テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2012年度の授業テーマは「[実践!]ネットは放送を殺すか?──ネットを理解することで、放送をより深く知ろう」。

テレビ、その「弱さ」の研究 レジュメ12──テレビドラマの「弱さ」 (2003-10-17) 2003-10-17


1)テレビドラマの「弱さ」

・テレビドラマを、何らかの意味で「弱い」と感じたことはあるか?
・それは、いつ、どんなドラマを見たとき、どんな理由からか?
・テレビドラマに批判的な見解・論文(新聞・雑誌に多いはず)を調べてみよう
・テレビドラマへの批判的見解を1000本集め、「どこがダメか」に基づき分類する。それ が局に起因する「ダメ」なら、それがドラマの「弱さ」だ
・教科書を写すな。教科書は「ない」ことのほうが多い。起こっている現実に当たるクセ をつけよう。

2)ドラマ番組の「要素」を洗い出してみよう

企画段階
・局のカラー、編成の方針、
・ドラマの枠(連ドラ、2H、単発スペシャル……)
・企画・プロデュース
・原作
・脚本
・キャスト(俳優)
・演出
・スポンサー(おカネ)
・そのほかいろいろ(劇伴、テーマ曲、メディアミックス……)

制作段階
・体制(ヒト・モノ)
・制作費(カネ)
・時間
・編集

放映段階
・視聴率

3)ドラマ編成は「悩んでいる」

・連続ドラマ不振、パターン化、横並び、陳腐化、「クール」への飽き
・流行り、現実の重み、刺激の増大
・視聴者の多様化、視聴習慣の変化
・ターゲットの「ズレ」

テレビ、その「弱さ」の研究 レジュメ11──テレビ報道の「弱さ」 (2003-10-03) 2003-10-03


1)テレビ報道の「弱さ」

・テレビ報道を、何らかの意味で「弱い」と感じたことはあるか?
・それは、いつ、どんな報道を見たとき、どんな理由からか?
・テレビ報道に批判的な見解・論文(新聞・雑誌に多いはず)を調べてみよう
・テレビ報道への批判的見解を1000本集め、「どこがダメか」に基づき分類する。それが 局に起因する「ダメ」なら、それが報道の「弱さ」だ

2)報道番組の「弱さ」

企画段階
・「慎重な配慮」「自主規制」から扱わない(扱えない)ネタ
 NHK……政治
 民放……スポンサー・監督官庁・系列(親会社)
・横や上からの押しつけ企画
・局による報道は、何よりも局を優先する

取材段階
・体制(人の問題)
・制作費
・時間
・「絵」になるか、ならないか

編集段階
・時間
・ニュースの価値判断
・チェック機能
・編集の余地がない……それこそテレビの「強み」であり「弱み」

3)報道部門の「弱さ」

・編成における位置(編成の硬直化)
・「カネ喰い虫」のくせに「視聴率が来ない」
・「報道こそテレビの王道」意識の低下

4)視聴者の責任

【参考】坂本サイトの「TVニュースの価値判断 テレビ報道のなにが問題か!?」

テレビ、その「弱さ」の研究 レジュメ10──後期の進め方ほか (2003-09-26) 2003-09-26


1)参考

・GALAC2003年9月6日発売号「地上デジタル放送現行計画すでに破綻の理由10」
・10月9日(木)夜8時15分~55分朝日ニュースター「ニュースの深層」(CS256chかCATV) に生出演し、葉千栄と30分対談予定。テーマは地上デジタル放送。これまでテレビでは 放送されたことがない話をする。

2)後期の進め方について

(授業は今日を含め13回。26は25の最後へ、29はナシの予定)
16 後期ガイダンス
17 テレビ報道の「弱さ」(1)
18 テレビ報道の「弱さ」(2)
19 テレビドラマの「弱さ」(1)
20 テレビドラマの「弱さ」(2)
21 テレビバラエティの「弱さ」(1)
22 テレビバラエティの「弱さ」(2)
23 テレビへたれの歴史(1):「弱さ」ゆえの不祥事史
24 テレビへたれの歴史(2):「弱さ」ゆえの中止事件史
25 テレビへたれの歴史(3):「弱さ」ゆえのハード迷走史
 (26 1年間の総括(1):ノートを提出してもらう。)
27 テレビ、その「弱さ」の克服(1)外部講師を交えての講義や討論会をおこなう。
28 テレビ、その「弱さ」の克服(2)同上
 (29 テレビ、その「弱さ」の克服(3)同上)
30 1年間の総括(2)1年間で学んだことを総括する小論文を書いてもらう。

3)小論文「テレビの弱さについて」

・この授業中、20分程度で書く。
・前期の受講を踏まえて、現時点で思うこと、解き明かしていきたいこと、疑問などを簡 潔に書く。
・400字原稿用紙1枚。約300字~400字で。最初の1行に適当なタイトルを書く。
・原稿用紙の右半分の上余白に、番号・名前・名前のふりがなを横書きで書く。
・終了時に回収、次回に講評する。

【参考】小論文のやっつけ方

1)構成を考える――起承転結 序破急 羅列……
2)下書きする――思いのままに書きなぐれ!
3)「バカか、こいつは?」と思いながら客観的に読み、直せ。そのうえで清書せよ。

テレビ、その「弱さ」の研究 レジュメ9──視聴者・他メディアに対する弱さ (2003-07-18) 2003-07-18


1)視聴者に対するテレビの「弱さ」

・テレビは、視聴者の声を「あまり聞いていない」

・テレビは、視聴者の声を「ものすごく気にする」

・特定の問題では異常に神経質(自主規制)

・NHK……みなさまのNHK

・民放……視聴率、スポンサーがらみのクレーム

2)他メディアに対するテレビの「弱さ」

・新聞……「系列」の問題、天下り、資本・人事関係、報道の力不足

・出版……ネタ元にする、出演者を調達する

・「もちつもたれつ」の側面

┌──────────────┐
│ 宴会は7月26日(土)18時~  │
│ 早稲田「かわうち」会費3000円。│
│ 詳しくは坂本サイトで       │
└──────────────┘

【日 時】 2003年7月26日(土)午後6時~(終わりはテキトー)
【場 所】 早稲田・かわうち @神楽坂ページのかわうち案内参照
【会 費】 3000円以下
【出 欠】 メールで、(1)氏名(2)学生番号(3)「出席または欠席のどちらか」を必ず連絡のこと。店の都合があるから遅くも22日までに。メールを出しにくい環境にある者は友人に託してもよいし、ハガキを出してもよい。
【その他】 この宴会に欠席したときは成績に影響はないが、出席したときは影響する場合がある。出欠の返事を寄こさない者は成績に影響する場合がある。この情報は友人にも伝えるように。

テレビ、その「弱さ」の研究 レジュメ8――民間放送局の弱さ (2003-07-11) 2003-07-11


1)民放の弱さ(3):系列

・民放の歴史は「東京キーのネットワーク拡充・整理の歴史」
  テレビ局はすべて「ローカル局」……基本
  正力松太郎がつけた社名に注意「日本テレビ放送網株式会社」
  田中角栄の「腸捻転解消」

・およその現状(数字はちと古いうえにテキトー)……収入の「構造」が異なる
  【分類】東京キー局/大阪準キー局/地方局
  【売上高】3000~2000億円以上/800~600億円/100~50億円以下
  【社員数】1000人以上/数百人以下/100人
  【自社制作率】10割/4割/2割

・およそのカネの流れ(たとえばこんな感じ)
【タイム収入】
キー局夜の1時間ドラマ。企業数社が数千万円~1億円近くを出す
→電通など広告会社が2~3割程度を取り、残りがキー局へ
→キー局は一般管理費、番組宣伝費、設備・技術料、ネットワーク料(地方局に配分する電波料)を差し引いた残り(番組制作費)で番組をつくる(2000~3000万円とか)
→地方局は、キー局の番組を流す対価としてネットワーク料を受け取る。
→制作プロダクションは、番組制作費から局の取り分やタレントギャラその他もろもろを引いた額で番組をつくる
【スポット収入】(こちらは番組制作費には回らない)
企業がカネを出す→電通が3割取る→残りをテレビ局が取る(15秒200~400万円とか)

・キー局支配が強まる例……背景に東京一極集中
  キーから地方への「天下り」/社名を「××テレビ朝日」に/系列ぐるみ取材/
  系列ぐるみイベント(期首期末特番)

・デジタル化(BSと地上波)で強まるキー局支配……地方局存亡の危機

┌──────────────┐
│ 宴会は7月26日(土)18時~  │
│ 早稲田「かわうち」会費3000円。│
│ 詳しくは坂本サイトで       │
└──────────────┘

テレビ、その「弱さ」の研究 レジュメ7――民間放送局の弱さ (2003-07-04) 2003-07-04


1)民放の弱さ(1):視聴率

キーワード=視聴率、関東地区平均世帯~、個人~、~三冠王、プライムとゴールデンと全日、タイムとスポット、GRP、ビデオリサーチ、視聴質

・民放=商業放送
・視聴率は民放テレビの原理
・視聴率が「来ない」と番組は潰れる
・視聴率をめぐる誤解……「視聴率至上主義」はテレビの俗悪化を招く?
・「一億総白痴化」(大宅壮一)

・視聴率に関する質問(ビデオリサーチ・サイトのFAQから)
視聴率調査とは?視聴率調査の目的は?
視聴率の調査方法は?
世帯視聴率とは?個人視聴率とは?
視聴率調査は日本全国で行っているんですか?-世帯視聴率調査地区- 
対象世帯の選び方は?-サンプリング手法(系統抽出法)- 
調査をお願いする期間はどのくらい?-対象世帯のローテーション- 
視聴率の誤差とは?-標本誤差-
視聴率の計算方法は?-世帯視聴率の計算方法-
視聴率の計算方法は?-個人視聴率の計算方法-
平均視聴率の計算方法は?
毎分視聴率とは?
1%は何世帯?-視聴率からの視聴世帯・人数の推定- 
視聴率調査関連の専門用語
BS放送(アナログ)、CS放送、独立UHF局、CATVの視聴率は?

2)民放の弱さ(2):スポンサー

・「主」(ぬし)=スポンサー大事の瑣末なことども
・主は番組にどこまで口を挟むか?
・民放の「本当の客」は誰なのか?
視聴率関連の専門用語(抜粋) http://www.videor.co.jp/rating/yogo/alpha.htm

視聴率
特定時間帯におけるテレビを見ている世帯(人)の割合。エリア内のテレビ所有世帯(人口)に対するテレビ視聴世帯数の割合で、「世帯視聴率」「個人視聴率」がある。

世帯視聴率
特定時間帯におけるテレビを見ている世帯の割合。エリア内のテレビ所有世帯に対するテレビ視聴世帯の割合で、一般に視聴率といった場合、この世帯視聴率を指す場合が多い。

視聴人数
特定エリア内の特定時間帯におけるテレビを見ている人の数。エリア内のテレビ所有世帯内のテレビ視聴家族(4歳以上)の総人数で、個人視聴率×エリア内テレビ所有総人口で求める。関東地区の場合、個人視聴率1%は38万8千人(’01年9月現在)。

視聴質
視聴率という量的な尺度に対して番組の質的な評価の指標として提起された。その定義は確立されていないが、一般的には誰が見ているか(視聴者構成)、どのように見ているか(ながら視聴など)、番組の内容はどうだったか(番組内容評価)、CMの内容表現はどうだったか(CMの質)の4つに分類される。

個人視聴率
時間別や番組別にテレビを見ている人の割合。視聴者を性・年齢別・職業別などに分けて使われている。調査方法は機械式(PM)・日記式がある。

三冠王 
全日、ゴールデンタイム、プライムタイムの3つの時間帯で局別世帯視聴率のトップを取ること。

ゴールデンタイム 
プライムタイムと呼ばれる19時~23時のうち、19時~22時の時間帯の俗称。

プライムタイム 
視聴率を時間区分別に見るときに使われる、1日のうちの特に視聴者の多い時間であることの多い19時~23時の時間帯の俗称。

全日(全日平均)
視聴率を時間区分別に見るときに使われる、1日の時間区分別視聴率のうちの6時~24時までの18時間の平均。

タイムCM
番組と一体で売買される時間枠の中に設定されるCM、提供CMとも言う。通常30秒以上で、提供枠の長さによってCMの量も異なる。
【関連用語→スポットCM】

スポットCM
テレビ局が定めたCM時間枠に放送されるCM。PT・SB・ガイドがある。

GRP
Gross Rating Point
延べ視聴率。期間中に提供したCMの視聴率の和。GRP=Reach×Frequency。

テレビ、その「弱さ」の研究 レジュメ6 ――特殊法人NHKの弱さ (2003-06-27) 2003-06-27


0)前回は突然の休講でごめんなさい

1)NHKの弱さ(1):予算・人事

前回取り上げたNHKと民放の違いを想起せよ。NHKは、NHKが局を新設するのであり、申請が殺到し一本化調整が必要ということはない。テレビが映る場所ではNHKも映る。だからコントロールの道具としての「免許」の意味は薄い。代わりにNHKが縛られているのが予算と人事である。

・放送法の意味(何をどう定めているか)
・人事 経営委員会→国会の同意のもと内閣総理大臣が任命
    会長→経営委員会が任命
    経営委員長による会長人事の私物化(住友銀行・磯田一郎と池田芳蔵会長)
    天下りの横行
・予算 総務大臣に提出
    総務大臣は意見を付けて国会に提出、承認
・NHKが政治や政府に弱いことを示す事件・実例を調べてみよう

2)NHKの弱さ(2):受信料

・NHKの経営の源泉「みなさまのNHK」
・NHKにおける受信料対策の重み
    例)のど自慢
・受信料の光と影(特殊性)
・メリット
「国営放送」でないといえる唯一最大の条件
    安定収入で「あまねく普及」「広範な受信対策」を可能に
視聴者によるチェック機能
・デメリット
    罰則がなく、支払い者と不払い者で不公平が発生
    とりっぱぐれが多い(取りやすいところからしか取っていない)
    高い
    多メディア多チャンネル化で「あまねく普及」の意味合いが薄れた
・受信料はどうあるべきか、周囲の意見を集め、自分なりの考えをまとめてみよう。

放送法 http://www.houko.com/00/01/S25/132.HTM#top

【目次】
第1章 総 則 (第1条~第2条の2)
第1章の2 放送番組の編集等に関する通則 (第3条~第6条の2)
第2章 日本放送協会 (第7条~第50条)
第2章の2 放送大学学園 (第50条の2~第50条の4)
第3章 一般放送事業者 (第51条~第52条の8)
第3章の2 受託放送事業者 (第52条の9~第52条の12)
第3章の3 委託放送事業者 (第52条の13~第52条の28)
第4章 放送番組センター (第53条~第53条の7)
第5章 雑 則 (第53条の8~第53条の13)
第6章 罰 則 (第54条~第59条)

  昭和25・5・2・法律132号  
改正平成7     法律 92号  
改正平成9・5・21・法律 57号--
改正平成9・5・21・法律 58号--
改正平成9・6・24・法律103号--
改正平成10・6・3・法律 88号--
改正平成11・5・28・法律 58号--
改正平成11・12・22・法律160号--
改正平成11・12・22・法律160号--
改正平成12・5・31・法律 91号--
改正平成13・6・29・法律 80号--
改正平成13・6・29・法律 85号--
改正平成13・11・28・法律129号--
改正平成14・6・12・法律 65号--
改正平成14・12・6・法律134号(未)(施行=平16年4月1日)
改正平成14・12・13・法律156号(未)(施行=平15年10月1日)
改正平成14・12・13・法律161号(未)(施行=平15年10月1日)

第2章 日本放送協会

(目的)
第7条 協会は、公共の福祉のために、あまねく日本全国において受信できるように豊かで、かつ、良い放送番組による国内放送を行い又は当該放送番組を委託して放送させるとともに、放送及びその受信の進歩発達に必要な業務を行い、あわせて国際放送及び委託協会国際放送業務を行うことを目的とする。

(経営委員会の設置及び権限)
第13条 協会に経営委員会を置く。
2 経営委員会は、協会の経営方針その他その業務の運営に関する重要事項を決定する権限と責任を有する。

第14条 次の事項は、経営委員会の議決を経なければならない。ただし、経営委員会が軽微と認めた事項については、この限りでない。
1.収支予算、事業計画及び資金計画
2.収支決算
3.放送局の設置計画並びに放送局の開設、休止及び廃止
4.委託国内放送業務及び委託協会国際放送業務の開始、休止及び廃止
5.第3条の3第1項に規定する番組基準及び放送番組の編集に関する基本計画
6.定款の変更
7.第32条の受信契約の条項及び受信科の免除の基準
8.放送債券の発行及び借入金の借入
9.土地の信託
10.第9条の3第1項に規定する基準
11.事業の管理及び業務の執行に関する規程
12.役員の報酬、退職金及び交際費(いかなる名目によるかを問わずこれに類するものを含む。)
13.その他経営委員会が特に必要と認めた事項

(委員の任命)
第16条 委員は、公共の福祉に関し公正な判断をすることができ、広い経験と知識を有する者のうちから、両議院の同意を得て、内閣総理大臣が任命する。この場合において、その選任については、教育、文化、科学、産業その他の各分野が公平に代表されることを考慮しなければならない。

(退職)
第18条 委員は、第16条第3項後段の規定による両議院の同意が得られなかつたときは、当然退職するものとする。

(罷免)
第19条 内閣総理大臣は、委員が第16条第4項各号の一に該当するに至つたときは、これを罷免しなければならない。

第20条 内閣総理大臣は、委員が心身の故障のため職務の執行ができないと認めるとき、又は委員に職務上の義務違反その他委員たるに適しない非行があると認めるときは、両議院の同意を得て、これを罷免することができる。この場合において各議院は、その院の定めるところにより、当該委員に弁明の機会を与えなければならない。2 内閣総理大臣は、委員のうち5人以上が同一の政党に属することとなつたときは、同一の政党に属する者が4人になるように、両議院の同意を得て、委員を罷免するものとする。

第27条 会長は、経営委員会が任命する。2 前項の任命に当つては、経営委員会は、委員9人以上の多数による議決によらなければならない。3 副会長及び理事は、経営委員会の同意を得て、会長が任命する。4 監事は、経営委員会が任命する。5 会長、副会長、理事及び監事の任命については、第16条第4項の規定を準用する。この場合において同項第6号中「放送事業者(受託放送事業者を除く。)、電気通信役務利用放送事業者若しくは新聞社」とあるのは「新聞社」と、「10分の1以上を有する者」とあるのは「10分の1以上を有する者(任命の日以前1年間においてこれらに該当した者を含む。)」と、同項第7号中「役員」とあるのは「役員(任命の日以前1年間においてこれらに該当した者を含む。)」とそれぞれ読み替えるものとする

(受信契約及び受信料)
第32条 協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送(音声その他の音響を送る放送であつて、テレビジョン放送及び多重放送に該当しないものをいう。)若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置した者については、この限りでない。2 協会は、あらかじめ総務大臣の認可を受けた基準によるのでなければ、前項本文の規定により契約を締結した者から徴収する受信科を免除してはならない。《改正》平11法1603 協会は、第1項の契約の条項については、あらかじめ総務大臣の認可を受けなければならない。これを変更しようとするときも同様とする。

(収支予算、事業計画及び資金計画)
第37条 協会は、毎事業年度の収支予算、事業計画及び資金計画を作成し、総務大臣に提出しなければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。《改正》平11法1602 総務大臣が前項の収支予算、事業計画及び資金計画を受理したときは、これを検討して意見を附し、内閣を経て国会に提出し、その承認を受けなければならない。《改正》平11法1603 前項の収支予算、事業計画及び資金計画に同項の規定によりこれを変更すべき旨の意見が附してあるときは、国会の委員会は、協会の意見を徴するものとする。4 第32条第1項本文の規定により契約を締結した者から徴収する受信科の月額は、国会が、第1項の収支予算を承認することによつて、定める。

テレビ、その「弱さ」の研究 レジュメ4──「制度としての放送」の弱さ (2003-05-30) 2003-05-30


1)「制度としての放送」の弱さ(官優位システム)


放送は、大規模な送信システムが必要、多数の受信機(の生産システム)が必要、支配・統治の道具として非常に有効などの理由により、国がシステム構築に初めから関与する。

・正確にいえば、最初の技術を開発、局の設立、受信機の製造販売は民間。十分使えるとなった段階で、国・政府が乗り出す
・米・英・日の「放送の歴史」(ある段階までラジオの歴史)を比較検討してみよう
・国内最大の放送局が「国営でない」国がどのくらいあるか調べてみよう

2)日本の放送導入小史

1925年
社団法人東京放送局が初のラジオ放送。大阪放送局・名古屋放送局が続く
放送の機能は「文化を国民に均分」「慰安によって家庭生活を革新」「国民の教養を養う」「経済機能を敏活にする」
1926年
逓信省指導下に3放送局が統合され、日本放送協会が誕生
放送を規律するのは「無線電信法」(さらに逓信省令「放送用私設無線電話規則」、「放送用私設無線電話監督事務処理細則」)

この段階のラジオの位置づけは、
逓信省(政府)→無線電信法(電報や電話など公衆電信を政府の一元管理統制下に)→ラジオ放送(公衆電信の一つという位置づけ)→実際の担当はNHK(独占)

・国営放送でないかたちでNHKを官僚統制下においた狙いを考えてみよう
・放送の歴史と戦争の歴史を重ね合わせ、気がつくことをまとめてみよう
 (表づくりが極めて有効。左に放送史・右に戦争史を書き、関連を探れ)

3)戦後の放送改革小史

1950年 電波三法(電波、放送、電波監理委員会設置) 特殊法人日本放送協会が発足
1951年 正力松太郎「日本テレビ放送網」構想
1952年 電波監理委が日本テレビに予備免許を出し、廃止
1953年 2月にNHK、8月に日本テレビが放送開始

・「アメリカ(GHQ)が民主化を強く要請・主導→その体制がスタート→ひっくり返る(修正)」のパターンは、昭和20年代のあらゆるものに見られる。30個ほど挙げてみよ
・「逆コース」といわれたその修正の理由を考えてみよう

テレビ、その「弱さ」の研究 レジュメ3──テレビの原理 (2003-05-23) 2003-05-23


1)テレビとは何か(2)

たとえばこんな定義:見えるものと聞こえるもの(映像と音声)を電気信号に変換し、家庭などに送って、映像と音声を復元し再生するシステム。

2)テレビの原理

別紙資料参照(言葉→カメラ 光電素子 撮像管 電子銃 走査 同期)

・見えるものを、カメラでとらえるところまでは、写真や映画と同じ。→3)へ
・聞こえるものを、マイクでとらえるところまでは、ラジオやテレコと同じ。

違うのは、
a)とらえたものを電気信号に変換すること。→4)へ
b)変換後の電気信号を電波やケーブルで送ること。→大規模な送信システムが必要
c)送られた側で復元・再生すること。→受信機が必要

3)カメラでとらえる

カメラの原理(言葉→ピンホール レンズ 像を結ぶ 感光 像を定着 現像・紙焼き)

・カメラ映像の「意味」→映す対象を表現すると同時に、自らの位置・機能を表出する
・カメラでとらえることのメリット(もたらされるもの)は何か?
・カメラでとらえることのデメリット(失われるもの)は何か?←テレビの弱さ

4)電気信号に変換

・見えるものを電気信号に変換することのメリット(もたらされるもの)は何か?
・見えるものを電気信号に変換することのデメリット(失われるもの)は何か?
 ↑テレビの弱さ

5)練習

・「映像」で表現できないものを、何でもよいから100個考え出せ。
   例)真っ暗な洞窟の中の様子、小泉純一郎が考えていること

テレビ、その「弱さ」の研究 レジュメ2──テレビとは何か (2003-05-08) 2003-05-08


1)坂本 衛の連絡先≪補足≫

住所 ××××

2)念押し

    ┌───────────────────────┐
重要→│必ず専用のノートをつくり、逐一メモを取ること。     │
    │このノートは、年末に提出を求める。            │
    └───────────────────────┘

3)小論文「テレビの弱さについて」

・この授業中、冒頭の20分程度で書く。
・現時点で思うこと、解き明かしていきたいこと、疑問などを簡潔に書く。
・400字原稿用紙1枚。約300字~400字で。最初の1行に適当なタイトルを書く。
・原稿用紙の右半分の上余白に、番号・名前・名前のふりがなを横書きで書く。
 ↑こう書いてもこの通りにしない学生が、10人に1人くらいいるのは、なんでだ?
・終了時に回収、次回に講評する。

4)テレビとは何か(1)

映像を伝送するテレビメディアの特質を考え、それゆえに内在する「弱さ」を見る。

・テレビとは何か。小1の子どもにわかるように、あるいはアフリカのピグミー族の子どもにわかるように、説明してみよう。

・テレビとは何か。その定義を集めてみよう。
例)テレビジョン【television】①画像を電気信号に変換し、電波・ケーブルなどで送り、画像に再生する放送・通信の方式。②テレビジョン1の画像を再生する装置。テレビジョン受像機。テレビジョン受信機。テレビ。(以上「広辞苑」第四版)

・テレビとは何か。似たものと、あるいは似てないものと比べてみよう。比べるときは表を作るとたいへん役立つ。
例)テレビと映画、テレビとラジオ、テレビとパソコン、テレビと電話、テレビと新聞、テレビと冷蔵庫、テレビと時計、テレビとトイレ、テレビとキャベツ、テレビと……

テレビ、その「弱さ」の研究 レジュメ1──授業のねらいなど (2003-04-18) 2003-04-18


1)坂本 衛の自己紹介

坂本 衛(さかもと・まもる)
-----------------------------------
ジャーナリスト/「GALAC」編集長

1958年5月16日、東京生まれ。牡牛座。O型。早稲田大学政治経済学部政治学科を中退。在学中から週刊誌、月刊誌などで取材執筆活動を開始。放送批評懇談会会員。東京・神楽坂に在住。妻1子2。

ホームページ すべてを疑え!! MAMO's Site
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/mamos/index.htm

詳しくはホームページの「Who?」を見よ。

2)坂本の連絡先

どんなことでもメールで ×××××
(mamos@m13.alpha-net.ne.jpは使わないように。緊急時のみ電話×××××へ)

3)授業のねらいな

別紙シラバスを参照。
    ┌───────────────────────┐
重要→│必ず専用のノートをつくり、逐一メモを取ること。     │
    │このノートは、年末に提出を求める。            │
    └───────────────────────┘

4)学生の自己紹介 

人数に応じて、なりゆき。

5)その他

受講票(水色の小さな紙)を提出のこと。

表紙(最新ページ)へ

月めくり

≪≪ 2017-04 ≫≫
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

年月別の記事

内容別の記事

3.11巨大地震発生から

最近の記事10

最近のコメント10

主宰者から

日本大学藝術学部放送学科

●このブログは、日本大学藝術学部(日芸またはNGと略)放送学科の授業の一環として設置しています。もちろん学外の方も自由に閲覧やコメントしていただけます。学生らの活動を厳しく、ただし温かく見守っていただければ幸いです。学生には「ブログ炎上も授業のうち」といってあります。

●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)