということが大変うれしいことであると思います。
 「南米大国ブラジルで規格が採用されることで、経済的な結びつきの強い南米各国にも日本方式の採用が広がる可能性もあるとみており・・・」と新聞記事内にありましたが、日米欧の3規格から日本のものが選ばれるということが、すばらしいと思いました。


 そこで、2011年にアナログ放送が終了し、地上デジタル放送が始まるわけですが、アナログ→デジタルへ変わることによって、報道にもたらす影響とは、どういったものがあるのでしょうか。

 たとえばデジタル化により、新しい機能がいくつかあるわけですが、まず、いくつかの番組を一度に表示することが可能である、という点。それが、ニュース番組にとって利益(視聴率が上がるなど)となるものはあるのでしょうか。私は、一度にいくつかの番組を表示できることによって、視聴率競争が激化し、さらに視聴者は、どの番組をみようかと考える時、ビジュアル面で選択することが増えるかもしれない、と思います。

 たとえば、セットの華やかさ、ライトの明るさや、出演者の雰囲気、衣装・・・などです。


 今後、テレビ放送における報道が、どのように変わってゆくのかが楽しみではありますが、事実を伝えることという根本的なものは変わらないでほしいと思います。(そこが変わってしまってはニュースではなくなってしまいますが・・・)

 【高濱 綾乃】

奈良・放火殺人事件 成績めぐり「何もかもいやに・・・」 2006-06-23

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急にはずせない用件が入ってしまい、本日(6月23日)休講です。
学生諸君は誠に申し訳ないが、よろしくお願いします。坂本衛
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書き込みが大変遅くなってしまい、申し訳ありません。


《長男について報道ステーション内で話されていたこと》

古舘「もし(長男が)すごくイイ子を演じてきたのだとすると、つらかったのかなと思いますよね。」
堀田 力(弁護士・元検事)「つらかったと思います。長男は科目を満遍なく勉強をしていたようです。高校生にもなると、科目の好き嫌いはあるのに、それを全部頑張っているということが、すごく無理している。親に認められたいというそれだけの社会の中で頑張って頑張って無理してそれがある時プツッて切れるんですよね。」


《私が思ったこと》

 今回に限ったことではないと思いますが、特に感じたことがあります。それは、推測で話をしているということです。また、その推測で放火殺人の犯人をフォローしているように思いました。(堀田氏が弁護士ということが関係してくるとは思うのですが・・・)

 少年であるとはいえ、親からのプレッシャーのようなものがあったかもしれない、とはいえ、犯罪者であることにかわりはありません。殺人を犯した犯人です。犯人をフォローする、という時点で疑問がわきますが、ましてや推測でフォローするようなことは、してはいけないような気がします。放送された時点でわかっていたことは、「少年は成績優秀だった」「親が医者であり、少年も将来の夢は医者だった」「高校三年生になって、進路の方向性が変わってきた」「両親は再婚であり、長男だけ前妻の子どもである」「近所の評判では、イイ子といわれていた」といったことでした。観ている側も、その事実を知っただけで、なんとなく「親からの期待がプレッシャーで、つらかったのかもしれないな、かわいそうだな」と思いました。しかし、少年の両親との関係を作り上げてしまうのは良くないことでないのかと私は思いました。

 事実を曲げることなく伝え、その事実を聞いた視聴者側の考えは視聴者それぞれが持つものであって、それをなんとなく誘導してしまうきっかけ作りは、暗いニュースではあまりしない方が良いのではないかと思います。


※過去の記事でコメントを多くいただきましたがそのレスポンスができておらず、申し訳ありません。これからしたいと思っております。


《番組データ》
番組名/報道ステーション テレビ朝日系/月曜~金曜夜9:54~11:00放映/司会/古舘 伊知郎・河野 明子 コメンテーター/堀田 力

【高濱 綾乃】






奈良母子3人火災で死亡 長男はどこに? 2006-06-22

《奈良母子3人火災で死亡 長男はどこに?》

 ■ズームインSUPER(日本テレビ 6/22 5:20~8:00)より
・・・「どのメディアも長男の名前を公開していません。その理由として、万が一この少年が事件に関わっているかもしれないからです。」
 
 ■みのもんた朝ズバッ!(TBS 6/22 5:30~8:30)より
・・・「長男の足取りを追ってみました。長男は剣道部に所属しており、部活動をした後英会話学校へ行きました。その後の足取りがわかっていません。また、自転車通学だった長男の自転車は焼けずに、家の前に残っていたのです。」


 行方不明であった少年に関する一部分を抜粋しました。


《これらを見て》
 
 どの番組であったのか忘れてしまいましたが、コメンテーターが「もしかするとこの少年も事件に巻き込まれているかもしれないですね。早く見つけてもらいたいものです。」と言っていました。私はこれを聞くまで「行方不明の長男は事件に関与している、もしかすると放火の犯人かもしれない。」と思っていて、長男が事件に巻き込まれた被害者側である可能性を全く考えていませんでした。

 また、昨晩の報道ステーションでも、長男の卒業文集に書かれた将来の夢を取り上げており、まるで犯人として逮捕された後のように少年にスポットが当てられていました。

 そのように感じたのは私だけかと思ったのですが、私の母親も同じように「まるで犯人のような取り上げ方だね」と言っておりました。


 少年が事件に関与しているか、まだ定かではなく(正式に発表されておらず)加害者側なのか被害者側なのかもわからないのに、加害者よりである印象を受けました。そう感じたのは私の家族だけだったのでしょうか?

 行方不明の段階で、長男の人間性に関わる事柄を取り上げるのは、よくないのではないかと思います。(以前秋田の畠山容疑者が任意同行を受けた際も、似た議題になっておりましたが・・・)ましてや少年であり、もし被害者であった場合、視聴者が一瞬でも抱いた疑いの目が、少年の今後の生活に多少なりとも影響するのではないか、と思います。


 【高濱 綾乃】

少子化対策② 2006-06-21

 新しい少子化対策についての詳細が、YAHOO!NEWSに掲載されていたため、本日の記事の内容も少子化対策にしたいと思います。坂本先生、二日連続同じ話題、ということも良いのでしたよね?

 《YAHOO!JAPAN NEWS 6月21日3時21分》
 政府が決定した少子化対策は、(1)子育て支援(2)仕事と育児の両立支援(3)家族の重要性の再認識を促す国民運動を3本柱に、40項目を列挙。

 「新しい少子化対策」要旨
 【子育て支援】
 (1)新生児・乳幼児期
 ・児童手当の3歳未満児への割り増し
 ・妊娠中の健診費用の負担軽減
 ・不妊治療の助成拡大
 ・出産育児一時金の支払い手続き改善
 ・子育て初期家庭への家庭訪問を組み入れた子育て支援ネットワークの構築
 (2)未就学期
 ・小児医療の充実
 ・事業所内の託児施設整備など育児サービスの推進
 ・育児休業や短時間勤務の充実、普及
 ・次世代育成支援対策推進法に基づく企業の行動計画公表を促進するための法改正を検討
 (3)小学生期
 ・スクールバスの導入などによる安全対策
 (4)中学生・高校生・大学生期
 ・奨学金の充実
 【働き方の改革】
 ・パートタイム労働者の均等処遇の推進
 ・女性の継続就労・再就職支援
 ・子育て支援に取り組む企業への財政支援を検討
 ・長時間労働の是正
 【その他】
 ・子育て支援税制の検討
 ・里親、養子縁組制度の促進
 ・3世代同居、近居への支援
 【国民運動の推進】
 ・「家族の日」「家族の週間」制定
 ・生命や家族の大切さについての理解の促進
(産経新聞) - 6月21日3時21分更新


 この項目に対し、坂本先生がコメントに記してくださった、「参考までに」を考えながらみていきたいと思います。


 坂本先生のコメント内にあります、少子化の原因とその背景に関していくつか列挙されておりますが、(参考:http://htkv.blog68.fc2.com/blog-entry-26.html#comment-top)それらの原因への対策として、新少子化対策とマッチングしているものが少ないと思います。(もちろん、坂本先生のご意見に対して「なるほど、確かに。」と思った上でですが。)唯一、マッチしたものとして挙げられるのは、『働く女性に厳しいビジネス環境』に対する、新少子化対策の【働き方の改革】という項目だと思います。

 女性に対する子育ての経緯に関わる法案は多少なりとも決定されたとしても、男性に対する子育ての意識に関わる内容が、新少子化対策には記載されていないように思います。

 非婚化や晩婚化の背景の一つに、『パートやフリーターなど非正規労働者の増加、束縛を受けず自由気ままな生き方を重視する風潮』とありましたが、私はその背景が大きく影響しているのではないか、と感じました。
 
 私は某家電量販店での事務のアルバイトをしております。アルバイトといっても、一応契約社員として働いているのですが、職場には、社員が数名と、他の約40人の方々は契約社員です。契約社員の方は、平均30歳位の男性の方がほとんどです。中には45歳にもなる方もいます。私の周りの契約社員の男性30代の方々は口をそろえてこう言います。「結婚したり、子ども育てたりするお金はない。社員でもないのだし。でも、毎日スーツを着て、髪の毛も短くして、拘束されながらも正社員として働くのは嫌だ。」

 私のアルバイト先という小さな視野の中で感じたことなので、もしかしたらこう意見する人間が一部なのかもしれません。しかし、やはり契約社員や派遣社員の増加に伴い、男性の子育てに対する意識の低下につながってくるものがあると思いました。

 企業側も、契約社員や派遣社員を雇う方が、正社員を雇うより、ボーナスを支給しなくて良いし、少し安い給料で雇うことができます。

 しかし私は、アルバイト先の人たちを見て、「絶対に正社員で働きたい。契約社員でシフト制で、仕事に対するウエイトが少なくていい環境では働きたくない(結婚、出産をするまでは)」と思います。


 非婚化、晩婚化の、たった一つの背景であるのかもしれませんが、身近に感じていたことであったので、記事にしてみました。


 《テレビとネットニュース》

 昨日は報道ステーション内で新少子化対策が決定した、というニュースを見ました。本日はその決定した内容について、産経新聞の記事がネットニュースに載っていました。
 インターネットは視聴者の時間的拘束がない、ということを感じた二日間でした。以前にも取り上げられておりますが、好きな時に好きなペースでニュースを読むことができる。読みたい部分だけを読むことができる。
 
 それにより、私のようにニュースを見、その後ネットで詳しく調べてみるということも可能であります。私はそういった連動という面で、インターネットとテレビの現在の関係性には賛成です。

 このままテレビ離れが進み、インターネットでニュースを見る人口の方が上回っていってしまうのでしょうか。

少子化対策 2006-06-20

 新少子化対策を決定

 政府は子育て支援に力を入れた、新たな少子化対策を決定しました。
具体的には妊娠中の検診費用の負担を軽くしたり、乳幼児に対する児童手当増額することなどです。また、長時間労働を抑制し育児休暇をとりやすくし、子どもを産み、育てやすい環境作りを行うことを決めました。

 2007年度から短時間勤務制度を導入するようです。通常の勤務時間は1日8時間ですが、子どもが小学校へ入学するまでの間、4時間や5時間の半日勤務の選択が可能になるそうです。

 いずれ縁があれば結婚をし、出産をするであろう、私や、女性の方々の意見が伺いたくなったニュースでした。

 勤務時間が少なくなることは、子どもに触れることのできる時間が増え、育児にも余裕ができやすくなるのかもしれません。児童手当を増額し、金銭面での負担も軽減されると思います。

 そもそも児童手当とは何のことなのでしょうか?いくらもらえるのでしょうか?


 地域によって違いがあるようなので、私の住む東京都町田市について調べてみました。

 育成手当・・・1人あたり13.500円
 条件・・・その子の父または母が心身障害の状態である。父母が離婚している等々

 条件がありました。その条件に当てはまらない場合は、支給されません。ということは、条件に当てはまらない人達への「産みやすい環境作り」は、短時間勤務制度と検診費用の負担軽減の2点でありました。

 率直な感想としては、従来とあまり変わらないのでは、と思いました。


 しかし、まだ新少子化対策は決定したばかりであり、今後さらに具体的な内容まで明らかになり、その利点と欠点を比較するような報道が増えていくのではないかと思います。(例えば、地域の差、検診費用の軽減は○%であり従来との変化があまりみられないのでは。等)
 よく、ニュースを拝見していると、法案改正前、後、などの比較があります。私は、メディア側が比較をしてくれることによって、我々視聴者の個々人に関わってくる不利な点、有利な点が明らかになりやすくなり、良いことであると思います。(わかりやすければ)

 インターネットやメールで、見たいニュースだけ見ることのできるようになった時代ではありますが、テレビは、フリップを出すなどの詳しい説明を受けることが可能であります。また、テレビの送り手側から提示されることによって、その内容を知り、国民の意見を左右することのできる大きな媒体であります。ですから、メールなどの活字がメインである情報だけでなく、映像や資料なども提示してくれるテレビも、マス4媒体の最も多く視聴されているものとして、あり続けてほしいと思います。

《番組データ》
番組名/報道ステーション テレビ朝日系/月曜~金曜夜9:54~11:00放映/司会/古舘 伊知郎・河野 明子 コメンテーター/加藤 千洋他


                     【高濱 綾乃】

サッカーW杯 日本対クロアチア戦 2006-06-19

 『日本、痛い引き分け』
6月19日の朝日新聞の朝刊です。
決定機が少なかった日本だが、前半はGK川口が好セーブを見せ、ピンチを防いだ。布陣を3-5-2から4-4-2に変更し、DF加地、MF小笠原の2人を今大会初めて起用したが、0-0で引き分けに終わった。

 それにより、日本の2大会連続決勝トーナメント進出の可能性は22日に行われるブラジル戦との1次リーグ最終戦まで残った。という記事です。

 報道ステーションを見ていた際、古舘伊知郎さんは、朝日新聞の見出しから抜粋した「痛い引き分け」や、松木安太郎氏のコメントから抜粋した「奇跡を信じるしかない」という言葉を用い、中田選手のインタビュー映像へ繋ぎました。

 私は、今回W杯に関しての番組の取り上げ方について感じたことがあります。それは、優勝候補のブラジルには勝てないであろう、決勝へ進むことが困難であろう、といった前提で取り上げられているように思います。

 ブラジルが優勝候補であり、その最強チームが日本と同じグループにおり不利であるということや、クロアチア戦で勝てる試合に負けてしまったことも、W杯に興味のある日本国民の大半はわかっているのではないのでしょうか。わかっている中でも、多くのサポーターが存在しており、さらにメディアの力で日本国民のW杯への関心を引き付けみんなでチームを応援しようという雰囲気作りができているのだから、もっと「ブラジルに勝つ!」「決勝へ行ける!」と、勇気がわくような報道の仕方をして欲しいと思います。

 もちろん、勇気を生み出すために報道が存在するわけではないとは思いますが、「日本の決勝進出は厳しい」といった印象を受けてしまい、ニュースを拝見する度に少し残念な気持ちになってしまいます。


 私はサッカーより野球が好きであるのですが、日本を応援したい、
という気持ちにさせられたのは、テレビ番組でW杯関連ニュースが
メインに取り上げられていることからでした。ですからぜひ、「勝つのだ」といったスタンスでコメントし、報道して欲しいと思いました。


《番組データ》
番組名/報道ステーション テレビ朝日系/月曜~金曜夜9:54~11:00放映/司会/古舘 伊知郎・河野 明子 コメンテーター/加藤 千洋他


             【高濱 綾乃】

○一週間ブログを担当してみて考えたこと○ 2006-06-18

 私には習慣としてテレビを見ることはありませんでした。ニュースは携帯でチェックするか、もしくはネットで調べるのが主でした。 アルバイトなどで毎日決まった時間に放送される番組を見ることが無理な時もあります。今回も一週間だけだからと思いこまめにテレビ報道を見るよう心がけていましたが、それができない日が2日ほどありました。
 いまやニュース番組はテレビで見るものとは限らないのかもしれません。実際テレビで見て理解しづらい話題は、テレビ局のニュースサイトにアクセスし、ウェブ上で視聴しました。そして朝、夕と決まった時間にニュースを見るという習慣も急速にすたれつつあるように思います。
 テクノロジーの進化が「見たいニュース」を「見たい時間」に「見たい場所」で視聴することをできるようにしました。これからはニーズの好みやライフスタイルに合わせて、いままでのニュース番組の形態や内容をどのようにアレンジしていくかだと思います。ネットの特性を生かした新しいニュースプログラムをいかに作っていくかをテレビ局とネット企業が考えていかなければならないと思いました。
 それが実現してきているものとして挙げられるのがワンセグ携帯だと思います。地上デジタル放送を携帯で見ることが可能になります。いままでネットはできたけど、ついにテレビまで自分の好きな時間、場所に合わせて見る事ができます。
 視聴者は情報を入手する手段をもっと自由に選択できるようになりました。
 この進化はどこまで続いていくのでしょうか。


 今日は日本の決勝トーナメントをかけてのクロワチア戦がいよいよ22時からキックオフです。テレビを見ていてもワールドカップのことが多いです。日本勝つといいですね。

【十河 亜弥】


個人的に驚いた事件 2006-06-17

昨日今日とテレビを観る時間をあまり取れなかったのですが、今朝TBSを見ていてすごく驚いたニュースがあるので載せます。

「香川で無免許高校生の車衝突、2人死亡」

 17日朝早く、香川県善通寺市の国道で乗用車同士が正面衝突し、運転していた男子高校生ら2人が死亡しました。この高校生は無免許でした。

 17日午前4時半頃、善通寺市生野町の国道319号で、善通寺市の16歳の男子高校生が運転する普通乗用車がセンターラインを超え、対向してきた普通乗用車と正面衝突しました。

 この事故で、この男子高校生(16)と衝突した車を運転していた三豊市の会社員、込山清治さん(49)が全身を強く打ってまもなく死亡しました。また、高校生が運転していた乗用車は前後2つにちぎれるほど大破し、民家の庭先に飛び込びましだが、住んでいた人にケガなどはありませんでした。

 男子高校生は無免許で友人の父親の車を借りてドライブをしており、込山さんは夜勤を終えて帰宅中だったと見られています。


 私の地元は香川県です。
 うどんのこと以外で取り上げられることはめったにない県ですが、このニュースを見た時は本当にびっくりしました。
 実家に連絡してこの件に関して聞いてみました。母もニュースで見たそうで、地元ニュースではトップで報道されているようです。

 香川県は交通事故での死亡率が全国でワースト3に入るほど交通マナーの悪い県と言われています。
 それは東京のように交通機関が発達していないので、交通手段が車という背景があるからかもしれません。私の祖母は75歳ですがまだ運転していますし、地元にいる友達は大学生でもマイカーを持っています。
 若い人からお年寄りまで日常に車を運転しているから事故も起きやすいのかもしれません。
 
 それにしてもこういった悲しい事件で全国に報道されるのは、香川県民としてとてもつらいです。まだ「うどん、うどん」と言われているほうがいいやと思いました。。。

 最近の秋田殺人事件やシンドラーエレベーターでの死亡事故など胸の痛む事件が多いので、もっと世の中が明るくなるような出来事があればいいのにと思います。
 今はそれがワールドカップなのでしょうか。




米、「不適切な放送」の罰金10倍に  2006-06-16

朝、TBSを見ていて気になったニュースがあったので載せておきます。
 今日は調べる時間がとれないので、詳しいことはまた後で調べて載せます。


 アメリカのブッシュ大統領は15日、社会通念上、不適切な放送を行ったテレビ局などに対する罰金を現在の10倍に引き上げる改正法案に署名しました。

 「不幸なことに近年、放送番組は上品さの境界を踏み越えがちだ」(ブッシュ大統領)

 これまで、「不適切な放送」の罰金額は3万2500ドル、日本円で370万円余りでしたが、一気に10倍の32万5000ドル、およそ3700万円に引き上げられました。

 これは保守系のキリスト教団体などが規制強化を求めていたもので、宗教票の支持を固めたい共和党が中心となり、改正が実現したものです。(16日08:28)


 「不適切な放送」というのはいったいどういったものを指すんでしょうか?


               【十河 亜弥】

サッカー戦争について 2006-06-15

こんばんは。坂本先生のコメントにあったので、ネットで調べてみました。
 
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「サッカー戦争」に終止符 中米2国、国境画定で署名

 【メキシコ市18日共同】ロイター通信によると、中米エルサルバドルのサカ大統領と隣国ホンジュラスのセラヤ大統領が18日、両国の国境地帯の町で開かれた式典に出席、全長375キロにおよぶ国境線画定に関する文書に署名し、1969年に「サッカー戦争」と呼ばれる衝突にまで発展した国境紛争に終止符を打った。
 両国の国境線をめぐる対立は69年7月、サッカーのワールドカップ(W杯)予選でホンジュラスが負けたことがきっかけで武力衝突に発展。通称「サッカー戦争」と呼ばれ、数日間続いた戦闘で約5000人が死亡したとされる。
 92年に国際司法裁判所(オランダ・ハーグ)が新たな国境線を提示。両国とも受け入れを表明したが、実際の画定作業が遅れていた。
 式典で、セラヤ大統領は「長年の努力のたまものに署名する」とあいさつ。サカ大統領は「今日から国境線画定をめぐる問題は過去のものとなる」と述べた。
(共同通信) - 4月19日12時24分更新

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意外に2ヶ月前の出来事だったので驚きました。スポーツから戦争に発展するなんて、昨日
ブログに書いたイランも「もしかしたら…」と考えると本当に笑えません。
 そう思うと今のテレビ報道は、サッカーを通して「日本がんばれ!」と日本中を盛り上げるという点でいい役割を果たしているのかなと思いました。国際試合から世界が平和になるのが一番いいことだと思うので、テレビ報道もそれを働きかけるものであってほしいと思いました。

                  【十河 亜弥】

新聞を読んでテレビ報道を考える 2006-06-14

こんばんは。
昨日から引き続きワールドカップの話を書きたいと思います。毎日新聞(11日)を読んでいて興味深い記事を見つけました。

 イランのアフマディネジャド大統領の「ドイツへ応援に行きたい」という発言に対し、ドイツ国内で反発の声があっているというものです。
 アフマディネジャド大統領は代表チームのシュート練習に飛び入り参加するほどサッカー好きで知られています。しかし大統領は核開発問題での強硬姿勢に加え「イスラエルを地図から消滅すべきだ」「ホロコースト(ユダヤ人虐殺)は神話だった」などの発言で物議を醸しているのです。ドイツのユダヤ人中央評議会議長は同大統領を「第2のヒトラー」と呼び入国阻止を訴えたそうです。
 テレビ報道では監督や選手のことについて取り上げているものが多いと思います。ワールドカップの背景にこういった政治的な絡み、国と国との溝が浮き彫りになるというのはテレビではあまりないことだなと思いました。
 11日のイランの初戦で強豪メキシコに勝てば決勝トーナメントに向け弾みがつき、試合の行方が注目されていました。
 私はこのことを念頭におき、イラン対メキシコ戦を見たのですが、結果は1対3のメキシコの勝利で終りました。その後もテレビでニュースを見たりしましたが、このアフマディネジャド大統領について一切触れるコメントなどはありませんでした。試合中も同様でした。
新聞はサッカーをスポーツ以上の領域で政治のことなどを取り上げていましたが、テレビ報道は、スポーツという真剣勝負と捉えているからだと見ていて感じました。
視聴者を気にするあまり、表面的な報道しかしないと感じていたテレビ報道に私は疑問を持っていましたが、今回のワールドカップに関しての報道は、サッカーをスポーツとして見るという点においては、良いと思いました。

         【十河亜弥】


ワールドカップのマスコミ報道について 2006-06-13

書き込みが遅くなってすみませんでした。今週担当の十河亜弥です。

 今話題のワールドカップのマスコミ報道について注目したいと思います。

 最近テレビどこをつけてもワールドカップのことばっかりのように思います。
 日本中がサッカーで盛り上がるのはいいことだと思いますが、そのほかのニュースがそれに埋もれてしまっているように感じます。
 昨日は22時から日本の初戦であるオーストラリアとの試合がNHKで放送されました。
 日本は惜しくも1対3で負けてしまいました。が、その後どのチャンネルをつけてもその試合のハイライトなど、やはりワールドカップのことで盛り上がっていました。

 今朝、読売新聞の一面を見たところ、昨日の日本対オーストラリア戦のことが大きく取り上げられていました。そして同じ一面でしたが、シンドラー社が謝罪をしたというニュースも取り上げられていました。本来ならシンドラー社の件についてのほうが大きく一面に載っていいように思いました。しかし敗戦してしまってもワールドカップのほうが大きく取り上げられていたことに少しワールドカップの盛り上がり方に疑問を持ちました。
 世の中の重要な報道が軽薄に扱われているのではないかと感じました。

 日にちが前後しますが、日曜に私は「スタ☆メン」を見ました。
 オープニングから「明日はいよいよ日本初戦ですね」というワールドカップの話から始まりました。コメンテーターの一人がユニフォームを着ていて、ワールドカップに向けて盛り上がっていこうという感じが伝わってきました。次のニュースは秋田県で起きた殺人事件のことについてでしたが、とてもニュースの重さの違いにとても違和感がありました。他にもシンドラー社や村上ファンド、北朝鮮の拉致問題などを取り上げてはいましたが、途中オーストラリアと日本の監督についての特集が挟んであったり、最後はジーコ監督の記者会見で締めくられているなど、メインはサッカーについてでした。

 新聞もテレビもワールドカップのことに集中しすぎだと思いました。
 それに他の事件がのみ込まれてしまうのはマスコミ報道としてどうなんでしょうか。

              【十河 亜弥 】


 《番組データ》「スタ☆メン」フジテレビ系 日曜22時~
  司会者 爆笑問題 阿川佐和子 

担当者は毎日1回記事を書け! 2006-06-12

担当者は毎日1回記事を書け。

そういう決まりではないのか。
なぜ、決まり通りにやらないんだ?

日曜の深夜(月曜の未明)に坂本は
担当者にパスワードを送っているが、
そんな夜中に教員が自分のために何か
してくれても、何も感じないのか?

なぜ、うんともすんとも反応しないのか、
まったく理解しがたい。
ヤル気のない者は、受講生をさっさとやめてくれ。

※12日の記事がないから、坂本が代わりに書く。

坂本 衛(6月12日深夜13日未明記)

報道はどうあるべきなのか 2006-06-11

秋田小1殺人事件で容疑者が逮捕されてから一週間経ちました。
この一週間はとてもゆっくりとした流れだったと思います。そして、次第にこの事件についての報道は小さくなりつつあります。

事件が起こった当時は、各局でたくさんの時間を割いてこの事件を報道していました。しかし、だんだんと報道されなくなる。そして容疑者逮捕。それと同時に再び報道の嵐。容疑者が逮捕された翌朝のフジテレビ系「とくダネ!」の中でキャスターの小倉智昭氏は「(今日流した容疑者を取り囲んだVTRは)今まで放送しないでおいて、容疑者が逮捕されたら使用しようとしていたVTRであり、インタビュアーはいろいろ知っていたみたいだから・・・」と言いました。これには「既にテレビ局側では容疑者が誰だか見当がついていた」という事になります。

週刊誌では犯人報道をし続けていました。でもまだこの時点では容疑者が逮捕されたわけでもなく、その当時報道されていたものはプライバシーの侵害とも取れるものです。しかしその一方で裏では様々な事が動いていたのにも関わらず、容疑者が逮捕されるまでは報道するのを自粛するかのように大人しくしていたテレビ局。こちらにも問題があると私は思います。

推測・憶測で報道するのは非常に危険な事です。しかし、事件と容疑者逮捕の間の期間もテレビは報道をし続けるべきだったのではないかと思います。話が続かない話題は放送をカットするのか?容疑者が捕まったから、また一気に報道すれば良いのか?しかも報道されていない期間中も、マスコミは容疑者の自宅や実家に張り付いていたり待機していたわけです。これでは報道を自粛しても、まだこの時点では一般人であった容疑者の日常を侵害しているとしか思えません。そしてこの事実(普段の生活を送れないようになっていた事実)を視聴者は何も知らされていなかった・・・。

このような大きな事件が起きた時、事件の経緯や動機を伝えるだけでなく、マスコミがどのように報道しようとしているのか、どのように取材をしているのかなどの詳細も視聴者に伝える事ができれば、もっと良いのではないかと思います。そうする事で、視聴者が報道についても考え始めるきっかけが出来ると思うからです。

拙い文章でしたが、一週間読んでいただきありがとうございました。

【森 智徒勢】

週刊誌の影響力 2006-06-11

今日で書き込みが6回目になりますが、秋田小1殺人事件の話を書いていて、週刊誌の見出しやその影響力を考える書き込みをみなさんがしてくれています。そこで、今日は週刊誌の影響力について考えてみたいと思います。

・週刊誌の見出しの影響力
今回問題になっているのは週刊誌の見出しの影響力です。テレビで放送されないような事柄をあげるのもしばしばあるせいか、はたまた購買者の意欲をそそらせるためか、週刊誌の見出しは時に驚くほどオーバーです。また明らかに事件とは関係ないようなプライバシーを侵害していると思われるような記事も多々見られます。週刊誌の見出しには特徴があり、「○○か?」という疑問符を呈するところが異常に小さく書かれてあるときがあります。週刊誌だけでなく、スポーツ紙の見出しなどにも使われていますが、これは明らかに購買者の意欲をそそるためだけとしか思えません。断定と予測では、全く違うものだからです。これだけでも、見出しを見た人の印象は大分変わってくると思います。

そして、見出しが与える影響力ですが、確かに週刊誌の見出しがあるのは大都市圏にある電車などの中吊り広告です。私は様々な都市の電車に乗ったことがありましたが、驚くほど中吊り広告が無い電車もありましたし、地方で販売されている雑誌の見出しのみしか中吊りにされていない場所も有りました。
全国放送されるテレビとは違い、週刊誌の見出しを見て事件の詳細を知るの人は少数しかいません。しかし、週刊誌で取り上げられた事をテレビで取り上げたり、また週刊誌の見出しを詳しく紹介するコーナーがある番組もあります。

確かに一概に週刊誌の見出しに影響力があるとは言い切れませんが、人々の事件を見る目に何らかの影響をもたらす事は確かだと思います。

【森 智徒勢】

「被害者」と思わせたマスコミの煽り 2006-06-09

「被害者と思われていた・・・」

これは、秋田小1殺害事件で容疑者が逮捕された翌日に放送された、テレビ朝日系『スーパーモーニング』の中で渡辺宜嗣アナウンサーが発した一言です。
畠山容疑者が逮捕された翌日、ニュース番組では「悲劇の母親から加害者へ」などというテロップが沢山映し出されていました。それは、長女を亡くした悲劇の母親と言う事だけではなく、暗に『長女を殺された悲劇の母親』という言葉が含まれていたように思います。

・「警察の問題だと思わせようとした母親」
まず、米山豪憲君が殺害された日の夕方のニュース、TBS系の『イブニングファイブ』では畠山容疑者と電話を繋いでいました。そこでのやり取りの中には「豪憲君が殺された事件と彩香ちゃんが亡くなったのには何か因果関係があるのではないか?」また、「彩香ちゃんの死には疑問がある」などという内容でした。その日のニュースを見て、私は完全に「警察の怠慢だ」と思ってしまいました。

・「悲劇の母親を一緒に作り上げたマスコミ」
「悲劇の母親から加害者へ」と言う言葉の中には、畠山容疑者がマスコミを使って悲劇の母親を演じ続けていたというのも理由にあるでしょう。が、もうひとつ理由があると思います。それはマスコミも一緒に「悲劇の母親」を作り上げていた点です。電話や取材を通じて、畠山容疑者が話した事を、マスコミは疑う事もなくすべてを流してしまいました。それは「警察の問題」を挙げているようにも思います。マスコミも警察の問題だと始めのうちは思ったのではないでしょうか?しかし、一方では今回の事件で警察を追求した番組を作った局は(私が見た限りでは)ありませんでした。

渡辺アナウンサーは「被害者だと思われていた・・・」と一言言いました。
しかし、畠山容疑者の長女の死亡原因は事故死と言う見方に今のところ変わりはなく、警察もマスコミもはっきりと「長女が殺された」とは言っていません。しかし、渡辺アナウンサーが言ってしまったように、この事件を見てきた視聴者の心のどこかに「長女は殺された」という気持ちがあったのです。それはマスコミが埋め込んだものだと思います。確かに畠山容疑者は被害者の母親を演じていましたが、それをすべて報じてきたのは紛れもないマスコミです。すべてを疑うにも限界がありますが、マスコミが犯した過ちを最初からもう一度考え直す事も必要ではないでしょうか?

《番組データ》
番組名/スーパーモーニング テレビ朝日系/月曜~金曜7:30~9:55放映/司会 渡辺宜嗣・野村真季・鳥越俊太郎/
番組名/イブニングファイブ TBS系/月曜~金曜16:54~放映/司会 三雲孝江・池田裕行・小倉弘子・他/

【森 智徒勢】

エレベーター事故報道について 2006-06-08

今日、「秋田県小1殺人事件で逮捕された容疑者が殺害についても前面自供した」というニュースが流れました。明日からは徐々にこの事件に関する報道も減ってくるのではないかと、私は考えています。
同じテーマの報道検証を毎日書く難しさを痛感している今日この頃ですが、気分転換に一度、秋田小1殺人事件の報道についてはお休みして、エレベーター事故の報道について書きたいと思います。

この事件も大きく報道されているので皆さんご存知だと思いますが、今月3日に東京都のマンションで高校生がエレベーターに挟まれ死亡した事故がありました。昨日には、警視庁がこのエレベーターを製造していたシンドラー社を家宅捜索しました。今日はテレビ朝日の『報道STATION』を見てみました。

毎日朝から晩までこのニュースが報道されています。以下が概要です。
・事故のあったエレベーターでは3年間で40件以上の不具合があった。
・今回事故のあったエレベーターだけではなく、全国に設置されているシンドラー社のエレベーターに沢山の不具合が見つかっている。
・日本だけでなく、海外でも死亡事故が多発している。

どこの報道番組も同じですが、日を追うごとにシンドラー社製のエレベーターの不具合の件数が増えていっています。しかし今回、報道ステーションでは、シンドラー社製のエレベーターの不具合だけでなく、他社で起きたエレベーターの事故についても、2件触れていました。それを通じて「どうしてこの教訓が生かされなかったのだろう」と伝えていました。

ここで私が注目したのは「教訓が生かされなかった」ことではなく、他社のエレベーターの事故についても触れていた点です。この事件が報道され始めた時から思っていたのですが、一体エレベーター事故の数の基準はどこにあるのか?シンドラー社の事故の件数が異常に多いのは分ったが、じゃあ他の事故の基準はどこにあるのか?そもそもエレベーターはどのぐらいの頻度で点検しなくてはいけないのか?等々・・・。

普段報道されないものだからこそ、そこで起きた事件についてだけ報道するのではなく、もっと突っ込んだ報道が必要な気がします。そして、一体何を基準にして事故が多いといえるのか?(今回のエレベーターの不具合は件数が多い気はしますが。)その基準も伝える事も必要なのじゃないでしょうか?

《番組データ》
番組名/報道STATION テレビ朝日系/月曜~金曜21:54~放映/司会 古館伊知郎・河野明子・加藤千洋・他/

【森 智徒勢】

情報に対する先入観 2006-06-07

これまで2回記事を書いてきましたが、様々なコメントを戴き、少々混乱してきました・・・。
この犯人が免罪冤罪だったら・・・と考えすぎてテレビを見てはいないかと思い、情報に対する先入観について書いてみました。

今週の月曜、容疑者が逮捕された翌日に、日本テレビの『スッキリ!!』で以前放送された容疑者のインタビューが再放送されていました。そのインタビューの概要は大まかに分けて二つあります。
・今回の事件で警察から疑われていると思ったことは?(事件の犯人説)
・彩香ちゃんの事件との関連性はあるのか?

私はこのインタビューを今日再び見返してみましたが、今日見た時点では「明らかにこれを放送した時点(先月の31日)で犯人視されている」と思いました。逮捕されたのが今月の4日ですので、割と早かったのでしょうか?非常にしつこく「疑われていると思いますか?」や「犯人に心当たりは?」「彩香ちゃんが邪魔だったのでは?」などと聞いていました。でもこのインタビューを逮捕前に見ていたとしたら?今日見たときと同じ感想を、絶対抱いていなかったと思います。

多分、このインタビューを逮捕前に見ていたら、「なんて一方的な報道なんだ」と思っていたでしょう。今日見た時点では、「前から犯人の面は割れていたんだぁ~」なんて軽く思ってしまいました。

報道は見る人によっても伝わり方は違ってきます。私は被疑者が本当に犯人なのか強く疑う傾向があるみたいです。部外者01さんが仰っていた様に『推定無罪』の考え方が出来れば良いのですが、やはり犯人探しをしてしまう時点で、まだ私には難しいと感じました。みなさんにはこう言ったものはないですか?非常に意見が気になります。
私は一言で「客観的な報道をするべきだ」とコメントに書いてしまいましたが、客観的な報道もその時の見方によれば人それぞれだと思います。
実際、この時のリポーターは「沢山話をしてきて、この人が逮捕された時はビックリした」と話していました。(リポーターが感情移入しているのも問題だとは思いますが・・・。)

《番組データ》
番組名/スッキリ!! 日本テレビ系/月曜~金曜8:00~9:55放映/司会 加藤浩次・テリー伊藤・阿部哲子/

【森 智徒勢】

「近所の女性の」第一報 2006-06-06

前回は「プライバシーと推測・憶測が視聴者に与える影響」について考えてみましたが、今日は「近所の女性の第一報」が入ったときの事を考えてみたいと思います。

まず、この「近所の女性」に任意同行を求めたと言うニュースは日曜日(4日)のお昼のニュースで各局とも一斉に報道し始めた。その時はまだ任意同行の時点だったので、名前は出ず「近所の女性」と言う表記で、女性の映像にもモザイクがかかっていた。私が見た番組は以下の通り。
フジテレビ『産経テレニュースFNN』 TBS『JNNニュース』 テレビ東京『TXNニュース』

報道された概要は以下の通り。
・秋田県の小1男児殺人事件で近所の女性(33)が任意同行を求められた。
・警察は顔見知りの犯行だと当初から捜査
・以前、インタビューで犯行を否認(TBS/テレビ東京)

この概要は3社とも共通していた。それに加え各社とも近所の女性が住んでいるであろう場所を映し出していた。このニュースを見た瞬間、私はすぐに「近所の女性」が誰だか認識する事ができた。なぜか?それはこの女性の自宅の映像が以前から使われていたものだからである。また以前インタビューに応じ、犯行を否認している事からも容易に想像できる。

逮捕される前だと法律の関係上(詳しいことは分りませんが)モザイク画像で、名前も「近所の女性」と言う表記しか出来ないが、そんなことをした所で視聴者が「近所の女性」の正体に気づかないと思うのだろうか?事件が起こった当初はあんなに派手に報道していた割に、全く報道しなかった日も有った。もうひとつ正体に気づいた理由には、週刊誌が大々的に今回の加害者の報道を続けていた点も上げられる。
またフジテレビでは、加害者が任意同行を求められた時点で近所の住民にインタビューをし「近くの人で残念。」と言う話を放送している。まだ任意同行である。逮捕されたのではない。

モザイクをかけるのは法律があるからだろうか?名前を出さないのは法律で決められているからだろうか?しかし、そんなことをしても視聴者にバレてしまうならば意味がない。今回はこの「近所の女性」は加害者であったため逮捕されたが、もし冤罪の時にはどうするのか?
また、週刊誌は堂々と「彩香ちゃんの母親の評判」を載せていたが、テレビ局が規制している中でこんな記事を載せては、規制の意味がない。今日の朝日新聞の「放送被害、どう防ぐ」という記事にも書いてあったが、テレビ局・新聞・雑誌と分けるのではなく、共通に何か策を施さないと意味がないと思う。

日刊スポーツのブログにこのような記事が載っていた。
権威のある人だか知らないが、この記事の書き方はあまりに偏りすぎている。唖然とした。


《番組データ》
番組名/産経テレニュースFNN フジテレビ系/日曜11:50~放映/キャスター 藤村さおり
番組名/JNNニュース TBS系/日曜11:30~放映/
番組名/TXNニュース テレビ東京系/日曜11:25~/

【森 智徒勢】

秋田小学1年殺人事件の報道/プライバシー 2006-06-06

今日から一週間、ブログを担当する森 智徒勢です。よろしくお願いします。
一週間書き込みのテーマは『秋田小学1年殺人事件の報道』についてで、今日はプライバシーと推測・憶測が視聴者に与える影響を考えて見たいと思います。

みなさんご存知かとは思いますが、秋田県の小学1年米山豪憲君(7)が殺害された事件で「近所の女」が逮捕されました。この「近所の女」が、マスコミが終始注目していた水死女児の母親でした。
まずは、今朝の各局の報道を検証し、私なりに問題点を挙げて見ました。
(『日本テレビ系・スッキリ!!』『フジテレビ系・とくダネ!』『テレビ朝日系・スーパーモーニング』)

1.加害者の生い立ちを中心に報道→加害者のマイナスイメージの固定
この点は3番組とも同じ傾向でした。まず、加害者に離婚経験があり、また借金もあった。3年前から定職についておらず、以前はパチンコ店で働いていた。また『スーパーモーニング』では加害者が破産宣告をしようとしていたのではという近所の人の話も伝えています。『とくダネ!』では、加害者が水死した長女にご飯を作っていなかったという報道もしています。(同様の事が週刊誌にも掲載。)

この時点で、3番組とも加害者に負のイメージ『離婚・借金・無職』を与えています。
さらに『とくダネ!』の「加害者が水死した長女にご飯を作っていなかった」という報道は、豪憲君殺害だけでなく、長女の死亡原因に何らかの関係が有るのではないかと視聴者に暗に示しています。
これはあくまでも加害者の生い立ちや生活状況であり、現在までにハッキリしていない殺害の動機ではありません。が、このような加害者の負の生い立ちは、視聴者に「動機」がこの3点(離婚・借金・無職)に深く絡んでいると思わせやすい情報です。

2.近所の話→憶測・推測をさせ、情報が独り歩きし始める 
また『とくダネ!』では「共犯者がいたのではないか?」「水死した加害者の長女に保険金がかけられていたのではないか?」という情報が伝えられています。が、あくまでも「推測ですが」という前置きがされています。

よく話の流れや取材の状況から、番組内ではコメンテーターや司会者が推測を話すことがあります。しかしあくまでも推測は推測であり、事実ではありません。しかしテレビで報道された事は、推測であろうが憶測であろうが、視聴者は鵜呑みにしてしまうのが現実です。特にこの場合、長女の死亡理由にも疑問を与えるどころか、視聴者に「加害者が殺めたのではないか?」という見方を与えかねません。

上記のように、マスコミはまだハッキリしない動機を探そうと、加害者の生い立ちや粗を探し放送することが常套手段となっています。しかし、これが動機につながるのでしょうか?動機が明らかになっていない現在では、単なるプライバシーの侵害と言っても過言ではないと思います。

また、この放送が客観的な放送なのか気になり(NHKが客観的報道をしているのかどうかは別として)、NHKの『ニュースウオッチ9』も見てみましたが、被害者加害者の負として伝えられたのは『離婚をしてから長女と二人暮らしだったこと』と『3年前から定職についていない』ことでした。さらに加害者の負だけではなく、長女の死亡理由に疑問を持ち目撃情報を求めていた事や、警察に掛け合ったことなど『母親の顔』も伝えられていました。(他に大きな事件があったので、小さく伝えられていましたが・・・。)

警察発表をそのまま放送するだけなら報道など必要ないのかもしれませんが、まだ事実とわからないことを報道する必要がどこまであるのか?「憶測・推測」と前置きすれば何でも話すことが許されてしまうのか。テレビや週刊誌の情報を鵜呑みにしやすい視聴者や読者に対して、すべてを伝える事が得策だとは私は思いません。

初日から長くなってしまいました。

《番組データ》
番組名/スッキリ!! 日本テレビ系/月曜~金曜8:00~9:55放映/司会 加藤浩次・テリー伊藤・阿部哲子/
番組名/とくダネ! フジテレビ系/月曜~金曜8:00~9:55放映/キャスター 小倉智昭・笠井信輔・佐々木恭子/
番組名/スーパーモーニング テレビ朝日系/月曜~金曜7:30~9:55放映/司会 渡辺宜嗣・野村真季・鳥越俊太郎/
番組名/ニュースウォッチ9 NHK/月曜~金曜21:00~放映/司会 柳澤秀夫・伊東敏恵・青山祐子・平井信行/

【森 智徒勢】

社会保険庁の不正 2006-06-05

報道-2001-    (フジ) 朝7:30~


私たちの保険料の豪華な福利厚生施設への流用、事務機器導入をめぐる汚職事件、職員による年金加入記録の覗き見、など 立て続けに起こる不祥事・・・
そして今回、社会保険庁が国民年金保険の不正免除をしていたことが分かった。
本来、低所得者などで免除を受ける場合は社会保険事務所に申請書を提出し、承認を得なければいけない。職員が本人が知らない間に手続きをしたり電話での確認のみで手続きをした場合は不正とみなされるのである。
この不正が、全国の社会保険事務所で26都府県で11万4000件あったらしい。
番組ではこの内容を、VTRを使って説明していたのが分かりやすかった。


また、先週の授業で坂本先生がおっしゃったことだが、真実は本人の身近な人しか知らないのであり、よく事件の取材で本人のご近所さんのコメントで「あの人がまさかこんなことするなんて・・・そんな人に見えない。」などとあるが、近所の人は本人のことをよく知らないのにそういっているのである。しかもその類の取材は顔にモザイクがかかっているし、実名を出さないので間違ったことを言っても誰かわからない。今まで、こういう人たちの意見も真実だと思ってきたけど、これからは疑ってみようと思う。

さて、今日のこの番組では、ゲストで二人迎えて討論するという形で、顔はもちろん実名、役職(自民党 厚生労働部会長 大村秀章氏・民主党 ネクスト厚生労働大臣 仙谷由人氏)も公開される。
だから下手なことはいえない。(その道専門だから下手なことは言わないだろうが。)
やはり正体がわかっていると 発言も慎重になるし責任感が出てくるとおもう。
犯人の事情聴取などで近所の人の取材時に実名は出せないかもしれないけども、誰かの意見を取材するときは出来るだけ、その人の実名をあげたら もう少し 世の中に正確な事実が増えるんじゃないかなと思う。


                      高畑 匠子

マスコミの怖さ 2006-06-01

9:08~  「とくダネ!」
デーブ責任取材
スター★まるみえチャンネル


マイケル・ジャクソンの来日についての特集をしていた。
今回の来日の目的は、児童養護施設を訪問することらしい。

以前、子供に対しての性虐待で訴えられたマイケル。
しかし今回、テレビに映ったマイケルの顔を見ると、子供にそういうことをするような人ではないように思えた。
マスコミが大きくしただけではないかと思う。児童養護施設をわざわざ訪れ、一緒についてきていたマイケルの周りの子供達も、マイケルにとてもなついていたように見えた。
性犯罪をするような人に子供がなつくだろうか?

みなさんはどう思われますか?私はマスコミがただ大きくしただけだと思います。



                     高畑 匠子

スーパーと速報 2006-06-01

9:04~ とくダネ!

「住宅街で3人刺され男女2人死亡」
速報で一番最初に入ったときはこのスーパーだった。
しばらくたって詳細が入った。
 
 住宅街で2人刺され、その容疑者と見られる男も自分を刺して自殺したらしい。

しかしそのときのスーパーは、

「住宅街で3人刺され男女3人死亡」 だった。
小倉さんもこのスーパーの間違いに突っ込んだ。
結局3人亡くなったのだけど、表記の仕方が問題だなと思った。


                        高畑 匠子

W杯にむけてのマスコミについて 2006-06-01

ワールドカップまでカウントダウンが始まっている。世界中の人々が四年に一回のこのイベントを心待ちにしている。
マスコミも盛り上がっている。今日の「とくダネ!」ではW杯直前に行われた、ジーコJAPAN VS ドイツ の特集をしていた。反省を生かし、本番までの課題や今年のW杯のボールの特徴などを紹介していた。
かなり盛り上がっている。

この報道の仕方について、私の友達はこう言う。
「マスコミは日本チームをよいしょしすぎだ。マスコミが扇動することによって視聴者が巻き込まれる。」といっていた。

たしかにマスコミは大げさなところがあり、我々視聴者はマスコミに対して 疑う目を持っていない限り、簡単に扇動されてしまう。
しかし、ワールドカップについて言えば、私はマスコミが扇動してもいいと思う。なぜならば、四年に一回のビッグイベントだから。

みなさんはどう思いますか?


                      高畑 匠子

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