テレビ報道を考える!! 日本大学 藝術学部 放送学科 「放送特殊研究V」ブログ

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開設:2006-05-25 (通年 4単位 3年以上 選択 江古田校舎 放送学科専門科目)

日本大学藝術学部放送学科「放送特殊研究V」(担当講師/坂本 衛)のブログ。2017年度のテーマは「放送・報道における日本語表現の研究」です。

児童被害事件について(5月29日  9時AM とくダネ ) 2006-05-30

ここ数年のうちに 児童虐待のニュースが絶えない。

学校の登下校や子供達だけでの遊びは、子供の親達からすれば、さぞ心配であろう。

今日のとくダネでは、このような物騒な世の中で子供達が遊ぶ安全な場所はあるのか?という特集をしていた。

近頃では、公園も危ないというので、親達は子供をどこで遊ばせればいいのか悩む。

そこで、デパートの中に設けた、有料ではあるが児童が遊べる安全な場所を紹介していた。親が買い物している間、子供達は安全に遊ぶことが出来る、というのである。

今の世の中、いつ自分のかわいい子供が誰かに連れ去られるかわからない・・・そう思うと、お金を出しても安全なほうがいいのかもしれない。そう思いながら私はこの特集を見ていた。

しかし、その特集のVTRでは、メリットだけではなく、デメリットも紹介していた。
デメリットは、公園の利用が減る、お金を払ってまで遊ぶのは変だ、という意見があった。

あぁ、なるほどなー、と思う反面、デメリットを紹介する必要はあるのか?と思った。
物騒な世の中、こういう方法もありますよ、と安全に遊べる方法を紹介しているだけなのに、デメリットを言われると、結局一番いい方法はじゃあ何?ということになってしまう。
視聴者で有料でも仕方ないのか?と悩んでいる人が デメリットを聞くと、やっぱりどうすればいいのか分からない。と振り出しに戻るだろう。
この特集については、一つの安全な方法を紹介するだけのほうが視聴者にとって理解しやすいのではないだろうか。

                     高畑 匠子
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●ブログ開設は2006年ですが、1999年からマスコミ演習、マスコミII、放送特殊研究Vといった授業を担当しており、2005年以前のレジュメなど古いものも置いてあります。(坂本 衛)